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【ミドルウェア】Chainlink/LINKとは?将来性・購入方法

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Chainlink/LINKは、時価総額第9位でポピュラーなアルトコインです。

有名どころとは言え、Chainlink/LINKがどんな暗号資産(仮想通貨)なのかご存じですか?

大手金融機関と一緒に実証試験、2021年初から短期間で約3倍に急騰が話題となっており、将来性のあるプロジェクトなら長期保有を検討したいですね。

今回は初心者向けに「Chainlink/LINKの基本情報。将来性・購入方法」を分かりやすく徹底解説します。

Chainlink/LINKとは?

Chainalinkとは、スマートコントラクト社によって設立されたプロジェクトです。

Chainlinkは国際銀行送金や、暗号資産(仮想通貨)と現物資産など異なる市場や金融商品の移動・交換をより快適に、利便性の向上を図るのが大きな目的です

例えば、国際銀行送金では中継銀行を介して、国内外の銀行口座と資金のやり取りを現在は行っています。

現在では、時間もコストも高いので、Chainlinkは分散型ネットワークを用いて課題を解決します。

Chainlinkの活躍するシーンは、国際銀行送金を含む、様々な市場とプラットフォームを中継する「ミドルウェア」です。

ビットコインと比較して、異なる市場や国との資金移動を可能にする点では同じですが、ミドルウェアとして別のプラットフォームと中継できる幅の広さに決定てきな違いがあります。

Chainlink/LINKはスマートコントラクトと外部情報を繋ぐ働きをしますが、活用シーンを公式では44通り発表しました。ざっと例を挙げると以下の通りです。

【Bank Payments】SWIFT/HSBC/CHASE/citi
【Market Date】NYSE/Bloomberg
【Web APIs】API
【Other Blockchains】他のブロックチェーン/暗号資産(仮想通貨)
【Retail Payments】PayPal/VISA/Master

送金以外にも、企業のデーターベースや、行政、AIなど様々な情報を繋ぐ役割としてCainlinkは設計されています。

例えば、スマートコントラクトとIoTの技術を用いて合理的な自動車保険を作るなど、あらゆるシーンへChainlinkが介入する事で利便性の向上や、より質の高い新しいサービスの開発が可能です。

Chainlink/LINKの基本情報

Chainlink/LINKの基本情報 
Chainlink/LINKの価格2117.69円
一日の出来高約3000億円
マーケットドミナンス0.85%
市場ランキング第9位
時価総額約2兆円
直近1年間の高安値155.83円/2441.71円
発行上限10憶LINK

※価格等の情報は2021年1月21日時点のCoinMarketCapによる

Chainlink/LINKの基本情報を見てみましょう。
冒頭でも触れましたが、Chainlink/LINKは暗号資産(仮想通貨)市場で9番目となる市場規模のアルトコインです。

発行枚数は比較的多く、10億枚になります。
発行枚数の多さから希少価値が下がる可能性が示唆されますが、前述した44通りの活用シーンを考えると希少価値低下の心配はないように考えられます。

なぜなら、Chainlinkのトークンであり、私たちが取引所で購入できるLINK(リンク)は、今後のChainlinkプロジェクトで実施される分散型ネットワーク(オラクル)で使われるからです。

例えば、送金手段にオラクルを使う場合、担保としてLINKを使います。また、専用のオラクルを作成する為の支払い手段として交換されるのもLINKです。

つまり、今後の事業展開や分散型ネットワークの発展に伴い、トークンであるLINKの需要が高まります。

Chainlink/LINKの将来性

Chainlink/LINKの将来性は、幸先が良い状態だと考えられます。

なぜなら、現行の金融機関と提携し、実証試験まで行われているからです。

2016年、国際銀行間通信協会(SWIFT)とSibos(サイボス、国際的な金融機関の会議)にてChainlinkを使用した実証試験を行いました。

スマートコントラクトを用いて債券売買および配当付与の処理が行われ、かなり実用段階に近づいている印象です。

SWIFTと言えば、私たちトレーダーにも身近な存在であり、私自身、海外の証券口座へ資金移動する際はSWIFTコードを使います。

1週間程度が着金までの日数であり、Chainlinkが発展した将来では、よりスピーディかつ安全に異国間の資金移動が可能になるでしょう。

前述した、44通りの活用シーンでChainlinkの実用化が進めば、トークンとしてLINKの価値が上がる事も考えられ、先行きの明るい将来性が期待できるでしょう。

Chainlink/LINKは今後上がるのか?

ここまでChainlink/LINKの基本情報、プロジェクトと実証試験に関する技術面を中心にお届けしました。

次は、投資家・トレーダー向けに「Chainlink/LINKは今後上がるのか?」価格が上がる見通しについて触れたいと思います。

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Chainlink/LINKの取引が最も多いのは対USDTです。

上記は世界最大手の取引所Binance(バイナンス)によるLINK/USDT週足チャート。大きなドローダウンはあるものの、長期的に見ると右肩上がり、ドローダウン以上の価格高騰が続いています。

したがって、結論としては、Chainlink/LINKは長期保有、長期投資の対象として魅力的だと言えるでしょう。

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他のアルトコインと比較して、Chainlink/LINKは「底堅い価格対帯をキチンと形成している」といった印象を受けます。

史上最高値を更新すると、ドローダウンが発生するものの一定の価格帯で安値を付け、何度も同じ価格帯で買い支えが確認できます。

出来高を見ると、急落時には大きな出来高を伴っている事も分析可能です。しかし、複数回にわたる買い支えはやがて、次の史上最高値を更新する急騰相場を生んでいます。

chainlink-how-to-buy-32021年現在では、年初から大きく上がり史上最高値を更新しました。

したがって、今後上がる可能性は高いですが、今から買うとなると後発組となります。

したがって、Chainlink/LINKが過去に見せた、中期的な底値で買われる展開を待ちたいと多くの市場参加者が考えるはず。

chainlink-how-to-buy-4買い支えポイントとしては、過去の高値を抜け、再度同じ価格帯に来た時に見られるレジスタンス&サポートラインの性質を参考に予想します。

とは言え、Chainlink/LINKは過去の高値より上の水準で買い支え水準が形成されてきました。

参考となりそうなテクニカルツールとしてRSI(総体力指数)が役立つでしょう。

14期間の終値を使ったデフォルト値でも、日足チャートではRSI30%以下の水準に到達した際、未来の買い支え水準と同じになる性質が確認できます。

Chainlink/LINKの長期保有を検討する際の参考として活用できそうです。

【ビットコインFX】RSIとは?基本設定とシグナルをチャートで実践解説。

Chainlink/LINKの購入方法

Chainlink/LINKを購入する場合は、2021年現在だと「海外の取引所」で購入できます。

2021年現在では国内取引所でChainlink/LINKの取り扱いはなく、海外取引所でも支持の高いBinanceで購入されるのが一般的となります。

Chainlink/LINK購入手順の流れは以下の通りです。

  1. bitFlyerCoinCheckなどで送金する暗号資産(仮想通貨)を購入
  2. Binanceへ購入した暗号資産(仮想通貨)を送金
  3. 送金した暗号資産(仮想通貨)でPolkadot/DOTを購入

Chainlink/LINKはBTC、ETH、USDTとの取引が可能です。

また、業界最大手のBinanceはマイナーなアルトコインも幅広く取り扱っており、暗号資産(仮想通貨)の投資を検討される場合は定番の取引所になります。

一時期、流行をBinanceのネームブランドを悪用した偽サイトが話題となりました。初めて利用される方は、公式のリンクをアカウント作成の際は使いましょう。

【最大手】海外取引所Binanceの公式サイトへ

Chainlink/LINK まとめ

今回は「【ミドルウェア】Chainlink/LINKとは?将来性・購入方法」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • Chainlink/LINKとは、様々な市場・ブロックチェーンを使うミドルウェア
  • 国際銀行間通信協会(SWIFT)と提携し、実証試験済み
  • Chainlinkの分散型ネットワーク(オラクル)を使うのにLINKトークンが使用

マイナーなアルトコインでは、ICOで多額の資金調達をしても、プロジェクトの進行がなく、開発チームが解散する事例もあります。

一方で、Chainlinkは実証試験まで早い段階で行っており、実体の見えるプロジェクトが評価できます。今後の価格上昇を含めて、Chainlink/LINKに期待しましょう。

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この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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