【ビットコイン価格ニュース】前日比（終値)＋0.49％。1060万円台を中心に推移するが1050万円台まで下落することも考えられる

6月2日  23時台には最高値1075万円台まで上昇

出典：Trading Viewビットコイン日本円チャート １時間足

まずは、ビットコインを取り巻く内外の社会情勢や経済向がどうなっているか、主な話題を拾ってみよう。

暗号資産・デジタル通貨の新しい動き

イーロンマスク氏は、暗号についてドナルド・トランプ氏と話し合うことを否定

テスラとスペースXのCEOであるイーロンマスク氏は、Xへの投稿で、ドナルド・トランプ前大統領と暗号通貨について話し合ったことを示唆する報道を断固として否定した。

この否定は、憶測が高まり、2人の影響力のある人物が仮想通貨関連の問題について会話していると主張する複数の報道の中で行われた。

この論争は、ブルームバーグの報道が、マスク氏がトランプ氏に仮想通貨政策について助言したことを示唆したことから始まり、メディアや仮想通貨コミュニティ内で大きな関心と憶測を呼び起こした。

さらに火に油を注ぐのは、仮想通貨コミュニティの著名人であるDogeDesignerが、マスク氏とトランプ氏が仮想通貨政策について話し合ったとされるツイートをしたことである。

これらの噂は、2024年の共和党大統領候補の有力候補であるトランプ氏が、キャンペーントレイルでビットコインやその他のデジタル資産を声高に宣伝しているときに表面化した。

彼は最近、もし再選されたら、Silk Roadの生みの親であるロス・ウルブリヒト氏を釈放するとさえ約束した。トランプ氏は、仮想通貨を米国の戦略的資産と位置付けており、同国はこの分野のリーダーでなければならないと強調している。

彼の個人的な暗号保有額は1,000万ドルを超えていると報じられており、彼のキャンペーンに関連するMAGAトークンは最近、史上最高値の15.4ドルを記録した。
出典：Coin Journal（2024年５月30日）

ナイジェリアのスーパースターDAVIDOミームコインラグプルプルの恐怖が論争を巻き起こす

ナイジェリアのスーパースター、ダビド氏は、有名人が支援するミームコインをめぐる幅広い議論の中で、ミームトークン「$DAVIDO」の発売後、論争に巻き込まれていることに気づいた。

$DAVIDOの価値の急激な上昇とその後の暴落により、パンプ・アンド・ダンプ方式の疑惑が浮上し、暗号空間におけるそのようなベンチャーの完全性に注目が集まっている。

伝えられるところによると、Davidoはトークンの発売からわずか11時間以内に473,000ドルという驚異的な利益を上げ、かなりの利益を上げた。

初期投資の詳細によると、彼はスタートアップ資本として7.5SOL(1,275ドル)を受け取り、7SOL(1,190ドル)を使用して Pump.fun で$DAVIDOを作成して立ち上げ、総供給量の20.3%を占める2億300万トークンを取得した。

その後、Davidoは1億2,188万$DAVIDOトークンを2,791 $SOL($474.4K)で売却し、約$143Kの利益を上げた。しかし、特にトークンの価値が95%急落し、投資家を失望させているため、ラグプルスキームの恐れがある。
出典：Coin Journal（2024年５月30日）

ジャック・ドーシー氏が支援するビットコインマイニングプールOCEANがエルサルバドルにグローバルハブを開設

決済会社ブロック(旧スクエア)の創設者であるジャック・ドーシー氏が支援するビットコインマイニングプールであるOCEANマイニングは、エルサルバドルに本社を設立した。

5月29日に発表されたプレスリリースで、OCEANは、新しいグローバルハブはエルサルバドルの首都サンサルバドルに拠点を置くと述べた。

ビットコインマイニングプールは、このハブを使用して、グローバルなプレゼンスを高め、BTCマイニングの分散化を促進する。OCEANのマーク・アルティムコ社長は、この開発について次のようにコメントしている。

「地方分権化の取り組みを進めるには、グローバルなプレゼンスが必要であり、エルサルバドルは当然の選択でした。ベネズエラやEUのような場所がビットコインマイニングを禁止する法律を課しているため、エルサルバドルの政治的立場はまったく対照的であり、業界にとって希望の光でした」
出典：Coin Journal（2024年５月30日）

将来を見据えたデータ：ブロックチェーンがセキュリティと信頼を高める方法

BSVアソシエーションとボストン コンサルティング グループは、「デジタル トランスフォーメーションのナビゲート：自動化された世界で信頼を築く」というレポートで、ますますデジタル化が進む私たちの生活におけるデータの信頼の重要な役割を強調している。

2030 年までに、膨大な量の情報を生成する接続デバイスが 1,250 億台に達すると予想されており、信頼性が高く改ざん防止機能を備えたデータ管理の必要性がこれまで以上に切迫している。

このレポートでは、ブロックチェーン技術、特にデータの信頼性とセキュリティを確保するための比類のないソリューションを提供する BSV ブロックチェーンの重要性を強調している。

BSV ブロックチェーンは、プルーフ オブ ワーク システムを通じてデータの整合性を維持しながら、1 秒あたり 100 万件を超えるトランザクションを処理できるという点で際立っている。

そのため、データ管理の実践を強化したい企業にとって理想的な選択肢となっている。このレポートでは、投機的な取引から実用的なソリューションの構築に焦点を移すことで、デジタル システムへの信頼と自信の回復に改めて重点を置くよう呼びかけている。

BSVブロックチェーンは、主要な課題と不確実性に対処し、デジタル ID とデータの所有権を検証するための堅牢なフレームワークを企業に提供している。
出典：COINGEEK（2024年６月１日00:01）

米証券取引委員会の暗号資産ガイダンスを無効にする米議会の決議案にバイデン大統領が拒否権を発動

Joe Biden米大統領は、米証券取引委員会のガイダンスを無効にする米議会の決議案に拒否権を発動した。暗号資産業界は、このガイダンスが銀行との協力を妨げていると主張している。

このガイダンスは会計公報第121号として知られており、2022年に発表されて以来、銀行からの反発も受けている。金融機関は、顧客に代わってデジタル資産を保有するサービスを拡大することがコスト高になり、事実上制限されると主張している。

民主党議員11人の支持を得て上院を通過したこの決議案は、SECの公報を無効にするものだった。

228対182の賛成多数で下院を通過したこの決議案を支持する議員らは、この指針は従来の銀行にデジタル資産を保管したいと考える米国人の選択肢を制限するものだと述べた。

「私の政権は、消費者と投資家の幸福を危険にさらす措置を支持しません」と、バイデン氏は金曜日の夜に公開された拒否権発動のメッセージで述べた。

「暗号資産のイノベーションの潜在的な利益と機会を活用するには、消費者と投資家を保護する適切なガードレールが必要です」
出典：BNN Bloomberg（2024年５月31日）

通貨・為替関連（FXを含む）

CONSOB、SEGURO FX、SIGMA CAPITALへのアクセスを遮断

イタリアの証券規制当局であるCONSOBは、同国で違法に取引商品を宣伝していたとされるFXウェブサイトの数々に、さらに厳しい措置を講じた。

CONSOBはイタリアのインターネットサービスプロバイダー（ISP）に連絡し、問題のサイトすべてへのアクセスを遮断するよう要請した。これは、詐欺や無許可の投資スキームの可能性があるイタリアの投資家を保護するための継続的な取り組みの一環である。

デジタル資産とオンライン取引のグローバルな性質を考えると、イタリアの積極的な姿勢は、同様の規制上の課題に取り組む他の国々にとってすでにモデルとなっている。

監視機関は、国内で違法に取引商品を宣伝しているとして禁止されているインターネットソースの登録簿に、新しいドメインを追加した。具体的には、イタリアの投資家は、最新のブラックアウトの対象となった企業から金融サービスを受けないよう警告されている。
出典：FINANCE FEEDS（2024年５月31日21:45）

TRADINGPROFINANCIAL と ACTIVFX がドイツ規制当局から警告を受ける

ドイツの最高金融規制当局は本日、同国のオンライン取引セクターのグレーゾーンを含むオンライン取引ビジネスを追い続けるオフショアブローカーがもたらす危険性について警告した。

BaFin は別の企業を特に警告の対象とした。独立規制当局は、TradingProFinancial と ActivFX というブランドで運営する 2 つのブローカーが、適切な認可を取得せずに違法なビジネスを行っていることを強調した。

これらのプラットフォームはドイツの顧客に、FX や暗号通貨商品へのエクスポージャーを提供するとされる CFD を提供している。

BaFin は、TradingProFinancial と ActivFX が規制対象プラットフォームの詳細を利用して一般市民を欺き、ドイツで合法であるという幻想を作り出しているのではないかと疑っているが、実際はそうではない。TradingProFinancial は、同社との取引がほぼリスクフリーになる戦略を提供していると、Web サイトで大胆な主張までしている。

監視機関によると、これらの企業はロンドンに拠点を置いていると主張しているが、これは事実ではないようだ。

いずれにせよ、金融規制当局はさらに国民に対し、注意して適切な検証プロセスに従い、企業の身元（身元の詳細、設立国など）を確認し、明確に識別できない企業を決して信用しないように促した。
出典：FINANCE FEEDS（2024年５月31日20:41）

各国の経済指標を見る

今週の注目すべき経済指標

1週間の金融市場の不安定な動きを受けて、投資家はボラティリティの上昇に備えている。ISM製造業PMIは月曜日に発表され、水曜日にはADP雇用変動とISMサービスPMIが発表される。

カナダ銀行 (BoC) と欧州中央銀行 (ECB) はそれぞれ水曜日と木曜日に金融政策決定を発表する。最後に、米労働統計局は金曜日に5月の雇用統計を発表し、非農業部門雇用者数、失業率、賃金インフレ率を発表する。
出典：FXSTREET（2024年６月２日06:00）

中央銀行・国際金融機関

利下げの時期か？

金融政策で主導権を握ってきた米国の中央銀行の流れに逆らい、欧州中央銀行が連邦準備制度理事会よりも先に金利を引き下げることはほぼ確実となった。

インフレ率が2%の目標に近づいているため、ECB当局者は月曜日、最初の利下げは来週に行われるとほぼ確認した。これは、近いうちに緩和する自信がない連邦準備制度理事会の当局者とは対照的だ。

ウェルズ・ファーゴのエコノミスト、ニック・ベネンブローク氏は、市場はECBによる25ベーシスポイントの利下げに賭けており、その後「7月は金利を据え置き、9月にさらに25ベーシスポイントの利下げを行う」と述べている。
出典：WALL STREET BREAKFAST（2024年６月１日22:57）

政治・法律関連

３大大国の総選挙

インド、メキシコ、南アフリカの3大国で選挙が行われる。インドが総選挙を終えるにあたり、考えられる4つのシナリオを考えてみよう。

メキシコは初めて女性が大統領になる見通しで、同氏が大統領として直面する課題は少なくとも10に上る。南アフリカでは、1994年から政権を握っているアフリカ民族会議が権力の共有を余儀なくされたらどうなるのか?

たとえば、南アフリカの場合。過去30年間、南アフリカの政治はアフリカ民族会議によって定義されてきた。

1994年にネルソン・マンデラ氏の下で最初の多民族選挙で権力を握った後、この運動は国の新しいアイデンティティを形成し、差別的な法律を解体し、有色人種の境界線を越えて基本サービスを拡大し、主流経済を黒人の多数派に開放した。

今日、南アフリカの人々は、蔓延する貧困、大量失業、停電、蔓延する犯罪と汚職に直面しており、ANCに対する忍耐力が限界に達している。同党は5月29日の選挙で支持を失い、部分的な集計では初めて大差で議会の過半数を失うことになる。
出典：Bloomberg Weekend Reading（2024年６月１日20:32）、Bloomberg（2024年６月１日00:15）

モディ氏は強く、より強く、より強く

インドのナレンドラ・モディ氏は反現職派を制したようだ。土曜日の出口調査では、彼が首相として3期目に復帰するだろうと示唆されている。議席数だけでなく、新たな領土も。

月曜日にはインド株が大幅に上昇すると予想されている。主要な出口調査では、彼のBJP主導の連合が2019年に獲得した353議席を上回る議席数を獲得している。詳細はこちら：出口調査によると、モディ氏はインドで圧勝する見込み

「インド国民がNDA政府を再選するために記録的な数の投票をしたと自信を持って言える」とモディ氏はXに投稿し、やや時期尚早に勝利を認めた。もちろん、投票結果は6月4日に集計される。
出典：Bloomberg India Edition（2024年６月２日03:43）

いいえ、ドナルド・トランプ氏、あなたは「政治犯」ではない

「私は政治犯だ」とドナルド・トランプ前大統領は、34件の重罪で有罪判決を受けた翌日に宣言した。この発言を真剣に受け止めるなら、トランプは実際には政治犯ではなく、単なる無反省の犯罪者であることがすぐに明らかになるだろう。

自らを弁護するために証言台に立つことを決して躊躇しない実際の政治囚とは異なり、トランプ氏は、証言するという大胆な約束にもかかわらず、証言を避けるという卑怯な決断を下した。

「ええ、絶対に証言します」と、ニューヨークの最高裁判所で裁判が始まる直前に彼は言った。「私は証言しています。私は真実を語る、つまり、私にできることは真実を語ることだけだ」

この率直さの主張は、評決後、トランプがなぜ自分が泣き叫んだのかを説明しようとしたときに消え去った。彼は曖昧にフアン・メルチャン判事の「判決」を非難した。彼は、検察は彼の「偉大な過去」から「何でも」持ち出すことができると述べた。

彼は「彼らには事件がない」ので、証言する理由はないと述べた。彼は、証言することは偽証罪で起訴される危険があると言ったが、真実しか言えないと主張する男からすれば、奇妙に聞こえる言い訳だ。

もしトランプが政治囚だったら、歴史上の伝説的な政治被告が踏襲した大胆不敵な伝統の中で、自分のために発言し、自分の主張を擁護する機会に飛びついただろう。
出典：AlterNet（2024年６月１日）

有罪判決を受けた犯罪者としてトランプが選挙運動を行う方法

マンハッタンの陪審員が34件の犯罪で有罪判決を下した後のドナルド・トランプの最も重要な慰めは、彼がこの瞬間を長い間予想していたことである。彼は14ヶ月前に起訴され、その後、フロリダ州、アトランタ、ワシントン州で刑事訴追が続いている。

それ以来、彼は刑事告発された人物として大統領選に出馬しており、その事実に対処することが彼の戦略とメッセージの中心となっている。

実際、トランプが2020年の不正選挙の寓話に果てしなく夢中になっているのは、当初は政治評論家を困惑させた後ろ向きの姿勢だったが、実際には、司法制度による彼の将来の扱いを、大きな敵意ではないにしても、懐疑的に見るように有権者を条件付ける方法だったことが、ずっと前に明らかになった。

今年の共和党指名争いでは、この戦略が見事に功を奏し、トランプ氏の連続起訴につながった事件での不正行為に関するライバルからの批判からトランプ氏を隔離しただけでなく、実際に彼の犯罪容疑を名誉の勲章にした。

彼が直面した検察官に対する彼のますます甲高い攻撃は、彼に責任を負わせようとする民主党とリベラルなエリートに怒っている保守派の英雄として、予備選挙で彼を楽勝に導くのに役立った。

紺色の選挙区で民主党の検察官が起こした事件で有罪とされた今、リベラルなエリートを喜ばせたトランプは、すでに彼を指名した共和党が、彼の立証のための聖戦に進んで参加するように引きずり込まれたのと同じ、胸を打つような無実と犠牲者(そして復讐の約束)の職業を続けることが期待できる。
出典：Intelligencer（2024念５月31日）

経済・産業・技術・金融・投資関連

金利引き下げの要因となるか？

米連邦準備制度理事会（FRB）が好む米国の基調的なインフレ指標であるコア個人消費支出価格指数は4月に0.2％上昇し、今年最も小さい伸びとなった。

この緩やかな上昇は、需要の主な原動力であるインフレ調整後の消費者支出と賃金の伸びの鈍化と同様に、金利が最終的に引き下げられるとの最新の期待を裏付けるものである。

米国と世界経済がパンデミックとロシアのウクライナ戦争という二重のショックからの安定化に努める中、インフレ抑制を目的とした金利上昇は、手頃な価格で住宅を所有するというアメリカンドリームを長期間達成不可能にする一因となっている。

テキサス州とフロリダ州のいくつかの都市では差し押さえが増加しており、かつて活況を呈していた住宅市場に苦境の兆候が現れ始めていることを示唆している。

そして、少数だがほとんどが裕福なアメリカ人のグループ、つまり2019年以降に変動金利の住宅ローンで住宅を購入した人々は、支払いが急騰するのを目にすることになるだろう。
出典：Bloomberg Weekend Reading（2024年６月１日20:32）

経済は予想以上に減速し、カナダ銀行の利下げ期待が高まる

カナダ銀行が利下げに踏み切るとの期待が高まる中、第1四半期のカナダ経済の成長ペースは予想を下回った。

カナダ統計局によると、特定の期間における商品やサービスの価値を測定する同国の国内総生産(GDP)は、2024年の最初の3か月間で0.4%増加した。年率換算では1.7%拡大し、コンセンサス予想の2.2%、カナダ中銀の予想2.8%を下回った。

「全体像は、カナダの経済は、過去1年間でわずか0.5%拡大している」と、モントリオール銀行のチーフエコノミスト、ダグラスポーターは金曜日のメモで述べた。

「この決定には賛否両論あるが、証拠のバランスが削減を示唆していると信じている」カナダ銀行は4月、2023年7月の前回利上げ以来、6回連続で利上げを実施すると発表した。

しかし、借入コストの上昇とインフレにより経済が減速する中、多くのエコノミストは、中銀が6月か7月に最初の利下げを発表すると予想している。中央銀行の次回会合は6月5日である。

カナダ統計局も、2023年第4四半期のGDPを0.2%から横ばいに下方修正した。カナダの人口増加を背景に、同国の一人当たりGDPは過去7四半期のうち第6四半期に減少したと、ロイヤルバンク・オブ・カナダのアシスタントチーフエコノミスト、ネイサン・ジェンゼン氏は述べた。

カナダ統計局によると、第1四半期の家計支出は0.7%増加したが、これは主に電気通信サービス、家賃、航空輸送への支出が1.1%増加したためである。
出典：FINANCIAL POST（2024年５月31日）

カナダ銀行の利下げに対する市場の賭けは、最新のカナダと米国のデータを受けて80%に急上昇

カナダの国内総生産(GDP)は予想を大きく下回り、米国のコア個人消費支出(PCE)インフレ率は予想に応えた。その結果、北米の金利は低下傾向にあり、カナダ銀行の利下げ期待は上昇傾向にある。

本稿執筆時点で、デリバティブ市場は水曜日にカナダ銀行が25bpsの利下げを実施する確率を80%と示唆している。これにより、基準プライムレートは6.95%に低下し、パンデミックによる急落以来初めての下落となる。

カナダ銀行は7月24日まで緩和を延期する可能性もあるが、その会合の前に2つのインフレ報告を注視すると、壁には「変動金利の引き下げが近づいています」と書かれている。中央銀行が引き金を引くと、変動金利のファンクラブは新しいメンバーを獲得し始める。

これらの変動住宅ローンの信者のために覚えておくべき1つの鍵は、2つのフレーバーから選択できるということである。固定支払いの変動金利型住宅ローン:プライムが下がっても支払いが動かない場合は、代わりに元本を増やし、利息を減らす。

変動金利型住宅ローン:貸し手のプライムレートが下がると、支払いが下がるところ。返済の軽減を切望する新規の借り手は、金利の下落に伴ってキャッシュフローを解放することを期待して、後者を選択する傾向が強まっている。
出典：FINANCIAL POST（2024年５月31日）

モロッコ:フランス外相、モロッコ経済の勢いを称賛

フランク・リースター(Franck Riester)フランス外国貿易・経済・魅力・在外フランス大使は木曜日、マラケシュで「ムハンマド6世国王陛下が定めた明確で野心的な戦略に基づく」モロッコ経済の勢いを称賛した。

第4回フランス語圏企業家会議(REF)で演説したフランス大臣は、この戦略が特にますます熱心な起業家によって実施されていることを強調した。

また、今回の第4回REF会合は、交流を促進し、投資機会を探り、「フランコフォニー地域とその長所と短所を共同で議論する」ためのプラットフォームであると指摘した。
出典：allAfrica（2024年５月31日）

エネルギーブーム

石油・ガス部門の統合の波は続き、コノコフィリップス（COP）はマラソン・オイル（MRO）を225億ドルの全額株式取引で買収することに合意した。

マラソン・オイルは既に報道で上昇していたが、取引が確定したことで水曜日の市場前取引でMROの株価は6％上昇した。

エネルギーに飢えた企業は、独占禁止法の監視の脅威が高まっているにもかかわらず、重要な資源を次々と買い漁っており、最近の取引にはヘス（HES）のシェブロン（CVX）への530億ドルの売却や、エクソン（XOM）によるパイオニア・ナチュラル・リソーシズへの600億ドル相当の全額株式取引などがある。

エネルギー関連のニュースでは、ホワイトハウスが大型原子炉の開発を加速させるため、その支援を表明した。
出典：WALL STREET BREAKFAST（2024年６月１日22:57）

プライベート クレジット
ウォール ストリートの誰もがプライベート クレジットのブームについて語っており、投資家がさらにそれを求めるにつれて、警告はますます大きくなっている。

最近発言したのは JP モルガン (JPM) のジェイミー ダイモン氏で、「ここには問題があるかもしれない」と指摘したが、銀行は依然としてバランスシート外のプライベート クレジット取引に最大 2,000 億ドルを投資することを検討する可能性があると述べた。

この新興資産クラスは、2010 年の約 2,500 億ドルから現在約 2 兆ドルに成長しており、今後数年間で 2 桁の割合で拡大する見込みである。

プライベート クレジット業界の人々は、彼らのマッチング ファンディング モデルは従来の銀行に比べて安全であり、米国経済を支える信用創造の源でもあると述べている。
出典：WALL STREET BREAKFAST（2024年６月１日22:57）

市場には不良債権は多くない

500ベーシスポイントの金利引き上げで市場が少し落ち込むだろうと考えた人もいるかもしれない。しかし、現時点では判断が難しい。オークヒル・アドバイザーズの創業者兼CEOのグレン・オーガスト氏は、その理由の一部は経済が好調であることだと語る。

6か月前、同氏は約1兆ドルの潜在的に問題のある借り換えについて我々と話をしたが、それ以来「資金調達コストは50ベーシスポイント下がった」。なぜか？ 新規取引の供給が限られているということは、信用に対する需要が減っているということだと同氏は言う。

さらに、「取引におけるエクイティはかつてないほど多い」。これらすべてが「市場が債務返済ではなく、基本的に満期を延長する」ことにつながっている。

では、市場の強さを考えると、なぜジェイミー・ダイモン氏は今週、民間信用で「地獄の代償」を払うことになるかもしれないと警告したのだろうか？

オーガスト氏は、ダイモン氏に注意を払うことは常に重要だが、JPモルガンのCEOはおそらく選択的な「積極的な引受」に注力していたのだろうと述べた。
出典：Bloomberg Wall Street Week（2024年６月１日21:01）

これからの世界週間:マクレムは約束を守れるか?

今週は、広範な世界的および地域的なマクロリスクに影響を与える可能性のある大きな進展が待ち受けている。これまでのところ、世界で最も強力な中央銀行はいずれも金融緩和を開始していない。

ラテンアメリカ、スイス、スウェーデンなどでは、いくつかの中央銀行がすでに利下げを行っているが、今週はECBが主導する可能性が最も高く、それを数段階引き上げるかもしれない。

カナダ銀行の決定ははるかに不確実である。どちらに転んでもおかしくない。私は今すぐ利下げする場合と、待つ場合、そして何が起こると思うかを説明した。

もしMacklem総裁が彼の言葉に少しでも忠実なら、今週は早すぎるように見えるし、利下げするには早すぎるはずだ。上位のデータには、米国の雇用者数とカナダの雇用者数が含まれる。

メキシコの選挙結果とOPEC+の決定では、政策リスクが中心になるかもしれない。全体を通して、マクロのリリースとRBIとロシアによる予想されるホールドのリスクは比較的低いだろう。
出典：Scotiabank（2024年６月１日）

社会・環境

人類は2060年代にピークを迎える

しかし、ファーガソン氏は、中国と米国が世界と共有するさらに大きな課題が近づいていると述べた。それは、世界の人口増加が鈍化し、最終的には止まることだ。「東アジアでは一人っ子家庭がほぼ当たり前になり、世界中に急速に広がっています。」

さらに、現状のままでいけば、過去100年間に人口が増加したのと同じ速さ（推定81億人）で人口が減少する可能性があるとファーガソン氏は警告した。
出典：Bloomberg Wall Street Week（2024年６月１日21:01）

テスラの株主、イーロン・マスクをインサイダー取引で提訴–75億ドルの利益を得たと主張

Teslaの株主が木曜日 (5月30日)、CEOのElon Musk氏を、2022年後半に電気自動車メーカーの株式を75億ドル以上売却した際にインサイダー取引を行ったとして提訴した。

億万長者の起業家であるMusk氏は、期待外れになりかねない生産と納入の数字が公表される前に株式を売却したと述べている。

株主のMichael Perry氏はデラウェア州衡平法裁判所に提出した訴状の中で、Teslaの株価は2023年1月2日に同社の第四四半期決算が公表された後に急落し、Musk氏は約30億ドルのインサイダー利益によって「不当に利益を得た」と主張した。

「Musk氏はTeslaでの地位を悪用し、Teslaに対する受託者責任に違反した」と訴状は述べ、取引で得た利益を返還するようMusk氏に指示するよう裁判所に求めた。訴状によると、Musk氏は2022年11月と2022年12月のさまざまな日付で株式を売却した。
出典：cna（2024年６月１日08:39）

協調・対立・紛争

「技術的封じ込め」が第2次冷戦を定義

6年前、フーバー研究所のニーアル・ファーガソン氏は西側諸国と中国の関係を説明するために「第2次冷戦」という造語を作り出し、それ以来、他の人々もこの名称を採用してきた。

今回のバージョンが他と異なるのは、「第1次冷戦では実際には見られなかった経済の絡み合い」があるからだ、とブルームバーグ・オピニオンのコラムニストでもあるファーガソン氏は述べた。

同時に、中国との軍事的対決は極めて危険であるため、米国が「主に経済的または技術的な封じ込め戦略を追求している」のは理にかなっている。

米国のアプローチは、オバマ政権からの政策の根本的な変更を表しており、ドナルド・トランプ大統領の下で始まり、ジョー・バイデン大統領の下で拡大されたシフトである。
出典：Bloomberg Wall Street Week（2024年６月１日21:01）

このような状況がビットコインの値動きにどんな影響を及ぼしたのだろうか。以下は6月2日のビットコインの値動きを時系列（１時間足）に沿って説明したものである。

ビットコインの6月2日の値動き

始値10,675,000円で寄りついた後、下落し、２時台には10,645,000円まで下落したが、10,687,000円まで上昇した。その後、10,676,940円まで押し戻されて下落した。

３時台には10,646,875円まで下落したが、10,664,112円まで買い戻されて上昇し、７時台には10,679,451円まで上昇したが、10,654,235円まで下落した。その後、10,666,606円まで買い戻された。

８時台には10,656,500円まで下落したが、10,664,646円まで買い戻されて上昇し、９時台には10,680,000円まで上昇したが、10,678,717円まで押し戻されて下落し、11時台には10,646,500円まで下落したが、10,663,847円まで買い戻されて上昇した。

13時台から17時台までは、10,660,000円と10,677,079円の間をレンジで推移した。18時台には10,622,978円まで下落したが、10,637,030円まで買い戻された。19時台には最安値10,621,691円まで下落したが、10,644,024円まで買い戻されて上昇した。

21時台には10,739,000円まで上昇したが、10,681,500円まで押し戻されて下落し、22時台には10,661,768円まで下落したが、10,716,000円まで買い戻されて上昇した。

23時台には最高値10,753,000円まで上昇したが、押し戻されて、23時59分59秒には終値10,728,195円をつけ、６月２日の取引を引けた。

この日一日のビットコインお値動きは最安値最高値ベースで、131,309円であった。

6月3日の価格予想及び、注目のイベント

６月３日のビットコインは、始値10,728,428円で寄りついた後、10,733,793円まで上昇したが、10,716,000円まで押し戻されて下落し、４時台には10,600,001円まで下落したが、10,670,577円まで買い戻されて上昇した。

５時台には10,677,777円まで上昇したが、10,674,019円まで押し戻された。６時台には始値10,674,019円で寄りついた後、上昇している。

今日のポイント
６月２日のビットコインは、前日比（終値）で、２日間連続プラスの値動きとなった。19時台には最安値1062万円台まで下落したが、その後は上昇に転じ、23時台には最高値1075万円台まで上昇した。

ローソク足の動きを一目均衡表でみると、ローソク足は雲の中にあり、トレンドがどうなるかは判断がつきにくい。喜寿銭と転換銭はともに右肩さがりから水平に転じいる。

また、雲を形成する先行スパンは、「先行スパン１」が雲の下部を形成している。さらに、遅行スパンはローソク足の下に位置している。これらのことから、価格は下落する可能性が高いと思われる。

したがって、現時点（６時台）では1060万円台で推移しているが､1050万絵台まで下落することも考えられる。

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この記事のライター

Tsuji Hideo

フリージャーナリスト。出版社勤務後、１９８４年４月からフリー転向。以降、月刊宝石や「ダカーポ」などに原稿を執筆。月刊誌の取材・執筆活動のほか、単行本の執筆や編集等を行う。著書に『サイエンススクランブル』『我らチェルノブイリの虜囚』（いずれも共著）がある。２００７年１１月から２０１６年１月まで日本で唯一の外国為替証拠金取引（ＦＸ）の専門誌月刊「ＦＸ攻略．ｃｏｍ」の初代編集長を務める。ＦＸポータルサイト「エムトレ」アドバイザー歴任。