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✔ 先物取引の特徴やメリット・デメリットを知りたい方
✔ 投資でお金を増やしたいとお考えの方
「先物取引って何だろう・・。株式投資やFXと同じじゃないの?」、先物取引は株式投資や現物取引などと仕組みが異なる、デリバティブ商品の1つです。
しかし、株式投資や投資信託、FXよりも仕組みが複雑な側面もあるため投資初心者にとっては難しく感じます。
そこで今回は投資初心者に向けて、先物取引の概要をはじめ特徴やメリット・デメリットについても解説していきます。
- 先物取引は、将来の商品を売買する権利について取引を行う金融商品
- 先物取引は、証券会社や先物取引専門業者にて取引を始められる
- 先物取引のメリットは、少額資金で大きな取引もできる点
- 先物取引のデメリットは、ハイリスクな市場であることや価格変動予測の難しさ
目次
先物取引とは
先物取引とは、将来のある期日までに現在価格の商品を売買契約する金融商品のことです。
ですので、売買できる期間に定めがあり、売買の約束ですので差金決済にて取引します。
それでは、先物取引の仕組みについて、もう少し詳しく解説していきます。
先物取引は売買の約束を行う取引
先物取引は、現在価格の商品を、現時点で取引するものではありません。
売買に関する約束を現時点で行い、実際の売買は期日もしくは期日までのどこかで行います。そのため、将来の商品を売買する権利について、取引を行う金融商品です。
たとえば株式投資の場合は株式そのものを売買しますが、先物取引の場合は株式の権利に関する取引を行うといった違いがあります。
先物取引の具体例
先物取引の流れを、分かりやすくご紹介していきます。
例:石油を取引する
- 1年後の同日に石油を10L購入する契約を行う。
この時点で石油は1L=100円。 - 1年後の石油について、事前の契約通り10L1000円で購入。
この時点で石油は1L=200円まで上昇。 - 1L=200円のレートで10L購入したい人に対して、先程購入した石油10Lを売却。
- 1L=100円で購入したため、差額100円×10=1000円の利益を得る。
証券会社で実際に取引する際は、現物で取引することはありませんが、利益を得るまでの流れについては上記のようになります。
また、期日までに最初の契約を完了させなければいけません。
先物取引は証拠金取引で差金決済
先物取引の取引方法は、証拠金取引となっています。ですので、最低限の証拠金を入金すればレバレッジ取引が可能ですので、少額で大きな取引も可能です。
また、権利の売買という性質もあるため、差金決済取引でもあります。差金決済取引とは、売買後に自己資金の増減が発生する決済方法です。
先物取引投資のメリット
先物取引のメリットとは、少額資金で大きな取引もできる点も挙げられます。
また、他にもいくつかメリットがあるので、ここでは3点程メリットをご紹介していきます。
メリット1 少額資金で大きな金額の取引ができる
先物取引のメリット1つ目は、少額資金で大きな金額の取引ができるところです。証拠金取引で売買するので、証拠金の何倍もの金額で取引できます。
そのためレバレッジを掛けた倍率だけ利益も大きくなるのが、先物取引の特徴です。
たとえば日経225先物をレバレッジ倍率に直すと、約22倍もの金額となります。
メリット2 空売りも可能
先物取引のメリット2つ目は、空売りも可能な点です。
先物取引は現物取引ではないため、値下がりする前提で権利を売る取引から始められます。
ですので、市場全体が下落基調となっている時や、将来的に下落相場へトレンド転換すると予測した場合でも、利益を得られる戦略を立てることが可能です。
メリット3 銘柄が絞られている
先物取引のメリット3つ目は、銘柄が絞られているため選ぶ際に悩むことがない所です。
先物取引の銘柄は、日経225など株価を平均化した指数や、原油やトウモロコシなど1ジャンルにつき1銘柄といった内容となっています。
ですので、石油関係が気になっている時は、原油という1つの選択肢を選ぶだけで済みます。
このように指数や各商品について比較的シンプルなラインナップとなっている点も、先物取引ならではの特徴・メリットでしょう。
先物取引投資のデメリット
先物取引のデメリットは、ハイリスクな市場という点や価格変動予測の難しさなどです。
こちらも、3点程デメリットとしてご紹介していきます。
デメリット1 価格変動の激しさ
先物取引のデメリット1つ目は、価格変動の激しさです。
メリットの一方でハイリスクな市場を作り出している要因でもあります。
石油やトウモロコシなど、どれも個別要因が異なるものの価格変動しやすく、更に短期的に大きな変動となりやすいです。
そのため、買いや売りの予測を間違えると、大きな損失に繋がり、ハイリスクな金融商品でもあります。
デメリット2 レバレッジが高くハイリスク
先物取引のデメリット2つ目は、レバレッジが高くハイリスクとなっている点です。
先物取引は数10万円の証拠金で、数100万円以上の取引が可能となっています。
利益を出すことができれば、少額投資で数10倍以上の利益を得られる一方で、損失を被った場合は元本損失に繋がり、市場撤退を余儀なくされるリスクもあるのです。
少額資金で大きな利益を得られるという点に注目し過ぎず、反対に大きな損失も被るリスクも理解した上で、投資を検討しましょう。
デメリット3 売買に期日がある
先物取引のデメリット3つ目は、売買に期日がある点です。
株式投資や投資信託、FXはポジションや保有について期間の制限はありません。ですので、株式を10年以上保有できます。
しかし先物取引の場合は、各商品に取引の期日を設けているため、期日まで保有していると自動決済される仕組みです。
長期トレードを得意としている方や、長期保有を検討している方にとってデメリットとなります。
また、先物取引は価格変動の激しさなどもあり、デイトレード向きでもあります。
こんな人におすすめの投資です
先物取引は、以下のような考え方の人におすすめの投資です。
- 少額取引で大きな利益を狙うスタイル
- 指数や指標など銘柄選択で悩みたくない方
- デイトレードがしたい方
- 100万円以上の余裕資金がある方
- 空売りや買いポジションの切り替えが得意な方
少額資金といっても、レバレッジを掛けた場合に損失を招いた場合は、倍率を掛けた金額だけ自己資金から差し引かれます。
ですので、少なくとも100万円以上の余裕資金があると、万が一の損失を発生した場合でもある程度カバー可能です。
一方でこんな人におすすめできない投資
一方で、以下のような考え方や資金状態の方は、先物取引をおすすめできません。
- 余裕資金が数万円以下
- デイトレード未経験で尚且つチャートを瞬時に読むのが苦手
- 長期保有の方が得意な方、もしくは長期保有の投資を目指している
先物取引はハイリスクな投資ですので、投資経験が少ない方や、空売り・デイトレードが苦手な方にとっては難しいでしょう。
先物取引投資の始め方
先物取引は、証券会社や先物取引専門業者にて取引を始めます。
以下に証券会社で先物取引を始める場合の流れを、ステップごとにご紹介します。
- 総合口座の開設手続きを行う
- 先物取引の口座も開設する
- 証拠金を入金し、反映するまで待つ
- 入金反映後に、日経225など銘柄を選び新規注文手続きを行う
- 期日までに決済注文を行い売買完了、利益か損失確定
先物取引投資を始めるおすすめ比較
先物取引は、証券会社もしくは商品取引専門業者にて取引を始めることができます。
そこで、以下に証券会社と先物取引の専門業者をそれぞれご紹介していきます。
証券会社 | ネット証券と店舗型どちらでも先物取引可能。 日経225先物など指数や指標の取引から、原油などの商品先物取引まで幅広く取り扱っているのも特徴です。 また、公式HP内で取引の流れを解説しているので、始めやすいでしょう。 |
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商品先物取引専門業者 | 証券会社と違い、商品先物取引のみを取り扱っている専門業者です。 原油や金、トウモロコシといった商品になります。 口座開設から取引まで証券会社と大きな違いはありません。 |
先物取引とは商品の将来の権利を売買する投資
- 先物取引は、将来の商品を売買する権利について取引を行う金融商品
- 先物取引は、証券会社や先物取引専門業者にて取引を始める
- 先物取引のメリットは、少額資金で大きな取引もできる点
- 先物取引のデメリットは、ハイリスクな市場であることや価格変動予測の難しさ
先物取引は、日経225や原油などを商品とした金融商品で、現在価格で将来の売買権利を取引します。ですので、株式投資やFXとは異なる商品・仕組みです。
また、証拠金取引となっているため、レバレッジを掛けて取引可能で少額資金で大きな利益を狙う方にメリットとなります。
しかし、損失を発生させた時も、同様にレバレッジ分だけ大きくなるためハイリスクな取引でもあるのです。
先物取引は価格変動が激しく短期間に大きく動く傾向もあるので、100万円以上の余裕資金があり、デイトレードを軸にした取引を考えている方にとっておすすめでしょう。
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