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トップアナリスト、テスラは「新たな歴史的瞬間」に直面している、と強調

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(米国現地時間の)木曜午後(11月30日)には、米テキサス州にあるテスラ(NASDAQ:TSLA)のオースティン・ギガファクトリーで、CEOのイーロン・マスク氏と経営幹部は、ついにサイバートラック(フルサイズの電動ピックアップトラック)の初納車を祝うイベントを開催します。

5つ星アナリストであるウェドブッシュのダン・アイブス氏は、これはテスラにとって「新たな歴史的瞬間」と呼び、重要なイベントを楽しみにしています。

「ウォール街は、2モータータイプとトップレベルの3モーターAWD(四輪駆動)パフォーマンス・モデルの正式な発売開始と、年間最大25万台が見込まれるサイバートラックの生産と拡張に関するアップデートを楽しみにしています」と、アイブス氏は述べています。

サイバートラックの予約台数は200万台突破

2024年度の納入目標は明らかにされていませんが、今期は2,000~3,000台を生産する見込みです。オースティンでの試験的な生産能力12万5,000台に支えられ、2024年上期には、初の1万台規模の四半期生産が行われる見通しです。なお、予約台数は200万台を超えたと報告されています。

2019年のサイバートラックの初披露の際、同社は価格について、ベースとなる1モーターFRバージョンで39,900ドルからスタートし、2モーターAWDトラックは49,900ドル、3モーターAWDは69,900ドルと発表していました。アイブス氏は、木曜日に価格が更新されると予想しており、1モータータイプは最大50,000ドル程度であり、2モーターおよび3モータータイプはおそらく60,000〜80,000ドルの範囲であるとしています。

テスラの継続的なイノベーションの証

サイバートラックは、テスラの2024年度の「財務状況を大きく動かす」ものではありませんが、アイブス氏は、テスラの継続的なイノベーションと、テスラが確立した「マインドシェア・リード(意識に占めるブランド占有率におけるリード)」の証になると考えています。

アイブス氏は、テスラ株の「アウトパフォーム(=買い)」レーティングと310ドルの目標株価を再表明しています。

アイブス氏は、ウォール街最大のテスラ強気派の一人です。過去3カ月間のアナリストレーティングは、14人の「買い」、13人の「中立」、6人の「売り」に基づき、コンセンサス評価は「中立」です。株価は今のところ十分に上昇しており(年初来で120%上昇)、したがって平均目標株価の247.29ドルは、今後12カ月で2.5%の小幅な上昇にとどまるという大方の見方を反映しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Tesla Stock Is Facing Another ‘Historical Moment,’ Says Daniel Ives原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
TipRanksの専属編集者兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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