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トップアナリストが選好する高配当株3選

ストーリーハイライト

配当株は投資家に安定した不労所得をもたらします。さらに、高配当利回りの優良配当株は、投資の回収期間を短縮し、キャッシュフローを強化します。

TipRanksの株式スクリーナーツールを活用し、エナジー・トランスファー(Energy Transfer, NYSE:ET)、エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ(Enterprise Products Partners, NYSE:EPD)、アレス・キャピタル(Ares Capital, NASDAQ:ARCC)の3銘柄に注目しました。これら銘柄の配当利回りは7%以上で、さらにウォール街のトップアナリストに人気があります。

TipRanksでは、アナリストを、その専門知識、分析期間と成果、ベンチマークに基づいてランク付けしており、その結果に基づいてトップアナリストを選出しています。このランキングは、アナリストが推奨銘柄を通じて高いリターンを提供する能力を反映しています。

これを踏まえ、上記の3銘柄を掘り下げてみましょう。

エナジー・トランスファーは「買い」か?

エナジー・トランスファーは、北米最大級のミッドストリーム(中流部門、石油・天然ガスなどの貯蔵、輸送)企業で、エネルギーインフラ事業を運営しています。過去3カ月間では、この銘柄を担当するトップアナリスト9人のうち8人が「買い」レーティングを付けています。

同社の株価は1年間で約38%上昇しています。さらに、これらトップアナリストの今後12カ月の平均目標株価は、約17%の上値余地を示唆しています。さらに、現在の配当利回りは7.81%と高く、セクター平均の3.8%を大きく上回っています。

エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズの配当は?

エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズは、エナジー・トランスファーと同様に米国のミッドストリーム企業で、天然ガスや原油の輸送、貯蔵などを展開しており、四半期配当を支払っています。

過去3カ月間では、この銘柄を担当するトップアナリスト10人中9人が「買い」と評価しています。株価は1年間で約19%上昇しています。さらに、トップアナリストの今後12カ月の平均目標株価は、約17%の上値余地を示唆しています。配当利回りは現在7.1%で、セクター平均の3.8%を大きく上回っています。

アレス・キャピタルは今「買い」か?

アレス・キャピタルは、中堅企業に資金調達と負債ソリューションを提供する米国の事業開発会社です。ソフトウェア、サービス、医療、エネルギー、食品などの業界で投資活動を展開しています。

過去3カ月間では、この銘柄を担当するトップアナリスト8人のうち6人が「買い」と評価しています。株価は1年間で約27%上昇しています。トップアナリストの今後12カ月の平均目標株価は、4%近い上値余地を示唆しています。さらに、現在の配当利回りは9.1%で、セクター平均の2.1%を大きく上回っています。

結論

エナジー・トランスファー、エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ、アレス・キャピタルは、トップアナリストが選好する高配当利回り銘柄です。投資家は、TipRanksの株式スクリーナーツールを活用して、多くの優良銘柄を見つけることができます。

免責事項

ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Top Analysts Love These 3 High-Yield Stocks原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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