ビットコインの誕生以来、世界中で1000以上もの暗号資産(仮想通貨)が誕生していますが、暗号資産(仮想通貨)取引所では、それらをすべて取り扱っているわけではありません。
国内の大手暗号資産(仮想通貨)取引所のひとつであるZaifも同じ。ではZaifでは、どのような暗号資産(仮想通貨)を取り扱っているのでしょうか。
そこで今回は、Zaifの取扱通貨についてお伝えしていきます。
- Zaifでは現物取引だけでなく、レバレッジ取引もできる
- Zaifでは5種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っている
- Zaifでは10種類のトークンを取り扱っている
- Zaifは「手数料が安い」「取扱通貨が多い」「サービスが豊富」といった点でおすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所である
Zaifの取扱通貨の種類は?
Zaifでは現在、
- ビットコイン
- イーサリアム
- ネム
- モナコイン
- ビットコインキャッシュ
という5種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っています。
Zaifは円とビットコインで取引が可能
Zaifでは、日本円を使って
- 現物取引
- レバレッジ取引(手元資金の数倍の額の取引ができる)
の2種類の取引ができます。Zaifでの取引の種類をわかりやすく表にしてみました。
現物取引の有無 | レバレッジ取引の有無とレバレッジ倍率 | |
ビットコイン | ○ | ○(7.77倍) |
イーサリアム | ○ | × |
ネム | ○ | × |
モナコイン | ○ | ○(7.77倍) |
ビットコインキャッシュ | ○ | × |
参考:https://zaif.jp/doc_margin_trading?lang=ja
ここがオススメ!
- 設定した取引値で売買できる(取引が成立すれば)
- ビットコインを購入するとキャッシュバックがある
- 低リスクな積立ができる
Zaifで取り扱いのあるトークン
では、トークンはどうでしょうか。現在、Zaifで取り扱っているトークンを一覧にしてみました。
現物取引の有無 | レバレッジ取引の有無 | |
Zaifトークン(ZAIF) | ○ | × |
CounterPartyトークン(XCP) | ○ | × |
ビットクリスタル(BCY) | ○ | × |
ストリージ(SJCX) | ○ | × |
ネクスコイン(NCXC) | ○ | × |
カイカコイン(CICC) | ○ | × |
フィスココイン(FSCC) | ○ | × |
ペペキャッシュ(PEPECASH) | ○ | × |
Zen(JPYZ) | ○ | × |
COMSAトークン(CMS) | ○ | × |
Zaifで取り扱う暗号資産(仮想通貨)の特徴
Zaifで取り扱っている暗号資産(仮想通貨)と、その特徴についてお伝えしていきましょう。
ビットコイン(BTC)
ビットコインは、 Satoshi Nakamoto氏の論文に基づいて、世界ではじめて開発された暗号資産(仮想通貨)です。
暗号資産(仮想通貨)といえばビットコインを連想させるほどの知名度を誇っており、暗号資産(仮想通貨)の代名詞といってもいいでしょう。
- ブロックチェーン
- 発行総数の上限
- マイニング
といった、現在発行されている暗号資産(仮想通貨)に共通している特徴が備わっています。ビットコインは、すべての暗号資産(仮想通貨)のベースになっているわけですね。
イーサリアム(ETH)
イーサリアムは、ビットコインの次に開発された暗号資産(仮想通貨)。ビットコイン以外の暗号資産(仮想通貨)をアルトコインといいますが、アルトコインの中でトップクラスの時価総額を誇っています。
そのイーサリアムの特徴は、スマートコントラクトという技術を採用している点。
ブロックチェーンだけでは、暗号資産(仮想通貨)のやり取りの記録しか残されませんが、スマートコントラクトなら、暗号資産(仮想通貨)を利用した契約内容までしっかりと記録されます。
ネム(XEM)
正確にいうと、ネムとはブロックチェーン技術を応用して作られたプラットフォームのこと。しかしそこで流通する暗号資産(仮想通貨)も、便宜上ネムと呼ばれています。
誕生が2015年と新しいこともあって、スマートコントラクトが備わっています。
ネムはすでに発行上限いっぱいまでコインの発行が終わっているところも、特徴といえるでしょう。
プルーフ・オブ・インポータンス
ネムの大きな特徴のひとつが、アルゴリズムに「プルーフ・オブ・インポータンス(Proof of Impotance)」が採用されているという点。
ビットコインやイーサリアムだと、マイニングの際に高性能なパソコンを持っている人や、コインをたくさん持っている人に偏ってしまいます。
しかしネムは、取引頻度や保有数を基準としてマイニングを行います。お金持ちにより多くのネムが集中するのではなく、平等にネムが分配されるように工夫されているわけですね。
モナコイン(Mona)
モナコインは、2014年にリリースされた日本で初めて誕生した暗号資産(仮想通貨)。発行数の上限は1億540万枚、新規発行の半減期は3年ほどとされています。
モナコインの特徴は、ユーザーから支持が大きいという点。
- ユーザーが、モナコインの宣伝広告をする
- ユーザーによって、モナコイン関連のイラストが作られる
- ユーザーが、モナコインの神社を建立する(!)
ほかの暗号資産(仮想通貨)では、なかなかこんな取り組みはありませんよね。実用面でも、モナコインによる決済を導入する店舗が増えており、将来性が期待されます。
ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインの根幹はブロックチェーンですが、近年、ビットコインのブロックのサイズが小さいという、スケーラビリティの問題が叫ばれるようになりました。
そこで、ビットコインのブロックのサイズを拡大する目的で開発されたのが、ビットコインキャッシュ。
- ビットコイン:1MB
- ビットコインキャッシュ:8MB
と大きく拡張され、使い勝手がビットコインよりもよくなっています。また、ビットコインから派生した暗号資産(仮想通貨)なので、ビットコインと共通の特徴も多いですね。
Zaifで取り扱いのあるトークンの特徴
トークンとは、会社が資金調達を目的として発行する暗号資産(仮想通貨)のこと。
- あくまで資金調達を目的としている
- 一般的なブロックチェーン技術を応用して開発している
といった点がトークンの特徴です。
「審査が厳しい」「議決権を与える必要がある」など難点の多かった、銀行からの融資や株式、社債といったものに代わる、新たな資金調達方法となりました。
Zaifトークン(ZAIF)
Zaifトークンは、暗号資産(仮想通貨)取引所Zaifが独自で発行しているトークン。後述するCounterPartyを利用して作られました。
日本国内では、企業発行のトークンの先駆けとして知られています。
CounterPartyトークン(XCP)
CounterPartyトークンは、CounterParty社が開発したトークンで、ビットコインのブロックチェーンを利用して生み出されました。
このトークンの発行総数は260万枚に限られており、これ以上増えることはありません。
CounterPartyの特徴は、これを利用してさらに独自のトークンを作り出せるという点。後述するカイカコインやフィスココインなども、CounterPartyを利用しています。
Bitcrystals(BCY)
Bitcrystalsは、Spells of Genesisというトレーディングカードゲーム内で用いられる暗号資産(仮想通貨)で、CounterPartyを利用して作られています。
ですから、その用途は非常に限られたものとなっています。
Storj(SJCX)
Storjは、クラウドストレージサービスのプラットフォームで利用するトークン。
Storjでは、利用者は第三者のサーバーに自身のデータを保存してもらいます。利用者は、その対価として、このトークンを利用するというわけです。
ですから、誰かにサーバーの空き容量を提供すれば、対価としてStorjを受け取ることができますね。
ネクスコイン(NCXC)
ネクスコインは、通信機器の開発販売を手がけている株式会社ネクスが発行しているトークン。もともとは、ネクスの株主優待券として作り出されました。
ネクスコインを使えば、ネクスが提供しているセミナーやカンファレンスを受講できるだけでなく、海外旅行やネクスファームの野菜を購入することもできます。
ネクスは、金融庁のホワイトリストにも掲載されていますので、国から信頼性の保証を受けているといえますね。
カイカコイン(CICC)
カイカコインは、株式会社カイカが発行しているトークンです。3億枚発行されているうえ、金融庁のホワイトリストにも掲載されている信頼性の高さが特徴。
カイカコインは、カイカが取り扱っているサービスや商品の購入に利用できます。
ビットコインのブロックチェーン上に作られたプラットフォームである、CounterPartyを利用して作られています。
フィスココイン(FSCC)
フィスココインは、金融事業を主に手がけている株式会社フィスコが発行しているトークン。フィスコの傘下には、Zaifが事業譲渡したフィスコ暗号資産(仮想通貨)取引所があります。
フィスコのサービスや、フィスコが販売している商品の購入時にフィスココインを利用することができます。
フィスココインもまた、CounterPartyを利用して作られています。
ペペキャッシュ(PEPECASH)
ペペキャッシュは、日本のモナコインのように匿名掲示板から誕生したトークン。
モナコインのようにイメージイラストも作られており、ペペキャッシュではカエルが採用されていますね。
ペペキャッシュは、ブロックチェーン上にデジタルカードを作成できるという特徴があり、このカードの売買時に利用されています。
Zen(JPYZ)
ZenはBCCC(ブロックチェーン推進協会)によって作り出されたトークン。
売買による利益が目的ではなく、日本円との交換レートが安定して動くかどうかを見るため、BCCCによって実験として作られたという経緯があります。
COMSAトークン(CMS)
Zaifの親会社であるテックビューロ社が運営しているトークン。
COMSAトークンは、ICOによる資金調達のサポートをしてくれるのが特徴です。
Zaifの評判は?
Zaifとは、どのような暗号資産(仮想通貨)取引所なのでしょうか。Zaifの特徴についてお伝えしていきます。
手数料が安い
Zaifの特徴としてまずあげられるのが、手数料の安さです。
- ビットコイン:現物取引・レバレッジ取引ともに手数料無料
- アルトコイン:maker手数料はすべて無料、taker手数料0.1%〜0.3%
- トークン:maker手数料はすべて無料、taker手数料0.01〜0.1%
参考:https://zaif.jp/fee?lang=ja
豊富な通貨ペア数
暗号資産(仮想通貨)、トークンともに通貨ペアがたいへん多いこともZaifの特徴です。
そこで、取扱の通貨をわかりやすく表にまとめてみました。
暗号資産(仮想通貨)
日本円 | ビットコイン | |
ビットコイン(BTC) | ○ | × |
イーサリアム(ETH) | ○ | ○ |
ネム(XEM) | ○ | ○ |
モナコイン(MONA) | ○ | ○ |
ビットコインキャッシュ(BCH) | ○ | ○ |
トークン
日本円 | ビットコイン | |
Zaifトークン(ZAIF) | ○ | ○ |
CounterPartyトークン(XCP) | ○ | ○ |
ビットクリスタル(BCY) | ○ | ○ |
ストリージ(SJCX) | ○ | ○ |
ネクスコイン(NCXC) | ○ | ○ |
カイカコイン(CICC) | ○ | ○ |
フィスココイン(FSCC) | ○ | ○ |
ペペキャッシュ(PEPECASH) | ○ | ○ |
Zen(JPYZ) | ○ | × |
COMSAトークン(CMS) | ○ | ○ |
参考:https://zaif.jp/trade/zaif_jpy?lang=ja
積立や貸出など豊富なサービス
Zaifでは、ほかの暗号資産(仮想通貨)取引所にはみられない、独自のサービスを展開していることも特徴です。その一つが、暗号資産(仮想通貨)の積立投資「コイン積立」(現在は休止中)。
毎月銀行口座から一定額を自動的に引き落とし、希望金額分の暗号資産(仮想通貨)を積立購入するというというサービスです。
暗号資産(仮想通貨)が値上がりしたら購入量を少なくし、値下がりしたら購入量を多くすることで、価格の変動によるリスクを下げることができますよね。
ここがオススメ!
- 設定した取引値で売買できる(取引が成立すれば)
- ビットコインを購入するとキャッシュバックがある
- 低リスクな積立ができる
まとめ
- Zaifでは現物取引だけでなく、レバレッジ取引もできる
- Zaifでは5種類の暗号資産(仮想通貨)を取り扱っている
- Zaifでは10種類のトークンを取り扱っている
- Zaifは「手数料が安い」「取扱通貨が多い」「サービスが豊富」といった点でおすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所である
さて、Zaifの取扱通貨についてお伝えしてきました。
Zaifでは、5種類の暗号資産(仮想通貨)だけでなく、非常に多くのトークンを取り扱っているのも特徴です。
通貨ペアの数が多いだけでなく、手数料も安いので、Zaifは取引がしやすいおすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所といえますね。
ザイフ