ビットコイン(BTC)

【2021年】ビットコイン暴落の原因とは?今後の展開と理想的な立ち回り方。

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2021年5月、上半期のビットコインは300万超の暴落を発生しました。

主な暴落原因は「中国のマイニング規制強化」とされています。
とは言え、実際の値動きには2月からビットコイン暴落の原因が明確に残されていました。

つまり、2021年のビットコイン暴落は十分に予想できた事態です。

本記事では2021年ビットコインの暴落原因を徹底考察しました。
今後の予想やビットコイン相場で上手く稼ぐ、理想的な立ち回りまで触れています。

本記事の要約
  • 2021年の暴落は明確なシグナルがあり、利益機会にもできた。
  • 今回の暴落は、あくまで日足レベル。再上昇の可能性もあり。
  • 中国による規制強化が不安材料だが、毎度同じみ感はある。
  • 長期的なビットコインの上昇トレンドは崩れていない
  • 長くても数年単位で見るなら現物の購入は無難
  • リスクを取るなら、ビットコインFXで下落を利益に変えられる

【テクニカル分析】ビットコイン暴落の原因とは?

2021年4月にビットコインは7071867円の史上最高値を更新。(bitFlyerの日本円建て)

しかし、過去最大の上昇速度は大きく変わって、2021年5月23日には一時340万円に到達する暴落を発生しました。

「40日間で約360万円の暴落」

おそらく、ビットコインの取引経験が1~2年といった方の中には規格外の暴落にバブル崩壊を感じたと思います。

とは言え、値動きから相場を見る「テクニカル分析」では2021年のビットコイン暴落には明確なシグナルが多く、十分に予想できた展開です。

そして、ビットコインは再度、史上最高値7071867円を目指す可能性も十分にあります。

【テクニカル分析で見る】ビットコイン暴落3つの原因

ビットコイン暴落3つの原因
  1. 上昇圧力の失速
  2. 2本のトレンドラインを下抜け
  3. 下降トレンドの発生

2021年のビットコインには暴落前に明確なシグナルを形成していました。
ポイントは1つのシグナルではなく、異なる目線で見た時に3つ暴落原因があることです。

テクニカル分析は、トレーダー・投資家によって売買判断の軸が異なります。

しかし、2021年のビットコインの値動きでは、売買判断の軸が異なっていても、下目線と言える展開でした。

つまり、複数の目線(根拠)で同じ「下目線」となったため、大きな暴落となったのです。

【ビットコイン暴落の原因①】上昇圧力の失速

2020年末から2021年初までビットコインは力強く上昇していました。

上昇規模については、説明不要の過去最大規模、史上最高値を立て続けに更新しています。
しかし、立て続けに高値更新をしつつも、明らかに上昇圧力の失速が起きていました。

まず、上昇圧力の失速から、一度は決済売りによって偏った買いポジションをフラットにする必要があったのです。

ビットコインは暴落前に失速BTC/JPY 日足

bitFlyerのBTC/JPY日足チャートを見ると2021年2月の高値以降、高値の更新幅が小さくなる傾向が起きていました。

  • 【2021年2月21日】4,225,266円~6,080,178円 高値更新幅1,854,912円
  • 【2021年3月14日】6,070,000円~6,730,404円 高値更新幅627,839円
  • 【2021年4月13日】6,730,404円~6,925,000円 高値更新幅194,596円

2021年初から急騰していた、1月と2月の高値更新幅は約180万円とかなりの規模でした。

しかし、2月以降の高値更新幅を見ると180万円、60万円、20万円と上昇する圧力が弱まっているのが分かります。

特別な知識がなくとも、2020年までの勢いは消えつつあると誰でも感じられる相場でした。

上昇圧力の失速、少なくとも一旦の利益確定や、USDT(テザー)へビットコインを交換するのが対策として有効な状況です。

暴落前にはビットコインは売りシグナル形成BTC/JPY 日足

また、テクニカル分析について学習していれば、定番となる2つのパターンを形成していました。

【ダイアゴナル・トライアングル】エリオット波動理論で上昇推進5波終了を指す
【上昇ウェッジ】上昇圧力の失速、急落に転じやすい

2つのパターンが見られており、ビットコインFX・ビットコインのレバレッジ取引では「絶好の空売り(からうり)チャンス」といった見方もできます。

空売りなら、2021年の暴落約340万円の値幅を利益に変えられる展開です。

ビットコインのシグナル形成後BTC/JPY 日足

ダイアゴナル・トライアングルとは、上昇トレンド発生中のエリオット波動理論におけるセオリー的なパターンです。

高値更新幅が失速し、上昇推進5波の終了を迎えるのがダイアゴナル・トライアングルです。

ダイアゴナル・トライアングルは、エリオット波動理論を軸にテクニカル分析を行うトレーダーにとって「下降トレンドの転換点」と見られます。

また、ダイアゴナル・トライアングルは「上昇ウェッジ」のチャートパターンと同じです。

チャートパターンとは、特定のチャート形状から市場動向を分析する技術になります。ダイアゴナル・トライアングルと上昇ウェッジは、いずれも下降トレンドの転換前に出現するシグナルです。
暴落時のビットコインBTC/JPY 日足

 

ダイアゴナル・トライアングル(上昇ウェッジ)は、安値を支えるトレンドラインを下に抜けた段階で確定します。

2021年4月18日にトレンドラインは下抜けており、前述したエリオット波動理論、あるいは上昇ウェッジのチャートパターンを知っていれば、ビットコインFXの空売りで利益を得られたでしょう。

少なくとも、高値更新幅が減速する前、2021年1月の高値までは期待値が見積れる状況です。

例えば、こんな取引ができました。

✓注文日足の陰線確定を待って売り

  • 損切り・・・史上最高値を更新した場合にロスカット(損失決済)
  • 利食い・・・上昇圧力が低下する前の高ににプロフィット(利益決済)

✓結果 利益 1BTC 1,959,915円

  • エントリー価格6,185,181円
  • イグジット価格4,225,266円

想定される損失の幅に対して、期待できる利益は2倍以上。実際に1BTC相当額で空売りした場合、1ヵ月で190万円ほどの利益ですから効率の良い取引ができたでしょう。

【ビットコイン暴落の原因②】2本のトレンドラインを下抜け

ビットコインの重要なトレンドラインBTC/JPY 日足

2020年末から、ビットコインには価格上昇を支える重要なトレンドラインがありました。

ビットコイン史上、最も力強い急騰をさせていたのが①のトレンドラインです。2021年3月に、新しく安値を支えるトレンドラインを見せるも再上昇、史上最高値を更新しました。

しかし、前回のトレンドライン以上の上昇を見せることなく暴落を引き起こしています。

  • 2020年からビットコインを支えてきたトレンドライン
  • 史上最高値更新までビットコインを支えてきたトレンドライン

絶好の買い場として意識されてきた2本のトレンドラインを抜けており、明らかに「急騰相場に崩れ」が見えていたのです。

また、2本のトレンドラインで構成されるトレンド転換のシグナルもあります。

ビットコイン暴落とCフォークBTC/JPY 日足

Cフォーク(チュヴァショーフ・フォーク)」という、少しコアな2本のトレンドラインで分析するチャートパターンがあります。

  1. 上昇トレンドを支える重要なトレンドラインを下抜け
  2. 再上昇する動きを見せ、①より緩やかなトレンドラインを形成
  3. ②のトレンドラインを下抜け

上記の様な展開を見せた時、Cフォークは下降トレンドへの転換を示唆させます。ビットコインの日足チャートでは、ほぼ正確な急落初動と同じ水準です。

【ビットコイン暴落の原因③】下降トレンドの発生

ダイアゴナル・トライアングル、上昇ウェッジにCフォークと下降トレンド入りを示唆させるシグナルをビットコイン暴落の原因として解説しました。

そして、最も重要なのが「下降トレンド入りの確定」です。ビットコインは、日足以下のチャートで明確に下降トレンド入りしており、相場の方向感は明確でした。

ビットコインのトレンド転換BTC/JPY 日足

「下降トレンド」は、高値と安値を切り下げることで成立します。

ビットコインの日足チャートから高値・安値の切り下げは確認でき、同様に4時間足、1時間足も必然的に下降トレンドの発生中です。

つまり、たしかに大きな値幅を下げた意味で暴落と言えるものの、実際には明確な下降トレンドと言えます

ビットコインの暴落は終わり?今後どうなる?

結論から申し上げますと、テクニカル上は「あくまで暴落は調整下落、日足でトレンド転換をすれば再上昇が見込める」と考えられます。

なぜなら、前述したビットコイン暴落の原因は日足以下のチャートで確認されたからです。そもそも、ビットコインは長期的に見れば右肩上がりの上昇トレンド、週足では上昇トレンドが崩れたとは言えません。

ビットコインの下降トレンドの発生が明確に見て取れるのは日足チャートまでです。つまり、日足以下で上昇トレンドの転換が見られれば、再び週足、月足規模の上昇トレンドに回帰すると予想されます。

ビットコインは今後どうなる?BTC/JPY 4時間足

例えば、本記事執筆時点では4時間足・1時間足で早くも上昇トレンド転換へ向けた動きが確認できます。

画像の図はいわゆる「逆三尊(ぎゃくさんぞん)」と言われるチャートパターンを形成する展開が見られました。

目安として、ビットコインが再び上がる場合に想定できる値動きを描写しています。

【10分で分かる】ビットコインFXで使える「逆三尊(ぎゃくさんぞん)」解説

1時間足・4時間足で上昇トレンド転換が明確となれば、日足チャートでも力強い上昇が見られる必要があります。

今、ビットコインが再上昇するのに必要なのは「まだ、ビットコインの快進撃は終わらない」と思わせる力強い上昇です。

一方で、あまりに中途半端な上昇で下がる動きを見せれば、最悪のシナリオとして週足の上昇トレンドが崩れることも視野に入れなければなりません。

【ファンダメンタルズ分析】ビットコインを中心に不安材料

ビットコイン暴落のファンダメンタルズ的原因
  • 中国当局によるマイニング規制
  • 中国でのマイニング事業を停止する流れ
  • 個人投資家を中心に中国マネーの流出

ビットコイン暴落には、常に不安材料がほぼ同時期に話題となっていました。

振り返ると、2017年は中国のICO規制など投資家・トレーダーに不安材料として影響を与えています。2021年も例外なく、中国のマイニング規制を筆頭にファンダメンタルズ分析の材料が多いです。

「ファンダメンタルズ分析」とは、特定の団体・国の施策や売上といったデータから分析する方法を指します。ビットコインで言えば、暗号資産やブロックチェーンに関する法規制や、ハッシュレートなどがファンダメンタルズ分析の重要な要素です。

中国当局によるマイニング規制

2021年5月21日に中国政府は「ビットコインのマイニング・取引」に関する規制を強化すると表明しました。

中国はビットコインのマイニングや取引はリスクが高いといった見方を示しています。中国の中央銀行を始めとする機関で構成される金融安定発展委員会は、ビットコインのマイニング、取引ついてリスクが高いと考えているようです。

中国でのマイニング事業を停止する流れ

中国のビットコインに関する政府の方針を受け、中国で稼働している大手ビットコインマイナーには早くも撤退あるいは停止する流れが起きています。

  • 【BTC.TOP】中国におけるマイニングを停止→北米へ
  • 【Huobi Mall】中国におけるマイニング機材の販売停止・マイニング業務の停止
  • 【HushCow】マイニング機材の追加購入を中止

現時点で中国政府の規制強化を受け、上記の3社が各々撤退の意向を表明しました。ビットコインのハッシュレートで全体の2%以上を占めるBTC.TOPが中国から北米へマイニング拠点を買える予定です。

また、大手取引所Huobiの手がけるマイニング企業Huobi Mallも、マイニング機材(マイニングリグ)の販売を中国では停止すると公表しています。

大手マイニング関連企業の撤退を受け、ビットコインのハッシュレートが下がるのは大きな不安材料です。

一方で、2017年のバブル崩壊以後、中国の暗号資産に関する規制は大きな影響を及ぼしてきました。関連企業側から考えれば、規制の激化する中国でマイニング事業を展開する方がリスク、拠点の移動は長期的に見れば良い影響も期待できます。

中国マネーが市場から抜ける?

暗号資産の中でも、USDT(テザー)は米ドルと連動した価値となるので資金避難先として有名です。

しかし、中国政府の規制を受け、USDTを中国人民元に交換する流れが強くなっています。

中国マネーが暗号資産市場から抜けつつある原因は、マイニング規制より早い段階で発生した「中国における暗号資産の取引が禁止される」といった流れがあったからです。

現時点では、100万ドル以上の資産規模かつ認定を受けた投資家を除く、一般投資家は暗号資産を中国にて取引を禁止する案が出ています。

したがって、規制が行われる前に人民元への交換が先行したのです。また、中国本土で個人が行うマイニングに関しても規制は激化しており、マイニングを行う個人を見た場合に政府へ摘発するホットラインまで整備されています。

ビットコインの暴落原因を踏まえて、どうすべき?

ここまで、2021年5月時点のビットコイン暴落原因をテクニカル分析、ファンダメンタル分析から解説しました。

とは言え、今からビットコインの取引をする場合にどういった立ち回りをすべきでしょうか?2017年の暴落を参考に考えると以下の通りです。

  • 【ビットコインの現物取引】少額から買い始める
  • 【ビットコインFX(レバレッジ取引)】レバレッジを1倍以下で空売り

上記の2通りの立ち回りを検討するのが良いと筆者は考えています。

なぜなら、テクニカル分析でもお伝えした通り、長期的に見ればビットコインの上昇トレンドは崩れていないからです。

再び上がる可能性を秘めながら、史上最高値の半分程度の価格で購入できるのが今のビットコインです。

【ビットコインの現物取引】少額から買い始める

前述した通り、ビットコインの現在価格は史上最高値の半値に位置してます。ビットコインを購入し、最悪の場合は3~4年放置すると考えても期待値は十分です。

今から再下落する可能性もあるなら、割安で買い増しも念頭に少額から購入するのも良いでしょう。

例えば、数年スパンで見た時に、ビットコインは「半減期」によって理論上は、需要に対して供給が下回る設計がされています。

供給に対して、需要が高ければモノの価値は上がるのが経済の仕組みです。

したがって、最悪の場合は数年単位でビットコインを保有すると考えれば、強制的に決済されることのないビットコインの現物取引が最適になります。

もちろん、仮に再暴落があるなら「ハッキング」も不安材料です。
リスクに備えるのは投資の鉄則ですからセキュリティ面で定評のある大手取引所を利用しましょう。

例えば、お馴染みbitFlyer(ビットフライヤー)といった国内でビットコインの取引量が多い取引所が安心です。

  • マルチシグ
  • コールドウォレット
  • 自社開発のビットコインデーモン

bitFlyerでは、ビットコインをハッキングといった不正から保護する技術の全てを盛り込んでいるのが特徴です。

複数署名が無ければ送金できないマルチシグ、ネットワークから分断し安全に保管できるコールドウォレット、脆弱性への対策を施した自社開発のビットコインデーモン。

ビットコイン暴落の原因がもし、ハッキング事件となった場合にも他社より安全性を保てるでしょう。

bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設ページへ

【ビットコインFX(レバレッジ取引)】レバレッジを1倍以下で空売り

一番無難なのは少額からビットコインの購入する立ち回りですが、ビットコインFX(レバレッジ取引)でアグレッシブに攻める方法もあります。

金融市場のセオリーとして、相場は下がる時は上がる時より早いため、空売りで下げ相場を狙うことも可能です。

ビットコインは特に、大きな値幅が動くため多くのトレーダーがビットコインFXや暗号資産のレバレッジ取引に注目しています。

例えば、空売りで下げ相場を狙う場合には、ビットコインがもう一段の暴落を短期的に発生させるのが前提です。

つまり、ビットコインの価格が下がるなら、法定通貨で利益を得られる方がメリットがあります。したがって、ビットコインFXをする場合は法定通貨を証拠金にできる取引所を使うのが良いでしょう。

上記の2社が、日本円を証拠金にビットコインFXおよび、アルトコインのレバレッジ取引に対応しています。

GMOコイン、DMM Bitcoinは為替のFXでも実績のある企業が母体です。

例えば、GMOコインは世界でFXの取引高が最も多いGMOクリック証券を運営するGMOグループによって運営されています。

また、DMM BitcoinのDMMグループでは国内80万口座を抱えるDMM FXで有名です。実際に取引で使ってみるのが分かりやすいのですが、取引ツールが両者ともに使いやすく、テクニカル分析必須のビットコインFXに良いでしょう。

DMM FXの口座開設ページへ

ビットコイン暴落の原因と今後 まとめ

本記事の要約
  • 2021年の暴落は明確なシグナルがあり、利益機会にもできた。
  • 今回の暴落は、あくまで日足レベル。再上昇の可能性もあり。
  • 中国による規制強化が不安材料だが、毎度同じみ感はある。
  • 長期的なビットコインの上昇トレンドは崩れていない
  • 長くても数年単位で見るなら現物の購入は無難
  • リスクを取るなら、ビットコインFXで下落を利益に変えられる

今回は「【2021年】ビットコイン暴落の原因とは?今後の展開と理想的な立ち回り方。」のテーマでした。

ビットコインは暴落したものの、1週間単位の価格推移を示す週足チャートでは大きな変化を起こせていません。

振り返れば、2020年末から2021年現在にかけて3倍以上の価格にビットコインを急騰しています。

買いの偏りは、次に史上最高値を目指すなら一旦は決済売りが行われるべきです。
一時的に割安となったビットコインに対し、新しく買われる展開が発生すれば再び上がるのが順当です。

ビットコインは想定以上の上昇を常に見せてきました。
「乗り遅れ」に不安を感じるなら、少額資金で積み立ていくのが良いでしょう。

当記事で用いるチャートは高機能分析プラットフォーム「TradingView(トレーディングビュー)」の提供するbitFlyerのBTC/JPYチャート・を用いて分析をしております。仮想通貨は1年365日を通して動く市場の為、執筆時点(2021年5月時点)での現役トレーダーによる分析・考察となります。仮想通貨(暗号資産)取引に関しては余裕資金・自己判断で行いましょう。

 

ビットコイン(BTC)
この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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