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トップアナリスト、テスラの自動運転ソフトを試乗、ロボタクシーの見通しは?

ストーリーハイライト

7月29日、トゥルーイスト・セキュリティーズが、米電気自動車大手テスラ(TSLA)の最新自動運転ソフトの試乗感想を発表しました。同証券の五つ星アナリスト、ウィリアム・スタイン氏は、新バージョンは素晴らしいと評価しながらも、まだ完全な自律性を実現していないと指摘しています。なお、テスラの株価は同日5.6%上昇しています。

自動運転機能は進歩しつつも、重大な問題も

スタイン氏は、テスラの自動運転機能には、いくつかのポジティブな進歩があるとしています。その一方で、衝突を回避するために人間が介入する必要があったり、葬列に対して警察官の手信号に反応する必要があるなど、重大な問題があることも同氏は指摘しました。

こうした問題にもかかわらず、トゥルーイストはテスラが自動運転機能を改善し続けることに期待していますが、こうした進歩は10月のロボタクシーイベントまでには間に合わないかもしれないと注意を促しています。

トゥルーイストはテスラのレーティングを「中立」に据え置きましたが、目標株価は設定していません。

ロボタクシーは重要なカタリストに

テスラのロボタクシーの野望は、最終的には自動運転の車両群を保有し、無人タクシーで売上を上げるもので、同社と株価の両方にとって重要なカタリストとなるでしょう。実際、テスラに対して強気のアナリストはそのカタリストに同意しています。

しかし、弱気のアナリストは、ロボタクシーが主流となる前にパフォーマンスと規制のハードルに直面することはほぼ確実なため、今後大きな課題が待ち受けているとみています。

テスラは「買い」か、「中立」か、「売り」か?

TipRanksによれば、テスラ株のコンセンサス評価は「中立」です。これは、過去3カ月間のアナリストレーティングの「買い」11人、「中立」12人、「売り」7人に基づいています。過去12カ月で株価は13%下落していますが、平均目標株価の213.92ドルは、今後12カ月で7.83%の下値余地を示唆しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Truist Analysts Test Drives Tesla’s (NASDAQ:TSLA) Autonomous Software – Here Are the Results原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
米国株投資の銘柄分析はTipRanks
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