ストーリーハイライト
EV大手のテスラ(NASDAQ:TSLA)は第3四半期の終わりが近づいており、四半期納入実績を発表する時期が迫っています。
ロバート・W・ベアードのアナリスト、ベン・カロ氏は、テスラが市場の期待を上回る好位置にいると考えています。
第3四半期の納車台数に期待
「中国での保険登録台数などの第三者データ、工場稼働停止がないこと、IRへの確認などはすべて、第3四半期の好調な納車台数を示唆しています」とカロ氏は説明しています。
カロ氏は第3四半期の納車台数が48万台に達し、コンセンサス予想の46万1000台を上回ると予想しています。 納車台数は同社にとって重要な指標であるため、同氏の予想が正しければ、テスラ株は上昇する可能性があります。
ロボタクシーの発表イベントが株価を押し上げる可能性
そしてこれは、インパクトのあるワンツーパンチの前半に過ぎません。10月2日に予定されている第3四半期納車発表の後、10月10日にロボタクシーの発表イベントが続きます。納車台数が期待外れだった場合でも、このイベントが投資家センチメントを押し上げる可能性がある、とカロ氏は述べています。
ロボタクシー以外にも、カロ氏はイベントでさらに多くのニュースが発表されると予想しています。その中には、2025年第4四半期に生産開始予定の低価格車の発表も含まれています。この新型モデルにより来年の販売台数予測が押し上げられる可能性もありますが、同氏は、新型車のための設備変更による工場の稼働停止により、販売台数に「ばらつき」が生じる可能性があると警告しています。
短期的な状況は良好と予想
しかし、それはさらに先の話であり、第3四半期の納車台数発表とロボタクシーのイベントが迫っているため、カロ氏は楽観的な見方をしています。
「短期的な状況は良好であると我々は考えており、納車台数発表とロボットタクシーのイベントの両方に強気です」と彼は強調しました。
結論として、カロ氏はテスラ株を「アウトパフォーム(＝買い)」と評価し、目標株価の280ドルは、今後12カ月で10%の上値余地を示唆しています。
ウォール街の見方は？
しかし、ウォール街アナリストの多くは様子見姿勢です。TipRanksによれば、テスラ株の過去３カ月間のアナリストレーティングは、「中立」が16人、「買い」が12人、「売り」が8人で、コンセンサス評価は「中立」です。平均目標株価の210.56ドルは、今後12カ月で約19%の下値余地を示唆しています。
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本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、‘Time to Jump In,’ Says Baird About Tesla Stockの原文翻訳を中心にまとめています。
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