【ビットコイン価格ニュース】前日比（終値)－0.23％。価格は上昇する可能性が高く420万円を突破するかもしれない

10月15日  １時台には最高値404万円台まで上昇

出典：Trading Viewビットコイン日本円チャート １時間足

まずは、ビットコインを取り巻く内外の社会情勢や経済向がどうなっているか、主な話題を拾ってみよう。

暗号資産・デジタル通貨の新しい動き

グレイスケールのビットコインETF推進：裁判所の判決が確定したら次はどうなるか

証券取引委員会は、グレイスケール・インベストメンツLLCがビットコイン信託を上場投資信託に転換する道を開く判決に対する控訴に反対することを選択しているため、アナリストは現在、プロセスが今後どのように展開するかを見極めようとしている。

同社は今年初め、グレースケール・ビットコイン・トラスト（ティッカーGBTC）を最大のデジタルコインに直接投資する初のアメリカのETFに変えるという取り組みで、連邦裁判所で法的勝利を収めた。

SECは金曜日にこの判決に対する控訴の期限を迎えていた。現在進行中の問題について匿名を条件にこの問題に詳しい関係者によると、同庁はこの件で他の控訴を計画していないという。
出典：Bloomberg(2023年10月14日22:00)

フェラーリ、アメリカでの車の支払いに仮想通貨を受け入れる

フェラーリ（RACE.MI）は、アメリカで高級スポーツカーの仮想通貨での支払いの受け入れを開始し、富裕層顧客からの要望を受けて、この制度を欧州にも拡大すると同社のマーケティング・商業責任者がロイターに語った。

ビットコインやその他のトークンの変動性が商取引に現実的ではないため、優良企業の大多数は暗号通貨を避けている。不規則な規制と大量のエネルギー使用も、支払い手段としての暗号通貨の普及を妨げている。
出典：Bloomberg(2023年10月14日15:04)。詳細はこちらから。

中国為替規制当局、CBDCの機能が金融政策を改善する可能性があると発言

中国の外国為替規制当局者は、中央銀行デジタル通貨（ＣＢＤＣ）の「プログラム可能な機能」が金融政策手段の有効性を高めるのに役立つ可能性があると語った、と国営メディアが金曜日に報じた。

中国は、導入はまだ初期段階にあるものの、独自のCBDC（中央銀行が発行するデジタルトークン）を開発している国の一つである。現在、CBDC は主にM0通貨、つまり流通している現金として位置づけられている。
出典：Bloomberg(2023年10月13日13:38)

ワイオミング州の中国所有のビットコイン・マイニング、国家安全保障上の懸念を引き起こす、アメリカの当局者が警告

アメリカの国防総省当局者らは、潜在的な国家安全保障上のリスクへの懸念の中、中国の権益が所有するワイオミング州に拠点を置くビットコインBTC／USD運用を厳重に監視している。

ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、このビットコイン・マイニングは、マイクロソフト社のデータセンターの向かい側、軍事基地の近くにあり、所有者が中国と関係しているため懸念を引き起こしたという。

この作戦が主要インフラに近いことから、中国政府がデータセンターや大陸間弾道ミサイル（ICBM）を配備するフランシス・E・ウォーレン空軍基地を狙った諜報活動を行うことが可能になるのではないかとの懸念が高まっている。
出典：BENZINGA Crypto(2023年10月日04:42)。詳細はこちらから。

ハマスと仮想通貨の結びつきがウォーレン上院議員の反仮想通貨法案に勢いを与える可能性がある

1200人のイスラエル人が死亡したとされる最近のイスラエル南部での攻撃の資金の一部が、仮想通貨で賄われていたことが明らかになり、エリザベス・ウォーレン上院議員らが主導する仮想通貨立法推進の取り組みに拍車がかかっている。

ウォーレン氏の提案した法案は、イノベーションの抑圧と市場の安全性への懸念から、デジタル商工会議所の反対に直面している。

しかし、銀行秘密法（BSA）で概説されているマネーロンダリング防止要件を拡大し、デジタル資産ウォレットプロバイダーや仮想通貨採掘業者も対象にしようとしている。

この法案は当初、今年可決されるとは予想されていなかったが、ハマスの攻撃への関与がウォーレン氏の主張を強化する可能性がある。
出典：cryptonews(2023年10月14日11:50)。詳細はこちらから。

法廷と法廷、法律と訴訟、そして20の暗号通貨ジョーク

今週の暗号通貨：JPモルガンは、次の半減期後にビットコインのハッシュレートが20％低下すると予測し、マクリブ、ビットコイン、株の間には関連性があると主張する人もいる。

ジム・クレイマー氏はビットコインの急落を予測する一方、ヤン・アレマン氏は大きな影響はないとの見解を示した。 ビットコインの下落が予想される。

FTX災害後のバイナンスの10億米ドルの業界復興基金は、パフォーマンスを下回った一方、コインベースの取引高は52％減の760億米ドルとなり、上場後最低の四半期となった。

一方、NFTの販売によって資金提供された映画「The Quiet Maid」は、世界的な販売契約を獲得した。

仮想通貨世紀の法的出来事において、サム・バンクマン・フリード被告の裁判は驚くべき暴露で始まったが。

バンクマン・フリード被告はFTX崩壊の2か月前にアラメダ・リサーチの閉鎖の可能性を発表するツイッタースレッドの草稿を書き、キャロライン・エリソン氏はアラメダ・リサーチの関係に関わる主張を行った。

元エンジニアは、アラメダ・リサーチが「不十分なセキュリティ慣行」により複数のフィッシング攻撃で2億米ドルを失ったと述べた。

一方、コインベースのディレクターは、アラメダ・リサーチが2021年を通じて395億5000万米ドル以上のUSDTを鋳造したと述べた。
出典：cryptonews(2023年10月14日06:00)。詳細はこちらから。

BitPay、テイラー・スウィフト氏の映画プレミアで暗号通貨支払いを可能に

暗号通貨愛好家でもあるテイラー・スウィフト氏のファンは、ビットコイン (BTC)、イーサリアム (ETH)、ドージコイン (DOGE)、柴犬 (SHIB) などのさまざまな暗号通貨を使用して、待望の映画「テイラー・スウィフト：ザ・エラス・ツアー」のチケットを購入できるようになった。

この映画は今日、世界中で劇場公開されており、すでに1億米ドルという驚異的な前売り金を集めており、大ヒットプレミアの舞台が整っている。

大手暗号通貨決済サービスプロバイダーであるBitPayが、映画の暗号通貨との提携を促進すると、同社は金曜日のX（旧Twitter）への投稿で述べた。
出典：cryptonews(2023年10月14日05:00)。詳細はこちらから。

柴犬のウェリー、食品業界に革命をもたらすブロックチェーン技術の新プロジェクトを明らかに

芝エコシステムのブロックチェーンベースのファーストフードレストランである Welly は、食品業界の変革と革命を目指す画期的なブロックチェーン技術を含む、現在取り組んでいるエキサイティングなプロジェクトのリストを明らかにした。

ナポリのささやかなルーツをたどる Welly は、2022 年 2 月に Shiba Ecosystem と提携して以来、間違いなく大きな進歩を遂げてきた。

ホームコートで大成功を収めている Welly は、Shiba Ecosystem のレイヤー 2 スケーラビリティ ソリューションである Shibairum 上に構築された初の Web3 ビジネスである。

これにより同社の透明性、顧客エンゲージメント、コミュニティおよびより広範な仮想通貨および食品業界におけるインセンティブを高めることができる。

シバリウムは、運営を改善するだけでなく、顧客ロイヤルティ、従業員管理、食品の追跡と調達、フランチャイズ管理、農場から食卓までの追跡を向上させる Wellyの大胆かつ画期的な野心において重要な役割を果たしている。
出典：INTERNATIONAL BUSINESS TIMES(2023年10月13日09:28)。詳細はこちらから。

各国の経済指標を見る

今週の注目すべき経済指標

今週の米アメリカの経済統計では9月小売売上高以外に大きな影響を与えるデータの発表は予定されていないが、投資家は主要国の重要な数値を精査することになるだろう。

週の前半は英国の労働市場とインフレ統計、中国の第３・四半期成長率、カナダの消費者物価指数（ＣＰＩ）の数値が注目される。

オーストラリアの９月雇用統計と英国の小売売上高統計はそれぞれ木曜日と金曜日に発表される。 一方、市場参加者は引き続き地政学的ヘッドラインに細心の注意を払うだろう。
出典：FXSTREET(2023年10月15日18:00)

要人発言

（IMFアジア太平洋局次長）日本が為替市場に介入する条件はないとみている

国際通貨基金は、日本が円を支援するために外国為替市場に介入せざるを得なくなるような要因は見当たらないと述べた。

IMFアジア太平洋局次長サンジャヤ・パンス氏は土曜日、モロッコのマラケシュで開催されたIMFと世界銀行の年次会合で記者団に対し、「いかなる条件も見当たらない」と語った。

パンサ氏は、自分は日本当局を代表して発言しているわけではないと警告し、この状況について「私が知らないことを知っているかもしれない」と述べた。
出典：Bloomberg(2023年10月15日02:11)

中央銀行・国際金融機関

マラソン会談後の戦争でIMFのコンセンサスが再び妨げられる

国際通貨基金の最高諮問委員会は、年次総会で合意に達することができず、ロシアのウクライナ戦争により、主要問題について一致した声で話し合うという試みが再び困難になっている。

2022年2月の侵攻以来のこれまでの会合と同様に、加盟190カ国の代表全員の同意が必要なコミュニケではなく、いわゆる議長概要を発表した。
出典：Bloomberg(2023年10月15日02:37)

政治・経済・産業・金融・技術

中国経済はより安定した足場を求めている

最近の緑の芽は、不動産危機に対する根強い懸念と信頼回復の頑固な無力によって相殺されており、中国経済はまだ安全な足場にあるわけではない。

水曜日に発表される統計では、対前年同期比の国内総生産（ＧＤＰ）伸び率は若干の上昇を示す可能性が高いが、前年比はそれほど好ましくない可能性がある。
出典：Bloomberg(2023年10月15日05:00)

ニュージーランド、パンデミック後の時代に向けて中道右派政権を選出

ニュージーランド国民は、パンデミック後の増大する経済的課題に対処するため、クリス・ヒプキンス首相の左派政権を拒否し、中道右派政権を選択した。

クリストファー・ルクソン氏は、土曜日の選挙で国民党が最大の得票率を獲得したことを受け、南太平洋諸国の新首相となる。ヒプキンス氏は敗北を認め、６年間にわたる労働党政権に幕を下ろした。
出典：Bloomberg(2023年10月15日10:53)

アメリカ企業の利益不況の終焉には懸念が伴う

投資家は、アメリカ企業の年間にわたる利益低迷が間もなく終焉を迎えるとの確信を強めている。 しかし、脆弱な経済見通し、慎重な消費者、16年ぶりの高水準の金利を考慮すると、株価の緩和は長続きしない可能性がある。

ブルームバーグ・インテリジェンスがまとめた推計によると、アナリストらは、S&P 500採用企業の第3四半期利益は1.2％減（4年連続の減益）となり、その後、今年最後の3カ月には6.5％回復すると予想している。
出典：Bloomberg(2023年10月14日22:29)

IMFの見通しは「低迷する」世界経済で悪化

世界経済は金利上昇、ウクライナ侵攻、地政学的な亀裂拡大の影響で勢いを失い、イスラエルとハマスの戦闘員間の戦争による新たな不確実性に直面していると、国際通貨基金が火曜日に警告した。

IMFは、2024年の世界経済成長率は今年の予想3％から2.9％に鈍化するとの見通しを示した。 来年の見通しは７月時点で予想していた３％から一段階引き下げられた。

この減速は、世界が2020年の壊滅的だが短命な新型コロナウイルス感染症不況からまだ完全には回復しておらず、中東紛争の影響、特に原油価格への影響が見られる可能性がある中で起こった。

パンデミックやロシアのウクライナ戦争など、これまでの一連のショックにより、新型コロナウイルス感染症以前の傾向と比較して、過去3年間で世界の経済生産が約3兆7000億米ドル減少した。
出典：TIME(2023年10月10日12:48)。詳細はこちらから。

社会・環境

南極大陸の棚氷の40％以上が25年間で質量減少：研究

南極大陸の棚氷の40％以上が25年間で体積を失い、海面上昇のリスクが高まっており、その原因は人為的な温暖化である可能性が高いと科学者らが木曜日に発表した。

棚氷は、南極の大部分を覆う氷床の淡水の延長であり、広大で生態学的に脆弱な大陸を囲む海に浮かんでいる。それらは巨大な氷河を安定させる巨大な「プラグ」として機能し、海への氷の流れを遅くする。

棚氷が縮小すると、これらの栓が弱くなり、氷河からの氷の消失速度が増加する。
出典：INTERNATIONAL BUSINESS TIMES(2023年10月12日21:06)。詳細はこちらから。

このような状況がビットコインの値動きにどんな影響を及ぼしたのだろうか。以下は、10月15日のビットコインの値動きを時系列（１時間足）に沿って説明したものである。

ビットコインの10月15日の値動き

始値4,037,754円で寄りついた後、4,036,235円まで下落したが、4,042,128円まで買い戻されて上昇し、１時台には最高値4,045,000円まで上昇したが、4,039,485円まで押し戻されて下落した。

６時台には最安値4,020,000円まで下落したが、4,023,434円まで買い戻されて上昇し、10時台には4,033,240円まで上昇したが、4,029,755円まで押し戻された。11時台には4,031,785円まで上昇したが、4,029,854円まで押し戻されて下落した。

15時台には4.-24,771円まで下落したが、4,028,247円まで買い戻されて上昇し、19時台には4,033,841円まで上昇したが、4,030,822円まで押し戻されて下落し、22時台には最安値4,020,000円まで下落したが、4,038,000円まで上昇した。

その後、4,024,833円まで押し戻された。23時台には4,032,833円まで上昇したが、押し戻されて、23時59文59秒には終値4,028,363円をつけ、10月15日の取引を引けた。

この日一日のビットコインの値動きは最安値最高値ベースで、25,000円であった。

10月16日の価格予想及び、注目のイベント

10月16日のビットコインは、始値4,028,444円で寄りついた後、4,023,949円まで下落したが、4,030,458円まで買い戻されて上昇し、５時台には4,072,721円まで上昇したが、4,069,639円まで押し戻された。

６時台には始値4,069,639円で寄りついた後、下落している。

今日のポイント
10月15日のビットコインは前日比（終値）でマイナスの値動きとなった。１時台には最高値404万円台まで上昇したが、その後は伸びを欠いて押し戻され、終値は402万円台をつけ、取引を引けた。

ローソク足の動きを一目均衡表で見ると、ローソク足は雲の上にあり、基準線、転換銭とも急激な右肩あがりとなっている。また、雲を形成している先行スパンは、先行スパン１が雲の上部を形成している。

さらに、遅行スパンは雲のはるか上に位置している。このことから、価格は上昇する可能性が高いことを示唆している。したがって、価格は410万円台から420万円台まで上昇するかもしれない。

▼ビットコインの特徴や今後の動向について詳しく知りたい方はこちら
ビットコイン(BTC/Bitcoin)とは？特徴と今後の将来性・価格予想

この記事のライター

Tsuji Hideo

フリージャーナリスト。出版社勤務後、１９８４年４月からフリー転向。以降、月刊宝石や「ダカーポ」などに原稿を執筆。月刊誌の取材・執筆活動のほか、単行本の執筆や編集等を行う。著書に『サイエンススクランブル』『我らチェルノブイリの虜囚』（いずれも共著）がある。２００７年１１月から２０１６年１月まで日本で唯一の外国為替証拠金取引（ＦＸ）の専門誌月刊「ＦＸ攻略．ｃｏｍ」の初代編集長を務める。ＦＸポータルサイト「エムトレ」アドバイザー歴任。