
来週のアップル決算でモルガン・スタンレーが注目していること
2024年4月25日 Masuko Takashi
次に紹介するのは、テックシーンを支えるツールや計測器を提供するテック企業、キーサイト・テクノロジーズです。同社は、電子計測機器とそれを制御するソフトウェアの重要な設計・製造会社です。同社の製品ラインには、オシロスコープ、アナライザ、メータ、発電機、ワイヤレス・コネクタ、ネットワーク・コネクタなど、電子機器組立ラインや研究所で必要とされるほとんどの機器が含まれています。
これらのアプリケーションには、通信、自動車、航空宇宙、ヘルスケア、半導体、金融業界などが含まれます。基本的に、デジタル・アプリケーション、ネットワーク接続、電子デバイスを必要とするあらゆる産業で、テスト機器が必要です。
今年初めの四半期決算で発表されたガイダンスが、ウォール街の予想を下回ったこともあり、株価は年初来で20%下落していました。しかし、2023年第4四半期(2023年8-10月)決算は軒並み予想を上回り、経営陣は困難なマクロ環境にもかかわらず回復の準備が整ったと述べていることから、その状況は変わるかもしれません。
キーサイトは、第4四半期に非GAAP基準EPSで1.99ドルを計上しました。前年同期の2.14ドルから減少したものの、アナリスト予想を12セント上回りました。売上高は13億1,000万ドルで、前年同期比では9%減でしたが、予想を1,000万ドル上回りました。
モルガン・スタンレーでこの銘柄を担当しているアナリストであるMeta Marshall氏は、第4四半期の堅調な業績に関して、一般的なエレクトロニクス製品関連は弱いものの、半導体関連は活気が出てきていることを指摘しています。
Marchall氏は、「オーバーウエート(=買い)」レーティングを付け、165ドルの目標株価は、今後12カ月で21%の上値余地を示唆しています。
過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が7人、「中立」が1人、「売り」が1人で、コンセンサス評価は「中程度の買い」です。平均目標株価の155.22ドルは、今後12カ月で14%の上値余地を示唆しています。
モルガン・スタンレーのもう一つのトップピックは、cfDNA(無細胞DNA検査)に取り組むバイオテクノロジー企業、ナテラです。この検査は、採血に基づく低侵襲(体への負担が小さい)DNA検査の一種で、血流に浮遊する天然由来の遊離DNA断片に焦点を当てた検査です。ナテラ社はこれらの断片を捕捉することができ、それを用いて様々な遺伝子検査を実施できます。
腫瘍DNA、胎児DNAなど、様々な種類のDNAが様々なタイミングで血流中で検出される可能性があり、ナテラ社のcfDNAは検査目的でこれらの遺伝的要因をすべて測定することができます。同社の検査は腫瘍学、女性の健康、臓器の健康において有用で、特にがんの診断と治療、臓器移植とフォローアップに応用されています。その結果、正確な検査と、より個別化されたケアプランに基づいた、より良い健康判断が可能になります。
ナテラ社の検査で特に優れているのは、個別化されたがん治療のためのSignateraプラットフォームと、臓器移植前の拒絶反応評価検査としてクラス最高のものとなっていて、腎臓、心臓、肺の手術に適用可能なProsperaプラットフォームシリーズです。
直近の2023年第3四半期決算は堅調でした。売上高は2億6,830万ドルで、予想を920万ドル上回り、前年同期比では27%増という驚異的な伸びを示しました。GAAPベースのEPSは95セントで、予想を1セント上回りました。
モルガン・スタンレーのアナリスト、Tejas Savant氏は、ナテラの健全な収益と需要の高い製品を評価しています。同アナリストは特に、ナテラの検査プラットフォームの強みを挙げています。
Savant氏は同社株を「オーバーウエート(=買い)」とし、目標株価を68ドルに設定しています。
過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が10人で、「中立」の1人を大きく上回っています。平均目標株価の70.40ドルは、今後12カ月で28%の上値余地を示唆しています。
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本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Morgan Stanley Says These 3 Stocks Are Top Picks for 2024原文の翻訳を中心にまとめています。
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