✔ ソーシャルレンディング初心者の方
✔ ネット上でお金を貸して資産運用をしたい方
2010年代に登場したソーシャルレンディング。
名前は知っているけど「何が行われているのか」、「どんな人が使っているのか」、「どのように使われているのか」を知らない人はまだまだ多いのではないでしょうか。
この記事では、あなたのソーシャルレンディングに対する疑問を一気に解消します。
- ソーシャルレンディングはネット上で「お金を貸して資産運用をしたい人」と「お金を借りたい人や企業」を結びつけるサービス
- ソーシャルレンディングで資産運用するメリットは利回りがよく投資後に運用しなくていい
- ソーシャルレンディングでお金を借りる側のメリットは審査から融資までが速い
- ソーシャルレンディングは投資方法よりも簡単な資産運用の方法
目次
ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディングとは、ネット上で「お金を貸して資産運用をしたい人」と、「お金を借りたい人や企業」を結びつけるサービスです。
ここでは、両者をマッチングさせる業者が存在し、業者は投資家(貸し手)に借りたお金を借り手に貸して資産運用をすること行なっています。
ソーシャルレンディングの仕組み
先述の通り、ソーシャルレンディングのサービスを展開する事業者はインターネット上で個人から資金を集め、企業に貸付けを行います。
ソーシャルレンディングは、このように融資の型をとっているので当然融資を受けた企業には返済の義務があります。
企業(借り手)は、毎月利息を上乗せされた分の金額を支払います。
これにより貸し手と事業者に利益が発生するという仕組みです。
ソーシャルレンディングのメリット(貸し手)
ソーシャルレンディングが何であるかは分かったものの、ソーシャルレンディングで資産運用するメリットには一体どのようなものがあるのか気になりますよね。
また、株やFXや暗号資産(仮想通貨)での投資と比べてどのようなメリットがあるのかもご紹介します。
- メリット1:利回りが魅力的
- メリット2:初心者でも損をしない
- メリット3:少額で投資を始めることができる
- メリット4:投資後に運用しなくていいので楽
メリット1:利回りが魅力的
ソーシャルレンディングの年間の利回りは、5~10%の物が多くなっています。
定期預金の金利は高くても0.12%ほどであるのに対して、とても高い利回りだと言えますね。
国内のソーシャルレンディングは大体7~8%の利回りでありますが、海外の企業への投資だと10%を超えることもあるそうです。
メリット2:初心者でも損をしない
株やFXや暗号資産(仮想通貨)での投資にはやはり経験が必要であり、実際のところ知識のない初心者ではなかなか儲けることが難しいですよね。
しかし、ソーシャルレンディングでは、融資先の企業が貸し倒れを起こさない限り投資元本が減少するということはありませんので、価値変動が少ないのです。
そのため、価値に関する知識や見識がなくても利益を得やすい投資と言えるでしょう。
メリット3:少額で投資を始めることができる
ソーシャルレンディングでの投資は、最低一万円から始めることができます。FXや暗号資産(仮想通貨)よりはやや高いですが、株式投資よりは比較的安く始められます。
また、一万円であれば仮に失敗したとしても大きなダメージとはならないでしょう。
まずは、少額から初めて慣れていってください。
メリット4:投資後に運用しなくていいので楽
株やFXや暗号資産(仮想通貨)の場合、自分の投資先が今後どのように成長していくのかを予想するために情報収集をしたり、投資後にはこまめに相場をチェックする必要があります。
しかし、ソーシャルレンディングでは投資先の将来性まで予想する必要はなく、融資先の与信情報や投資案件に担保が設定されているか、担保評価は適切かといった点のみをチェックするだけで十分です。
また、融資が決まった後も相場のチェックなどは必要なく、毎月分配金が入ってくるのを確認するだけです。
ソーシャルレンディングのデメリット(貸し手)
ソーシャルレンディングも投資の一種である以上、リスクはあります。
ここでは、どんな時に損をするのか説明します。
- デメリット1:投資期間中に解約ができない
- デメリット2:延滞が発生する場合がある
- デメリット3:運営事業者が倒産するリスクがある
- デメリット4:投資先の会社名がわからない
デメリット1:投資期間中に解約ができない
ソーシャルレンディングは他の投資と違って、融資の要素を含んでいるので自分のタイミングでお金を引き出すことができません。
仮に運用期間が1年だった場合は、まとまった現金が欲しくなってもその一年が経過しなければお金を引き出すことはできないのです。
デメリット2:延滞が発生する場合がある
融資先が返済の延長を申し出た場合、それに伴って運用期間も延長されるので予定日に資金が帰ってこないというケースもあります。
ファンドの償還金をあてに資金繰りや支払いをしようとしていると、大変なことになるので注意しましょう。
デメリット3:運営事業者が倒産するリスクがある
ソーシャルレンディングは、新しい仕組みであるために運営事業者も設立から日が浅く、必ずしも経営が安定しているとは言えません。
もし、自分がお金を貸している運営事業者が倒産してしまったら資金は帰ってこないと考えたほうがいいでしょう。
そのため、お金を預けるのは1つの運営事業者のするのではなく複数にすることをおすすめします。
デメリット4:投資先の会社名がわからない
ソーシャルファンディングは、貸金業法に則って行われています。
貸金業法では資金の貸し手に対して融資先の事業者名は明らかにされないので、知らないうちにリスクの高い企業に融資しているという可能性もあります。
ソーシャルレンディングのメリット(借り手)
さて、ここでは投資をする人から視点を変えてソーシャルレンディングでお金を借りる側の人のメリットについて説明します。
ソーシャルレンディングには、投資者だけでなく借り手にもメリットがあります。
メリット:審査から融資までが速い
お金を集めたい「借り手」にとって、早くお金が集まることはとても大事なことですよね。通常銀行で融資を受けようとすると、一ヶ月〜二ヶ月かかります。
しかし、ソーシャルレンディングならばたった数日で融資が実行されます。
銀行よりは少額になりますが、迅速に対応してくれるのは嬉しいことです。
ソーシャルレンディングのデメリット(借り手)
借り手にとって、ソーシャルレンディングを利用することのデメリットとはなんでしょう。
これを知っておくことでソーシャルレンディングでの投資でより儲けることができるかもしれませんね。
デメリット:金利が高い
ソーシャルレンディングでお金を借りるデメリットとして、金利が高いことが挙げられます。
貸し手のメリットにあったように、ソーシャルレンディングは利回りが高いことが魅力の1つでしたが、当然そのお金は借り手である企業が払っています。
大体5~15%と言われるソーシャルレンディングの金利は1~2%台で借り入れが可能な銀行と比べると非常に高いことがわかりますね。
ソーシャルレンディングを始めてみよう
- ソーシャルレンディングはネット上で「お金を貸して資産運用をしたい人」と「お金を借りたい人や企業」を結びつけるサービス
- ソーシャルレンディングで資産運用するメリットは利回りがよく投資後に運用しなくていい
- ソーシャルレンディングでお金を借りる側のメリットは審査から融資までが速い
- ソーシャルレンディングは投資方法よりも簡単な資産運用の方法
ソーシャルレンディングのメリット・デメリットについて理解できましたか?
以上のことを踏まえると、ソーシャルレンディングで投資をするのは
- とにかく「投資」を初めてみたい人
- いきなり株やFXや暗号資産(仮想通貨)に手を出すのは怖いと思っている人
- 銀行の利子の低さに不満がある人
- 延滞があっても生活に困らない人
が向いているのではないでしょうか。
他の投資方法よりも比較的簡単な資産運用の方法であり、ただ銀行に預けて置くだけよりもたくさんの利益が得られるソーシャルレンディングを、ぜひこの機会に初めてみてはいかがでしょうか。