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暗号資産(仮想通貨)の高騰でも自殺者の事例あり
ビットコイン等の暗号資産(仮想通貨)投資で誕生した「億り人」。一方で、その裏には大負けしている人もいます。
損したという程度ならまだいいですが、暗号資産(仮想通貨)投資で自殺者も出ていると聞くと、心配になってしまいます。
暗号資産(仮想通貨)の投資のマイナス面
暗号資産(仮想通貨)で大いに儲けた人もいる一方、暴落や、最悪のケースではハッキングによる盗難で財産を失う人も出ています。
もともと絶対もうかる投資が存在するわけもなく、失敗する人が出てくること自体は避けられません。
韓国の若者が暗号資産(仮想通貨)で自殺?
韓国での事例が大きく報道されました。
日本と同じく、特に若者にとっては一大ムーブメントになった暗号資産(仮想通貨)投資。ある韓国の大学生が、暗号資産(仮想通貨)投資で、一時は日本円で2000万円程度まで資産を増やしました。ただ、その後の大暴落で資金の大半を失ってしまいました。落胆し、うつ状態から自殺してしまいました。
このニュースがきっかけで韓国政府も白熱する暗号資産(仮想通貨)投資に対して、過度な盛り上がりを規制する動きを検討していると報じられています。
仮想投資の失敗による自殺者は、それほど報道されていません。もちろん、自殺理由については複合的ですし、原因不明な場合も多いこともあります。
米国でも、人気掲示板redditでは、自殺防止ホットラインが準備
他の国でも、肉親が暗号資産(仮想通貨)投資で自殺したという書き込み等がネット上に見られ、話題となっています。
これを受け、英語圏最大の掲示板Redditには、自殺防止ホットラインへのリンクが張られました。ここで働くボランティア女性が同掲示板で質問を受け付けたことも話題となっています。
それだけ、「暗号資産(仮想通貨)で失敗して自殺」という事象は、インパクトが強いのです。
ビットコインでうつ病や依存症になるケースも
暗号資産(仮想通貨)、とりわけ中でもメジャーなビットコイン投資は、うつ病を発症しやすいようです。そんな統計があるわけではないものの、ビットコイン自体に、そうかもしれないと思わせる根拠はあるのです。
それは、短時間で極めて激しく値が動くこと。一日の中でも大きく値が動きますから、気にならないほうがおかしいでしょう。
値動きが気になり、一日中居ても立ってもいられないとなると、どうなるでしょう。精神を病んでも当然です。
暗号資産(仮想通貨)で精神的に追い込まれないため投資
暗号資産(仮想通貨)の投資を始めて少し疲れたな、と感じるようであれば以下のポイントを参考に投資のスタイルを見直してみてください。
ポイント1:「値動きを気にし過ぎない」
値動きに一喜一憂しないこと。暗号資産(仮想通貨)は1日数十パーセントも価格が激しくうごきます。
もちろん気にしないことは、簡単ではありません。長期的な値動きだけを気にするよう、メンタルを切り替えないといけないのです。
ポイント2:投機的に行わないこと
「投機」に参加しないこと。あくまでも投資。
安いときに多く買い、高いときに少なく、一定の金額で買い付けるドルコスト法は、もっともスタンダードな投資の方法です。買付け額が平均化しますので、リスクを減少できます。
ポイント3:「全部突っ込まないこと」
余剰資金で投資すること。これは投資全般、特に暗号資産(仮想通貨)にとっては重要です。
なぜうつ病や自殺にまで追い込まれてしまうのでしょう?
それは、負けたら後のないギャンブルに参加してしまったからです。なくなっても気持ちの上で割り切れる余剰資金で投資しましょう。
暗号資産(仮想通貨)投資に参加するなら
成功例だけ見てしまいますが、投資は常に負けることを想定しなければなりません。
投資に取り組む自分の心から鍛え、そして、無謀なチャレンジをせず、長期的な取組みのために引くことも学んでください。
仮想通貨の体験談