仮想通貨の今後

デフレ通貨としての暗号資産(仮想通貨)とは?なぜデフレ通貨と呼ばれ注目されるのか?

デフレ通貨

暗号資産(仮想通貨)がいわゆる「デフレ通貨」として注目されているのをご存知でしょうか?

この記事では、ビットコインをはじめとした暗号資産(仮想通貨)が

「なぜデフレ通貨と呼ばれるのか」

を暗号資産(仮想通貨)の仕様や仕組みと一緒に解説していきたいと思います。

この記事を読んでデフレ通貨とは何なのか、なぜ価値が上がると言えるのかを理解した上で、初めての方も経験者の方も暗号資産(仮想通貨)への投資を始めてみてもらいたいと思います。

デフレとは

まず、「デフレ」とは何か簡単に説明します。

デフレとは物価が下落し続け、通貨の価値が上昇していく経済現象のこと

このデフレにおける「通貨の価値が上昇していく」ことに焦点あてて、次の項目からデフレ通貨の価格上昇の原理を探ります。

なぜ通貨の価格が上がるのか

デフレを理解していくうえでこの部分を理解することが大切です。

需要(買いたいと思っている人の数)と供給(売りたいと思っている人の数)のバランスで説明ができます。

10個しかないリンゴを5人が欲しいと思っているときは、価格は一定(比較的に安価)に落ち着きます。

一方で、10個しかないリンゴを100人が欲しいと思っているときは、価格がどんどんと上がっていきます。

これが、デフレ通貨の価格が上昇する仕組みなのです。

つまり、需要が供給を上回ることがデフレ通貨の価値が上昇するポイントです。

暗号資産(仮想通貨)のデフレ通貨とは

通貨発行枚数の上限が設定され、デフレを前提として発行された通貨のことを「デフレ通貨」と言います。

法定通貨とは異なり、経済情勢に併せて発行枚数が調整されることがありません。

ビットコインはまさしくその代表で、後述する内容からも近年の価格の上昇が頷けます。

暗号資産(仮想通貨)の総発行数との関係

デフレ通貨は通貨の発行枚数の上限により、定められた以上の通貨は発行されません。

これにより、通貨の供給量が制限され通貨の価値はその供給量が増えるに連れ高くなるのです。そして、この重要な供給を担うのがマイニングと呼ばれる通貨の発掘です。

マイニングとの関係

マイニングとは膨大な計算処理によって取引記録を検証し通貨を発掘することです。かかる時間は各通貨毎に異なりますが、ビットコインの場合だと約10分です。

また、通貨の発行には半減期が設けてあり、一定の期間毎にマイニングできる量は減っていきます。

決められた総発行数の中でも供給量は安定し、デフレ通貨はその発行の上限に近づくに連れてその価値を上昇させるのです。

デフレ通貨とインフレ通貨との違い

インフレ通貨は法定通貨及び発行枚数に上限のない暗号資産(仮想通貨)を指します。

インフレ通貨の場合、発行の上限がない故に発行が多くなると価値が下落する可能性があります。一方で、デフレ通貨はインフレ通貨と違って発行の増加が価値の下落にはほとんどつながりません。

デフレ通貨タイプの暗号資産(仮想通貨)

上記においてビットコイン(以下BTC)が「デフレ通貨」であると説明しました。併せてBTC以外のデフレ通貨である暗号資産(仮想通貨)も3つほど紹介させて頂きます。

基本的には、発行上限枚数がある通貨が、デフレ通貨に該当します。一つずつ見ていきましょう。

デフレ通貨1:「ビットコインキャッシュ」

ビットコインキャッシュ(以下BCH)はBTCのハードフォークにより誕生した暗号資産(仮想通貨)です。BTCと仕様は同じで、「発行上限は約2100万枚」、「4年に一度半減期が訪れる」とされています。

BTCと異なる点はその取引記録を保存するブロックサイズの容量です。これがBTCの1MBに対してBCHは8MBとなっており、より多くの取引を処理できます。

デフレ通貨2:「ライトコイン」

ライトコイン(以下LTC)はBTCのソースコードを基に発行された暗号資産(仮想通貨)で、「発行上限枚数はBTCの4倍の8400万枚」です。「半減期は同様に4年毎」です。

4倍のブロック生成速度とSegwitを利用した取引データの圧縮で迅速な取引処理を可能にした通貨です。

デフレ通貨3:「リップル」

リップル(以下XRP)は国際送金を行うことを目的として、Ripple社によって発行された暗号資産(仮想通貨)です。

既に総数1000億XRPの発行を終え、これ以上発行されることはありません。BTCと異なるのは供給量の調整はRipple社によるXRPのロックアップによることです。

また、XRPは利用されると手数料として僅かながらXRPが破棄されるので、利用が進んで、供給が拡大されるほどその価値を高めるデフレ通貨と言えます。

デフレ通貨の暗号資産(仮想通貨)が値上がりする

近年盛り上がった暗号資産(仮想通貨)業界ですが、今となっては落ち着いてしまいました。

しかしながら、デフレ通貨の性質を考えると、これから徐々にその価値は高まっていきます。

デフレ通貨が値上がりする理由

暗号資産(仮想通貨)は昨年のバブルにより多くの人々の目に留まったことは間違いありません。

人々の認知により需要が拡大しました。デフレ通貨は、一定数しか発行されていないので、需要が増えれば増えるほど供給に対する比率は高まっていきます。その結果、価格を上昇させるのです。

ビットコインはどの程度値上がりが期待できるか

昨年末に約230万円の最高値をつけたビットコイン。

需要と供給を拡大しつつ、次の半減期である2020年までに300万を超える価格になるといっても過言ではありません。

デフレ通貨の今後の展望

上述してきたようにデフレ通貨は、今後の価値の上昇が期待できる通貨です。

ビットコインや上であげたデフレ通貨は、需要が高まってくると価格が上がっていくと予想される暗号資産(仮想通貨)です。

暗号資産(仮想通貨)の将来に向けて小さな投資から始めてみるのはいかがでしょうか。

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