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コストコに追い風、金購入客が急増、特典付きで魅力増す

ストーリーハイライト

ブルームバーグの報道によると、米会員制倉庫型店舗チェーンのコストコ・ホールセール(COST)で金地金が飛ぶように売れています。マクロ経済の先行き不透明感から、インフレ対策となり安全資産としての金の魅力を増しているためで、金価格は年初来で25%以上も急騰しています。

既存貴金属ディーラーよりも低価格で販売、さらに特典も

コストコは、既存の貴金属ディーラーよりも低価格で、さらにプレミアム顧客には追加の特典を提供することで、金を入手しやすくしています。

コストコの会員であれば金購入に際し、提携しているシティ・クレジットカードの利用で2%のキャッシュバックを受け取ることができ、さらに年会費130ドルのエグゼクティブ会員になると、追加で2%のキャッシュバックを受け取れます。

報道によると、9月28日時点で、コストコは1オンス(約28グラム)の地金バーをスポット価格より1.6%高い価格で提供しています。これは、ほとんどの貴金属小売業者の設定価格よりも低くなっています。加えて、コストコ会員には4%の特典が加算される可能性があるため、さらにお得な取引となるため、コストコを通じて金を購入する魅力が高まります。

多くの店舗で完売、プラチナ地金も追加

コストコは2023年6月に米国の店舗およびウェブサイトで金地金の販売を開始しました。現在は銀貨も取り扱っており、さらにプラチナ地金も貴金属ラインナップに追加しました。

ブルームバーグによると、調査対象となったコストコ店舗の約77%で金が10月の最初の週に完売しました。さらに、ブルームバーグが46州101店舗に電話したところ、各店舗が最近金の新たな在庫を受け取ったことが確認できましたが、需要は依然として圧倒的とのことです。

コストコ株は「買い」か?

TipRanksによれば、コストコ株の過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が16人、「中立」が8人で、コンセンサス評価は「中程度の買い」です。株価は過去1年間で60%以上も急騰しており、平均目標株価の937.91ドルは、今後12カ月で5.9%の上値余地を示唆しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Shoppers Are Flocking to Buy Gold at Costco (NASDAQ:COST)原文翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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