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米国のソフトウェア会社、サービスナウ (ServiceNow, NOW) は23日の市場後、ウォール街の予想を上回る第3四半期決算を発表しました。同社は、デジタルワークフローの管理を支援するクラウドコンピューティング・ソリューションを企業に提供しています。
1株当たり利益(EPS)は3.72ドルで、アナリスト予想の3.45ドルを上回りました。売上高は前年同期比22%増の28億ドルでした。好調な業績にもかかわらず、10月23日の時間外取引で同社株は1%下落しました。
第3四半期のサブスクリプション売上高は前年同期比22.5%増の27億1,500万ドルとなり、やはりアナリスト予想の26億6,000万ドルを上回りました。同社は、サブスクリプション売上高の通年見通しを7,800万ドル上方修正し、106億5,500万ドルから106億6,000万ドルの範囲としました。
AIサービスが成長を促進
サービスナウの経営陣は、成長の多くは人工知能(AI)によって促進されていると述べています。同社の生成AIサービス「Now Assist AI」は、同社史上最も急速に成長している製品であり、顧客を引き付け、顧客は高い料金を支払っています。
サービスナウCEOのビル・マクダーモット氏は、顧客企業が自身のデータをサービスナウのプラットフォームに連携させる動きが進んでおり、同社のデータベース製品も好評を得ていると述べました。
同社は決算発表とともに、グーグル・クラウドやオラクルでの経験があるアミット・ザベリー氏を新社長兼最高執行責任者(COO)に任命したと発表しました。
サービスナウの株価は、2024年の年初来から28%上昇しています。
サービスナウ株は「買いか」?
TipRanksによれば、サービスナウ株の過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が26人、「中立」が2人、「売り」が1人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の946.40ドルは、今後12カ月で4.27%の上値余地を示唆しています。
本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、ServiceNow (NYSE:NOW) Financial Results Top Wall Street Estimatesの原文翻訳を中心にまとめています。
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