仮想通貨Uniftyは、話題のNFT(非代替性トークン)の分野に特化したNFTマーケットプレイスの提供を目的としています。
2021年4月当たりから、着々とプロジェクトが注目され始めており、NFT分野における新興銘柄と言ってよいでしょう。
本記事では「仮想通貨Uniftyとは?」をテーマに、基本情報~最新情報、今後の将来性まで徹底的にまとめました。
ドミナンス600位以下ながら、まだ大手取引所に上場していない期待値大のアルトコイン。
仮想通貨Uniftyについて見てみましょう。
仮想通貨Uniftyとは?
UniftyはNFT(Non-Fungible Token)に焦点を当てた、マルチチェーンインフラストラクチャプラットフォームを提供する仮想通貨です。
アーティストやNFTを作成したい人はUniftyを利用することでコーディングやプログラミングに関する特別な知識がなくとも簡単にNFTを作ることができます。
UniftyはNFTを売買するマーケットプレイスやトークンを預けることでNFTと交換できるポイントを手に入れられるファーミングサービスを提供しています。
Uniftyで作られるNFTはイーサリアムが提供するトークン規格であるERC155を採用しているため、イーサリアムに対応するウォレットであれば管理可能です。
Unifityでは、独自のウォレットも提供しています。独自ウォレットは、イーサリアムを含む以下の仮想通貨に現在対応中です。
- Etherrum
- xDAI
- Polygon
- Binance Smart Chain
- Avalanche
- Celo(Matic)
- Rinkeby(Testnet)
現在Uniftyのサービスはマーケットプレイスとファーミングサービスが中心です。
今後はNFTに関するサービスを拡大させ、NFTのプレセールサービスや著作権を保証するためのdAppsサービスなどをリリースする予定です。
仮想通貨Uniftyに関する最新ニュースまとめ
- 【2021年4月15日】UnifityとRMRK.appの連携が発表
- 【2021年4月27日】UnifityとAvalancheが提携、NFTの需要増に期待
- 【2021年5月27日】中東へ向けマーケット拡大の戦略
仮想通貨Uniftyに関する最新ニュースまとめました。
Unifityの最新動向としては、NFTマーケット拡大へ向けた動きを中心として好材料が多い印象を受けます。
ただし、Unifityの独自トークン「NIF(ニフ)」自体が主要取引所へ未上場であり、本格的に価格へ反映されるのは今後の上場後でしょう。
プロジェクトの進捗が順調、2021年は上場前にNFT市場の拡大を優先する様な動向です。
RMRK.appの連携で利用者拡大
2021年4月15日。UniftyはRMRK.appとの連携を発表しました。
RMRK.appはPolkadotが提供するR&D用のネットワークであるKusama Network上で、スマートコントラクトを活用することなくNFTを発行・管理できるようにするプロジェクトです。
UniftyはRMRK.appの背景に存在するKusama Network、Polkadotの利用者をUniftyへ誘導するために連携しました。
RMRK.appとの間で相互運用性を持たせ、Polkadotのエコシステムの間でトークンを作成、販売、交換することが可能となります。
決済速度の評価が高いAvalancheと提携
DeFiプラットフォームを提供するAvalancheは2021年4月27日に、UniftyがマーケットプレイスとNFTのファーミングサービスをAvalancheに拡大したと発表しました
Avalancheはビットコインやイーサリアムを超えるDeFiプラットフォームを提供するプロジェクトです。決済速度を向上させ、1秒間に4500ものトランザクションを処理することができます。また長く決済速度とトレードオフの関係になっていた非中央集権性も両立させました。
Avalancheは既にCrypto Seals、Snowies、Avaxtersなど多くのNFTプロジェクトと連携し、NFTマーケットの需要の拡大を目指しています。UniftyもAvalancheのNFTエコシステムの一環として利用の拡大に貢献することが期待されています。
一方UniftyもAvalancheのネットワークを利用することでより快適にサービスを利用することが可能です。NFTの発行や流動性の供給などは複雑な操作が必要で、手数料が高騰してしまうこともあります。Avalancheを利用することで手数料を抑えることができます。
中東マネーがUniftyに流入する?
2021年5月27日、Uniftyはアラビア語コミュニティチームの設立を発表しました。Uniftyには英語に加えて中国語や韓国語、ドイツ語、オランダ語のコミュニティが存在していました。
NFTに関する仮想通貨プロジェクトは数ありますが、地域に焦点を当てたものはさほど多くありません。しかしUniftyはアラビア語圏をプロジェクトにとって重要性の高い領域と位置づけており、アリ・アクバルとザカリヤ・ハサンという中東地域のブロックチェーンコミュニティで6年以上の経験を持つ人物をコミュニティチームに任命しました。
中東地域はアラブ首長国連邦やクウェートなどを中心に仮想通貨やブロックチェーンについて積極的であり、特にアラブ首長国連邦の首都アブダビではKrakenやHuobi、Rippleなどがオフィスを構えています。アブダビは仮想通貨関連事業に関して包括的な規制を実施しており、ライセンスさえ取得すれば自由にビジネスを展開することが可能です。
アラビア語のコミュニティチームは中東地域においてNFTの普及活動に努め、Uniftyの拡大に貢献することが期待されています。
仮想通貨Uniftyの将来性
Uniftyの将来性はNFTの盛り上がりにあります。アートや音楽、ゲーム内のアイテム、コレクターズアイテムなど幅広い分野でNFTが応用されています。
2021年3月29日にはForbes誌が、2021年に入ってNFTの合計時価総額が3月までに1785%も増加したと伝えました。特に大手のNFTマーケットプレイスであるOpenseaでは2021年1月から3月までの累積売上高が1億ドルを突破しています。
しかしNFT市場が盛り上がる中で、巨額の資金が投入されることで小規模なアーティストなどはNFTへの参入が困難となっています。NFTの平均価格が低くなり、発行に必要な手数料(ガス代)が高騰することで利益を出すことが難しくなっているのです。
Uniftyは従来のNFTマーケットプレイスよりも低手数料でNFTを発行できます。また発行に特別な知識も必要ありません。独自のマーケットプレイスやファーミングサービスを通して、適正な価格でNFTの売買ができます。
NFT市場が拡大するにつれ、Uniftyが注目され、利用が拡大することが期待できるでしょう。
仮想通貨Uniftyの独自トークン「NIF」
Uniftyは独自のトークンとしてUnifty(NIF)を発行しています。
NIFはERC20を利用して発行されるトークンであるため、イーサリアムに対応したウォレットなどで管理することが可能です。コンセンサスアルゴリズムもイーサリアムのものを利用しています。
NIFはUniftyの中でユーティリティトークンとして機能します。ファーミングサービスではERC20トークンをステーキングすることでNFTと交換できるポイントを手に入れることができます。当然、NIFを預けることも可能です。
またUniftyのマーケットプレイスで発生した手数料は一定の割合でNIFの保有者に対して還元されます。更にUniftyはNFTのスワッピングサービスを開発中であり、NIFはそのステーキング対象として利用可能となる予定です。
Uniftyのロードマップは今後も変更される可能性があり、アーティストやNFTの購入者にとってより有益なサービスが実装されるかもしれません。NIFはその中核としてNFTの評価や交換に利用できるようになるでしょう。
仮想通貨Uniftyの価格推移と今後
Unifty/NIFの基本情報 | |
Unifty/NIFの価格 | ¥2,762.50 |
一日の出来高 | ¥263,374,627 |
マーケットドミナンス | 0.00% |
市場ランキング | 655位 |
時価総額 | ¥2,887,948,848.96 |
直近1年間の高値/安値 | ¥6,806.17/¥11.32 |
最大供給 | 5,000,000 NIF |
仮想通貨Uniftyは「NIF」が通貨単位として用いられています。前述した通り、仮想通貨Unififtyが発行する独自トークンがNIF、略称もそのままです。
NIFトークンは、2021年6月時点で取引規模が非常に小さく、日本居住者が購入するにも分散型取引所(DEX)を利用する以外にありません。
- Kukoin
- Uniswap
- Bilaxy
2021年6月時点では、取引所、分散型取引所を含めて、NIFトークンが上場しているのは3つのみ。
Kucoinは、日本人居住者の利用が禁止されており、入手難易度が非常に高くなります。
仮想通貨Uniftyは今後上がる?
NIF/USDTチャートは、Kucoin上場以降はジリジリと価格を下げる展開を見せています。
しかし、未上場の取引所が多いマイナーアルトコインと考えると「割とよくある展開」と言えるでしょう。
主要取引所に上場すると同時に、大幅に仮想通貨Unifty(NIF)は今後上がっていく可能性は高いと考えられます。
なぜなら、仮想通貨Uniftyの最新情報を見る限り、NFTの市場を拡大していく積極的な動きが見えるからです。
一方で、好材料が出ているものの、ビットコイン、イーサリアムの暴落と上場時期が重なってしまいました。
仮想通貨Uniftyの基本ベースはイーサリアムですから、相関する形で下がったと予想されます。そもそも、仮想通貨Unifty自体はドミナンス600位以下の市場規模です。
有力なシナリオとしては、海外取引所の大手Binanceに上場し、出来高と共に上昇トレンド入りするといった流れが考えられます。
仮想通貨Uniftyは現に、Binance Smart Chainを独自ウォレットで対応しており、NFTが仮想通貨業界で注目されていることも踏まえて、次に上場する取引所がBinanceとなる可能性は高いです。
仮想通貨Uniftyとは? まとめ
今回は「仮想通貨Uniftyとは?基本情報・将来性・価格推移まとめ」のテーマでした。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 仮想通貨Uniftyとは、NFTの発行・販売・交換を提供する目的で開発された
- 仮想通貨Uniftyは、イーサリアムを軸に開発が進めれている
- 既にNFT特化のプラットフォームと独自ウォレットを展開している
- PolkadotとAvalancheと提携し、NFTマーケットの主導権を握ろうとする動向が見られる
- 2021年5月には、中東市場への参入もみせた
仮想通貨Uniftyは、次の仮想通貨業界のトレンドと言われるNFT分野での活躍が期待されています。
とは言え、主要な取引所に未上場、中国の取引所(Kucoin)に上場するも時期が悪い印象が否めません。
今後、Binaneceや国内でNFTに力を入れるコインチェックなどに上場すれば爆発的に伸びるのでは?と期待は大きいです。
先行投資は、取引所に未上場のため難しいですが、関連銘柄としてPolkadotやAvalancheを狙ってみるのも良いかも知れません。
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