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オプション取引とは?仕組みや種類・メリット・デメリットを解説

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✔ 投資などでお金を増やしたい方
✔ お金に困らない生活を送りたい方
✔ 不労所得を得たい方

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この記事を読んでほしい人
✔ オプション取引について知りたい方
✔ オプション取引の特徴やメリット・デメリットを知りたい方
✔ デイトレードが得意な方

オプション取引に興味があるけど、何を取引していてどんな取引方法なのか分からない・・」、このようにオプション取引について、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

オプション取引は、先物取引と似ている仕組みで一部共通点もあります。しかし、取扱商品などが異なっています。また、株式投資やFXとは大きく違う仕組みです。

そこで今回は、オプション取引を始めたい方に向けて、オプション取引とは何か意味や特徴をはじめ、メリットとデメリットなどについても解説していきます。

この記事の要約
  • オプション取引とは、日経225などの指数を将来のある時期に売買する権利を取引する金融商品
  • オプション取引には、4種類の注文方法がある
  • オプション取引のメリットは、レバレッジ、売りポジションがとれる、取引のバリエーションが豊富
  • オプション取引投資のデメリットは、少額資金で大きな利益を狙える反面、大きな損失も被るリスクがある

オプション取引とは

オプション取引とは、日経225などの指数を将来のある時期に売買する権利を、取引する金融商品になります。

先物取引と似た仕組みで、将来に権利を行使するという点で共通しています。

しかし、プットオプションなど注文方法など、株式投資などとは異なる仕組みがあるため、基本的な仕組みを分かりやすく解説していきます。

オプション取引とは権利を売買

前述でも簡単に解説しましたが、オプション取引とは商品の権利を将来のある時期までに行使する取引です。

たとえば、

  1. 現在価格100円の指数を、1年後に購入する権利を購入します。
  2. そして1年後に予定通り権利を購入し、その時に200円まで値上がりしていました。
  3. 1度購入した100円の権利を、この時点で売却すれば100円の差益を得ることができます。

これがオプション取引で利益を得る仕組みであり、基本的な考え方です。

注意しなければいけないのは、商品自体を売買していない点と将来の売買に関する取引という特徴です。

オプション取引の注文方法

オプション取引には、4種類の注文方法があります。

コールオプション、買い権利行使価格(いくらで売買する権利のこと)で買いポジションを取る注文
コールオプション、売り権利行使価格で売りポジションを取る注文
プットオプション、買い権利行使価格で売る権利について、買いポジションを取る注文
プットオプション、売り権利行使価格で売る権利について、売りポジションを取る注文

オプション取引の大きな特徴であり、株式投資などとも異なる仕組みでもあるのが上記の4ポジションです。

簡単に説明しますと、権利を買いと売りどちらのポジションで、注文を行うかということを、コールプットという用語で表しています。

そして、プットオプションの場合は、売りの権利を買い・売りどちらにするかという注文となり、ややこしいかと思います。

最初のうちは、コールオプションから覚えるのがおすすめです。

オプション取引投資のメリット

オプション取引は、証拠金取引のためレバレッジを掛けることができたり、売りポジションをとることができたりと、取引のバリエーションが豊富です。

そこで、ここではオプション取引のメリットについて、いくつかご紹介していきます。

メリット1 注文方法が豊富なこと

オプション取引のメリット1つ目は、注文方法が豊富なことです。特にプットオプションは少々複雑ですが、慣れれば取引の幅が広がります。

たとえばプットオプションの買いとは、以下のような取引の流れとなります。

例:1枚100円の指数を売るための権利があるとします。この権利の買いポジションが、「プットオプションの買い」です。

  1. 100円で売る権利を1年後に購入する注文を出します。
  2. そして1年後に10円まで値下がりしていた場合、その値段で購入します。
  3. 更に前述の権利を行使して、100円で売却すると90円の差益です。

このように買いポジションでありながら、下落相場で利益を得られる注文方法も取ることができます。

メリット2 損失に関するルールが買いに関して限定

オプション取引のメリット2つ目は、損失に関するルールが買いに関して限定となっている点です。

株式投資の信用取引の場合は、買いと売りどちらにしても損失が発生すれば、損失額に制限はありません。

しかし、オプション取引の場合は、買いポジションの場合に支払った手数料(プレミアム)以上の損失とならない仕組みです。

そのため、買いポジションから取引を始める場合は、リスクを想定できます

メリット3 レバレッジを掛けた取引

オプション取引のメリット3つ目は、レバレッジを掛けた取引となっている点です。

市場価格とよりも権利行使価格(ポジションを保有するために必要な資金)の方が小さいため、少ない資金で大きな利益を狙うことができます。

ただし、FXなどと違い、レバレッジ倍率を指定して取引するわけではないので、仕組みの違いについて理解しておきましょう。

オプション取引投資のデメリット

オプション取引は、少額資金で大きな利益を狙える反面、大きな損失も被るリスクがあります。

他にもいくつかデメリットがあるので、メリットと共に覚えておきましょう。

デメリット1 期日がある

オプション取引のデメリット1つ目は、期日があるところです。先物取引と同様に権利に期日があるため、その期間中に売買を完了させなければいけません。

ですので、もう1日・1週間ポジション保有していれば更に利益を伸ばせると見込んでも、期日内でなければ狙った利益を得ることはできない仕組みです。

期日も意識して売買戦略を立てることが、思わぬ利益獲得の機会を逃すポイントとなります。

デメリット2 長期間保有で損失額が増えるリスクもある

オプション取引のデメリット2つ目は、ポジションによっては長期間保有していることで損失額が増えるリスクもあることです。

コールオプションとプットオプションの売りは、どちらも手数料(プレミアム)分以上に利益が出ない仕組みで、尚且つ損失に制限がありません。

つまり、売り手側にとっては、リスクの多い取引といえるでしょう。

そのため取引を始める前に4つのポジションがどのように推移していくのか、仕組みを理解しておくことが必要です。

デメリット3 デイトレード向き

オプション取引のデメリット3つ目は、主にデイトレード向きのため常に取引画面に注視しておける環境が必要なことです。

短期的に価格変動しやすく、レバレッジ効果もあるため短期間に大きな損失を招くリスクがあります。

ですので、基本的にデイトレード・専業トレード向きの金融商品です。

中長期保有が得意な方や、日中は仕事で忙しい方はオプション取引が合わない可能性もあるため、事前に取引環境を確認しておきましょう。

こんな人におすすめの投資です

オプション取引は、以下のような方や考え方の場合におすすめの投資です。

  • デイトレードが得意
  • 専業トレーダー
  • リスクをとってでも大きな利益を狙いたい
  • 空売りなどどちらのトレンドでも取引を行いたい

基本的にリスクを取ることに対してストレスを感じない方や、デイトレードが得意な方におすすめといえるでしょう。

一方でこんな人におすすめできない投資

一方で以下のような方や、考え方の場合におすすめできません。

  • 中長期保有による取引を考えている方、もしくは得意としている方
  • 兼業トレーダーとして時々しか取引画面を確認できない
  • リスクをなるべく抑えた取引を行いたい
  • 余裕資金が少なく大きな損失は避けたい

このようにハイリスクを避けたい方や、取引に集中できる時間が少ない方はオプション取引以外の投資を検討するのがおすすめです。

オプション取引投資の始め方

オプション取引は、基本的にネット証券会社で口座開設して、取引を始めるのが一般的です。それでは、以下に口座開設から取引を始めるところまで解説します。

  1. 証券会社にて総合口座開設手続きを行う
  2. 先物・オプション取引口座開設手続きを進める
  3. 口座開設後に入金手続き、反映されるまで待つ
  4. 入金が反映されたら、新規注文を発注(コールオプションやプットオプションから選ぶ)
  5. 満期日もしくは満期日までのどこかで決済注文を入れる
  6. 決済が完了した時点で1取引が終了、利益や損失が確定
  7. 4番の作業から繰り返す

オプション取引投資を始めるおすすめ比較

オプション取引は、証券会社にて取り扱っているため店舗型証券会社かネット証券会社のどちらかで口座開設を行います。

そこで、2つの方法について、オプション取引を始めるメリットとデメリットを簡単にまとめます。

ネット証券会社口座開設手続きから取引まで自宅で可能。
また、チャートも見ながら取引できる。
店舗型証券会社担当者から説明を受けながら口座開設できるが、スピーディな取引が難しい。取引手数料も高めに設定していることが多い。

このように、オプション取引を始める場合も、ネット証券会社がおすすめです。

オプション取引とは商品の権利を売買する取引のこと

 

この記事のまとめ
  • オプション取引とは、日経225などの指数を将来のある時期に売買する権利を取引する金融商品
  • オプション取引には、4種類の注文方法がある
  • オプション取引のメリットは、レバレッジ、売りポジションがとれる、取引のバリエーションが豊富
  • オプション取引投資のデメリットは、少額資金で大きな利益を狙える反面、大きな損失も被るリスクがある

オプション取引は、商品自体を売買するのではなく、将来の権利を売買して満期日までに行使することで利益を得る投資です。

そのため、投資初心者や株式投資のみを行ってきた方にとって、分かりにくい内容といえるでしょう。しかし仕組みを理解できれば、多種多様な投資戦略を立てられます。

集中して取引ができる環境やハイリスクも許容できる場合は、オプション取引をご検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
HAKUU(ハク)のライター名で、ホームページの運営サポートを経て、暗号資産のライターとして活動。暗号資産の積み立てを2020年より開始し、順調に堅実な資産運用を行っている。
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