✔ マイニングを始めるにはどうすればいいのか知りたい方
✔ そもそもマイニングとは何か知りたい方
暗号資産(仮想通貨)は暗号資産(仮想通貨)取引所で購入するものであると思っている人も多いかもしれません。
確かに取引所で暗号資産(仮想通貨)を購入することは、暗号資産(仮想通貨)を手に入れるオーソドックスな方法です。
しかし、暗号資産(仮想通貨)を取引所で購入しなくても手に入れる方法があります。その代表的な方法が暗号資産(仮想通貨)のマイニングです。
今回は、暗号資産(仮想通貨)のマイニングの種類やそのやり方について解説していきます。
- マイニングとは暗号資産(仮想通貨)のシステムを支える計算機能を提供することで報酬を得られる仕組み
- マイニングには「クラウドマイニング」「プールマイニング」「ソロマイニング」がある
- 「プールマイニング」や「ソロマイニング」は機材を揃える必要があるが、「クラウドマイニング」は出資するだけで行うことができる
- マイニングで得られる利益はマイニング成果とコストのバランスで決まる
目次
マイニングなんて難しそう。でも実は誰でもできる?!
暗号資産(仮想通貨)のマイニングとは、暗号資産(仮想通貨)のシステムを支える計算機能を提供することで報酬を得られる仕組みのことを指しています。
暗号資産(仮想通貨)のマイニングという言葉を聞いて、難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
マイニングというワードは、日常生活であまり聞き慣れしない言葉ですよね。しかし、暗号資産(仮想通貨)のマイニングは誰でも簡単に始めることができます。
必要なものは、インターネットができる環境とパソコン等の端末だけです。興味がある人は、今からでもすぐに暗号資産(仮想通貨)のマイニングを始めることができます。
マイニングにもいろいろな種類がある
暗号資産(仮想通貨)のマイニングにもいろいろな種類があります。
基本的に暗号資産(仮想通貨)のマイニングは、クラウドマイニング、プールマイニング、ソロマイニングの3種類が挙げられます。
以下に、これらのマイニング方法の特徴やメリット、デメリット等について紹介していきます。
クラウドマイニング
クラウドマイニングとは、マイニングを行っている団体に出資することで、その団体に代わりにマイニングをしてもらうという方法です。
Genesis MiningやHashFlare等の団体が有名です。
マイニングに成功すると、リターンとして出資金に応じた暗号資産(仮想通貨)が分配されます。
クラウドマイニングのメリット
クラウドマイニングのメリットは、資金の出資だけでマイニングに参加することができるという点です。
マイニングに必要な機材や電源等を自分で用意する必要がありません。
クラウドマイニングを行っている団体は、最新のマイニングマシーンを組織的に稼働させているケースも多く、このような投資機会に投資をするチャンスが与えられるという点が魅力的です。
クラウドマイニングのデメリット
クラウドマイニングのデメリットとしては、出資先が採算割れする可能性があるということや詐欺案件に引っかかってしまうリスクがあるといった点が挙げられます。
暗号資産(仮想通貨)相場の影響も大きく受けてしまうため、暗号資産(仮想通貨)市場が盛り上がっている時に割高なクラウドマイニングに出資してしまうと、損をしてしまう可能性も高くなります。
今後の当該暗号資産(仮想通貨)市場がどうなっていくかということを考えながら、出資していく必要があるといえるでしょう。
プールマイニング
プールマイニングとは、主にインターネット経由でマイニンググループを形成して行うマイニングのことを指しています。
このプールマイニングを行うために形成されたグループは、マイニングプールと呼ばれています。
プールマイニングではマイニングプールがマイニングに成功した際に、マイニングプールに提供したマシンパワーに応じて、報酬を受け取る事ができるという仕組みとなっています。
プールマイニングのメリット
プールマイニングのメリットは、マイニングプールで複数のマイナーと力を合わせてマイニングをしていくため、安定性と収益性の高いマイニングを実現できることです。
プールマイニングの計算力は膨大でマイニング効率が高くなります。
また、パソコンと専用ソフトをインストールするだけで気軽に参加できるという点も魅力的です。
プールマイニングのデメリット
プールマイニングのデメリットは、マイニングで得られた収益がマイニングプールのマイナーに分配されるので、収益が小さくなってしまうということが挙げられます。
プールマイニングでは、マイニングプールへの貢献度に応じて分配率が決まってきますので、プールマイニングで大きな収益を上げていきたい場合は専用のマシーン等を自分で用意する必要があります。
ソロマイニング
ソロマイニングとは、個人でマイニングをしていくという方法です。マイニングに必要な機材や電源をすべて自分で用意していく必要があります。
また、ソロマイニングを黒字化させるためには、専用のマシーンやコンピュータに関する幅広い知識が必要となってきますので、難易度が高い方法であるといえるでしょう。
ソロマイニングのメリット
ソロマイニングのメリットは、マイニングに成功した際の報酬をすべて受け取れるという点です。クラウドマイニングやプールマイニングで発生する運営側の手数料等を払う必要もありません。
また、クラウドマイニングやプールマイニングではマイニングすることができないマイナーコインのマイニングに参加することも可能です。
個人で黒字化に成功させると、大きな利益を上げることができるようになるでしょう。
ソロマイニングのデメリット
ソロマイニングでは、マイニングに必要な機材やコンピュータに関する知識等が必要となってきますので、初心者の人にはあまりおすすめできません。
また、クラウドマイニングやプールマイニング等と比べると、ハッシュパワーが低くなりますので、メジャーな暗号資産(仮想通貨)のマイニングで黒字化することがかなり難しくなっているといわれています。
マイニングのやり方は? 種類ごとにご紹介
マイニングの種類やメリット、デメリットについて解説していきました。自分がどのようなマイニングをしていきたいのかで、マイニングの方法も変わってくるでしょう。
では、暗号資産(仮想通貨)のマイニングはどのように行っていけばいいでしょうか。種類ごとに暗号資産(仮想通貨)のマイニングのやり方について紹介していきます。
クラウドマイニングのやり方
クラウドマイニングは、誰でも簡単にすぐ始めることができます。
まず、クラウドマイニングのサービスを提供している団体を選定していきます。初心者の人には、Genesis MiningやHashFlare等の信頼性が高い団体を選ぶことをおすすめします。
利用するクラウドマイニングサービスが決まったら、アカウントを作成しハッシュレートを購入します。ハッシュレート購入後は自動的にマイニングがスタートします。
プールマイニングのやり方
プールマイニングも簡単に始めることができます。
まずは、マイニングプールに登録するところから始めていきましょう。マイニングプールに登録した後は、専用のソフトをインストールするだけで、マイニングを始めることができます。
パソコンでもマイニングに参加することができますが、マイニング効率を上げていきたい場合は、専用のマイニングマシーンを用意していく必要があるでしょう。
ソロマイニングのやり方
ソロマイニングを始めるためには、マイニングに必要な機材やネットワーク環境を自分で用意する必要があります。
機材や環境を揃えた後は、マイニングしたい暗号資産(仮想通貨)をマイニングするためのソフトをダウンロードして始めます。
ソロマイニングでは、専用のマイニングマシーンあるいは計算機能が非常に高いコンピュータを用意する必要があるため、イニシャルコストが高くなってしまいます。
マイニングでどれくらい稼ぐことができるの?
では、暗号資産(仮想通貨)のマイニングでどれくらい稼ぐことができるのでしょうか。
マイニングで稼ぐために抑えておきたいポイントとして、コストとリターンのバランスという点が挙げられます。
クラウドマイニングでは、ハッシュレートを購入することになりますが、その購入額以上のマイニングに成功しなければ、損をすることになってしまいます。
プールマイニングやソロマイニングでは、初期投資に掛かった金額とマイニング稼働中に発生する電気代等を考慮していく必要があります。
また、マイニング報酬はマイニングされた暗号資産(仮想通貨)で受け取ることになりますので、当該暗号資産(仮想通貨)の市場動向にも左右されます。
マイニングの収支に関する事例としてネット上に様々な情報がありますが、やはり始めた時期やコストのかかり具合等によって大きく変わってきています。
以上の点に注意していきながら、マイニングを黒字化させるための戦略を練っていく必要があるといえるでしょう。
そもそものマイニングの仕組みは? なぜ稼げるのか?
最後に、そもそものマイニングの仕組みや稼げるメカニズムについて解説していきます。
暗号資産(仮想通貨)はブロックチェーンという仕組みよって、その価値が担保されています。ブロックチェーンとは、ネットワーク上で決済された取引情報をブロックと呼ばれる記録媒体に記録し、それを承認していきながら新しいブロックを生成していくという仕組みとなっています。
過去に生成されたブロックを第三者によって改竄しようとしても、後続のブロックと記録内容が異なってくるため、そのような改竄はほぼ不可能となります。そのためブロックチェーンのシステムは、優れた改竄耐性を実装したデータ構造であるということができるのです。
このブロックチェーンの仕組みの中には、承認プロセスというものがあります。この承認プロセスは、マイナーと呼ばれる第三者のコンピュータによる計算によって行われています。
この承認プロセスに貢献したマイナーに対する報酬として暗号資産(仮想通貨)が分配されます。暗号資産(仮想通貨)のマイニング報酬は、暗号資産(仮想通貨)のシステムの維持に貢献したマイナーに対する報酬なのです。
自分に合ったマイニングを!!
- マイニングとは暗号資産(仮想通貨)のシステムを支える計算機能を提供することで報酬を得られる仕組み
- マイニングには「クラウドマイニング」「プールマイニング」「ソロマイニング」がある
- 「プールマイニング」や「ソロマイニング」は機材を揃える必要があるが、「クラウドマイニング」は出資するだけで行うことができる
- マイニングで得られる利益はマイニング成果とコストのバランスで決まる
以上、今回は暗号資産(仮想通貨)のマイニングについて解説していきました。
暗号資産(仮想通貨)は、取引所で購入する方法以外にもマイニングという方法で手に入れることができます。
マイニングには、いろいろな種類がありますが、初心者の人でも気軽に始めることができるようなものもあります。暗号資産(仮想通貨)のマイニングに興味を持ったという人は、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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