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シティ、シスコシステムズを格上げ、AIの可能性に期待

ストーリーハイライト

シティグループのアナリスト、Atif Malik氏は、ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(CSCO)のレーティングを「中立」から「買い」に格上げし、目標株価を52ドルから62ドルに引き上げました。

同アナリストは、ネットワーク・ハードウェア、ソフトウェア、通信機器を販売するシスコシステムズは、今後人工知能(AI)の普及から恩恵を受けると予想しています。

AI関連のイーサネットスイッチ利用拡大に注目

シティは、シスコの売上高にAIが占める割合は現在2%に過ぎないものの、同社のイーサネットスイッチがAIのマイクロチップやプロセッサの接続に使用されることが増えるため、同社は今後数年で力強い成長を遂げるはずと指摘しています。

イーサネットスイッチは、コンピューター、ルーター、サーバーをローカル・エリア・ネットワーク(LAN)に接続します。

AIおよびサイバーセキュリティにさらに注力

シスコシステムズは、今年度のAI受注がさらに10億ドル増加すると予想しています。同社は8月、ネットワーク機器の需要が旺盛であると述べ、今後の成長可能性が大きいAIとサイバーセキュリティにさらに注力する計画を発表しました。

シティグループによる格上げの追い風があり、10月16日にシスコシステムズ株は4%上昇しました。1年を通してシスコの株価は市場全体に遅れを取っていたため、シスコの株主にとって朗報となりました。2024年の年初来でシスコシステムズの株価は15%上昇していますが、ベンチマークである S&P 500指数の22%上昇に大きく遅れています。

シスコシステムズ株は「買い」か?

TipRanksによれば、シスコシステムズ株のコンセンサス評価は「中程度の買い」です。これは、過去3カ月間のアナリストレーティングの「買い」9人、「中立」8人に基づいています。平均目標株価の57.87ドルは、今後12カ月で2.64%の上値余地を示唆しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Cisco Systems (NASDAQ:CSCO) Stock Gets Upgraded to Buy at Citigroup原文翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
米国株投資の銘柄分析はTipRanks
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