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アナリストが注目する、今買うべきバリュー株トップ5 – 2023年11月

ストーリーハイライト

バリュー(割安)株は、堅実なリターンを求める投資家にとって有望な銘柄です。TipRanksの株式スクリーナーツールを使って、上昇可能性があるバリュー株を5つ厳選しました。

バリュー株とは、本来の価値よりも低い価格で取引されている株式のことで、優良企業を割安な価格で購入する機会を投資家に提供します。これらの銘柄は、分散投資ポートフォリオへの貴重な追加となり、長期的な成長と収益の可能性を提供します。

TipRanksの株式スクリーナーツールを使って、ウォール街のアナリストから「強気買い」のコンセンサス評価を受けており、今後12カ月の平均目標株価が20%以上の上値余地を示唆している銘柄を抽出しました。また、これらの銘柄はTipRanksでアウトパフォーム・スマートスコア(8、9、または10)を獲得しています。さらに、PER(株価収益率)がそれぞれの5年平均を下回っていることから、これらの銘柄は割安と思われます。

株式スクリーニングによると、以下の銘柄のバリュエーションは適切であり、アナリストが選好しています。

TモバイルUS (NASDAQ:TMUS)

全米第2位のモバイル通信企業で、ポストペイド(後払い)、プリペイド(前払い)、ホールセール(提携先による通信サービス)向けにサービスを提供しています。アナリストは現在、25.6%の上値余地があると見ています。

また、PERは22.5倍で、過去5年平均を約52%下回っています。重要なことは、10月25日の第3四半期決算発表後、11件の「買い」レーティングが付けられたことです。

ネクステラ・エナジー (NYSE:NEE)

北米の主要電力・エネルギーインフラ企業で、再生可能エネルギー分野ではトップクラスの発電容量を誇ります。直近では、再生可能エネルギー分野のコスト高懸念などの影響で株価が下落しています。

アナリストの平均目標株価は21.3%の上値余地を示唆しています。PERは15.5倍で、過去5年平均を56.9%下回っています。10月24日の第3四半期決算発表後、5人のアナリストが「買い」レーティングを付けています。

チャールズ・シュワブ (NYSE:SCHW)

全米最大のディスカウントブローカーの持ち株会社で、子会社を通じ、銀行業務、資産運用業務、証券仲介業務などを展開しています。買収したTDアメリトレードの口座移管に関する大規模なシステムトラブルなどの影響で、株価が下落しています。

それでも、第3四半期決算はアナリスト予想を上回っており、アナリストの平均目標株価は、26.7%の上値余地を示唆しています。PERは17.6倍で、過去5年平均より19%割安になっています。

アナログ・デバイセズ (NASDAQ:ADI)

半導体ソリューションを提供する企業で、自動車、通信、家電、産業など広範な市場向けに、アナログIC、ミックスドシグナルICなどの設計・製造・販売を手がけています。

16人のアナリストレーティングに基づくと、平均目標株価は199.47ドルで、21.4%の上値余地を示唆しています。PERは21.6倍で、過去5年平均を40%下回っています。

サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック (NYSE:TMO)

ヘルスケア、ライフサイエンス、研究ソリューションを提供する科学サービス・製品企業です。医薬企業、病院、研究機関、公共機関などに、研究・分析用の機器、試薬、ソフトウェアなどを提供しています。平均目標株価は538.59ドルで、20%近い上値余地を示唆しています。PERは28.9倍で、過去5年平均を33.3%下回っています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、5 Top Value Stocks to Buy Now, According to Analysts – November 2023原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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