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トップアナリスト、マイクロソフトは引き続きAIオールスター株と強調

ストーリーハイライト

1月12日の取引終了時、マイクロソフト(MSFT)は再び時価総額の頂点に立ちました。1月11日にアップルを2021年以来初めてトップの座から引きずりおろした後、マイクロソフトは再びトップの座に返り咲き、時価総額は2兆8,900億ドル(約419兆円)に達し、現在世界で最も価値のある企業となっています。

GitHub CopilotとAzure AIの勢いを評価

この快挙は、サンフランシスコで開催されたマイクロソフトのAIイベントを受けたもので、ウォール街の主要証券会社パイパー・サンドラーのトップアナリスト、Brent Bracelin氏は、いくつかの開発者向けセッションに参加し、「最も成熟したAI製品(GitHub CopilotとAzure AI)の勢いに勇気づけられた」と述べています。GitHub Copilotは、マイクロソフトが出資しているGitHubが提供しているクラウド型AIツールで、やはりマイクロソフトが出資しているオープンAIと共同開発したもので、プログラミング関連の各種業務を支援します。

特にBracelin氏は、2月のGitHub Copilotエンタープライズ版の一般提供リリースに向けて勢いが増していると指摘しています。新たなエンタープライズパッケージには大幅な改良が加えられており、Bracelin氏は月額39ドルという価格(GitHub Copilotの個別価格である月額10ドルやビジネス版の月額19ドルを上回る)を容易に正当化できると考えています。2023年11月現在、GitHub Copilotのユーザーベースは、有料開発者が100万人を超え急成長しており、最新のデータによると、www.github.com への12月のトラフィックは3カ月連続で前年同月比で加速しています。

マイクロソフト365 Copilotの規模拡大には時間

その一方で、Bracelin 氏は、マイクロソフト365 Copilot に関する情報は「驚くほどすくなかった」とは指摘しています。M365 Copilot はまだ企業採用の初期段階にあり、規模を拡大するにはしばらく時間がかかるとの見方を強めています。

実際、過去1年間の大幅な株価上昇(2023年には57%)も考慮すると、マイクロソフトは現在、世界で最も価値のある企業の頂点に位置し、Bracelin氏の「お気に入りのAIオールスター銘柄」であり続けています。それでも同氏は、「今後3~6カ月でさらに株価が上昇するためには、AIに関するさらなる実証または時間が必要かもしれない」と考えています。「とはいえ、マイクロソフトはAIで先行者利益を得ており、これにより中核的なグロース株になっている」とBracelin氏は総括しています。

Bracelin氏は1月12日に、「オーバーウエート(=買い)」のレーティングと455ドルの目標株価を再表明しました。

ウォール街アナリストは、ほぼ全員がこの見解に同意しています。過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が36人、「中立」が1人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価は429.15ドルで、今後12カ月で10.5%の上値余地を示唆しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Microsoft is Still Our Favorite AI All-Star Stock, Says Piper Sandler原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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