ストーリーハイライト
ほとんどの大手テック企業が四半期決算を発表してきましたが、巨大テック企業が最新決算を発表する時が近づいています。アップル(NASDAQ:AAPL)は、木曜の取引終了後(日本時間の金曜早朝)に2023年度第4四半期(7-9月期)の決算を発表します。
ゴールドマン・サックスのアナリスト、Michael Ng氏は、第4四半期売上高をコンセンサスの893億ドルをやや下回る889億ドル、EPSをコンセンサスと同じ1.39ドルと予想しています。「アプリ収入の回復や、iPhoneインストールベース(保有者総数)の継続的な増加、ユーザー1人あたりのハードウェア接続台数の増加によって、サービス収入が加速していることは心強いことです」とNg氏は述べています。
iPhoneプレミアムモデルへの製品ミックスシフトの恩恵を享受へ
プレミアムモデルへの製品ミックスのシフトにより、iPhoneの売上高成長には「価格引き上げおよび製品ミックスの向上」の恩恵が見られるはずです。さらに、2023年度には低価格の新型iPhone SEが発売されないため、販売台数の減少を防げる見込みです。
Ng氏は、2024年度第1四半期(10-12月期)は、iPhoneとサービスの売上高が2023年度第4四半期と同様の伸びを示し(iPhoneは若干改善へ)、MacとiPadの売上高が加速的に伸びると予想しています。その結果、同氏は売上高1,219億ドルを予想していますが、これはコンセンサス予想の1,237億ドルを少し下回るものです。しかし、Ng氏は、コンセンサスを上回る44.2%の売上総利益率(コンセンサスは43.6%)と144億ドルの経費(同149億ドル)を反映し、EPSはコンセンサスの2.10ドルを上回る2.12ドルと予想しています。
以上により、Ng氏は「買い」レーティングを継続し、目標株価を213ドルとしています。これは、25%の上値余地を示唆しています。
ほとんどのトップアナリストは同様の見方をしており、レーティングは、「買い」22人に対して「中立」9人で、コンセンサス評価は「中程度の買い」です。今後12カ月の平均目標株価は204.95ドルで、最大20ドルのプレミアムを予想しています。
魅力的なバリュエーションで取引されている銘柄のグッドアイデアを見つけるには、TipRanksの株式に関するあらゆる見識を統合し、新設されたツールであるTipRanksのBest Stocks to Buyをご覧ください。
本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Apple Will Post Earnings Thursday. Here’s What Goldman Sachs Expects.原文の翻訳を中心にまとめています。
米国株