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アップル株は2024年末までに時価総額4兆ドルを達成へ:トップアナリストの見解

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アップル(NASDAQ:AAPL)は最近、時価総額3兆ドル(約420兆円)を回復したところですが、トップアナリストの1人は既に4兆ドル(約570兆円)を射程に置いています。

5つ星アナリストで、ウォール街株式プロフェッショナルの上位2%に格付けされている、ウェドブッシュのダン・アイブス氏は、アップルがまたもや大きなマイルストーンに到達すると予想しています。「アップルの来年の成長と収益化のペースを考えると、2024年末までに時価総額4兆ドルに達する初の企業になると考えています」

アイブス氏の確信は、iPhone 15のラインアップ発表後に見られた力強さに基づいています。米国と中国市場における「力強いアップグレードの動き」を背景に、多くの弱気材料があるにもかかわらず、アイブス氏は、今後数週間は力強いホリデーシーズンになると予想しており、その結果、当四半期のiPhone 15の成長率は、ウォール街の予想を上回ると見ています。「当社の最近のアジアのサプライチェーン調査から、ホリデーシーズンから2024年初頭にかけてのiPhoneの台数に関してネガティブな修正は見られません。これは、iPhone15を取り巻く消費者の需要環境が、これまでのところ非常に安定していることを物語っており、アップルにとって朗報です」

iPhoneのアップグレードの上振れを予想

業界調査に基づけば、アイブス氏は2024年度(2024年9月期)のiPhone販売台数が2億2,000万台から2億3,000万台になると予想しており、アップグレードの現在のペースが2024年6月ごろまで続けば、その予想は上振れする可能性があると考えています。「ウォール街は、当四半期と2024年度通年における中国の潜在的なアップグレードの機会を引き続き過小評価している」とアイブス氏は強調しています。

このサイクルはASP(平均販売価格)の上昇によっても定義され、ASPは過去数年の825ドル/850ドルから、現在は925ドルに向かっています。

サービス売上高が「安定した2桁成長に回復」していることもあり、アイブス氏は「成長終焉説」は見当違いであるとしています。「現在、世界中で約2億4,000万台のiPhoneがiPhone 15へのアップグレードの機会にあり、2024年度にサービス事業が再加速しているため、来年に向けてアップル株を所有する絶好の機会と見ています」と彼は要約しています。

目標株価を上方修正

このようなポジティブな見方の結果、目標株価は上方修正されました。アイブス氏は、アップル株の目標株価を240ドルから250ドルに引き上げ、今後12カ月で28%の上値余地を示唆しています。追記するまでもなく、アイブス氏のレーティングは「アウトパフォーム(=買い)」のままです。

過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が25人、「中立」が8人で、コンセンサス評価は「強気買い」となっています。平均目標株価の203.70ドルは、当面レンジ相場が続くことを示唆しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Can Apple Stock Reach $4 Trillion Market Cap? Daniel Ives Weighs In原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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