仮想通貨の仕組み

暗号資産(仮想通貨)デイトレードの決定版!儲けるコツやメリット・デメリット、詳しいやり方まで徹底解説

この記事を読んでほしい人
✔ 暗号資産(仮想通貨)でデイトレードを始めたい方
✔ 暗号資産(仮想通貨)デイトレードのやり方が知りたい方
✔ 暗号資産(仮想通貨)デイトレードにおすすめの取引所が知りたい方

暗号資産(仮想通貨)取引の中でも、デイトレードスタイルで始めてみたい!けどよくわからない・・」、暗号資産(仮想通貨)は株式投資やFXのように、スイングトレードやデイトレードなど、様々なスタイルで取引可能です。

しかし、そもそも暗号資産(仮想通貨)とデイトレードの仕組みについて、理解した上で始めないと思わぬ損失を招くことになります。

そのため今回は、暗号資産(仮想通貨)とデイトレードの仕組みをはじめ、各取引方式の特徴やデイトレードのメリット・デメリットについて解説していきます。

この記事の要約
  • 暗号資産(仮想通貨)のデイトレードとは1日や数分単位で暗号資産(仮想通貨)売買を行う取引を指す
  • メリットは、いつでも取引できるため売買チャンスが他の金融商品よりも多い
  • デイトレード向きの暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン・イーサリアム・リップルなど出来高トップ10以内になることが多い
  • トレードする取引所は取引が活発な取引所でおこなう
  • 大儲けしようとしてはいけない(利益を求めすぎない)
  • 暗号資産(仮想通貨)デイトレードにおすすめの取引所は「bitFlyer」「GMOコイン」「bitbank

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレード(デイトレ)とは?

暗号資産(仮想通貨)のデイトレードとは、1日や数分単位で暗号資産(仮想通貨)売買を行う取引のことを指します。また、長期保有やスイングトレードと違い、狭い値幅で何度も利益を積み重ねる方法が基本スタンスです。

また、デイトレードは暗号資産(仮想通貨)の用語ではなく、投資業界のどこでも使用される用語ですので勘違いしないようにしましょう。

つまり薄利多売で一定の利益を得るのが、デイトレードの特徴です。

そのため1日の間に何度も取引を行い、結果的に損失よりも利益額が上回るようにするのが必須になります。

暗号資産(仮想通貨)は出来高でトレードの安全性がわかる

デイトレードも含め、暗号資産(仮想通貨)の売買は対象となる出来高で安全性がわかります。

出来高が多いということは、取引が活発で注文が約定しやすくなります。一方、出来高が少ないと取引が少なくなり注文が約定しにくくなります。

取引所を選ぶ際、出来高が多い取引所でトレードするようにしましょう。

そもそも暗号資産(仮想通貨)・ビットコインはデイトレードに向いてるの?

暗号資産(仮想通貨)は株や為替に比べ1日の値動きが大きいため、大きな利益を狙いやすいです。しかし、想定外に相場が動いた場合、その分損失も大きくなります。

暗号資産(仮想通貨)のデイトレードは他の金融商品に比べボラティリティが大きいため、デイトレードに向いています。

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレード5つのメリット

暗号資産(仮想通貨)でデイトレードを行うメリットは、いつでも取引できるため売買チャンスが他の金融商品よりも多いなど、いくつかあります。

  • メリット① 365日24時間取引可能
  • メリット② 手数料が安いか無料
  • メリット③ 価格推移が大きい(ボラティリティが広い)
  • メリット④ 決済期限をきにする必要がない
  • メリット⑤ レバレッジ取引をしなくてもいい

そこで、ここでは暗号資産(仮想通貨)デイトレードのメリットを、5つ程ご紹介していきます。

365日24時間取引ができる

暗号資産(仮想通貨)デイトレードのメリットの1つは、メンテナンスなどを除き365日24時間取引できるところです。

たとえば株式投資の場合は、平日の9時~11時30分・12時30分~15時までで、FXは平日の24時間のみになっています。

代表的な金融商品と比較しても、暗号資産(仮想通貨)は市場の開いている時間が長いことが分かるでしょう。

ですので、デイトレードに必要な資金効率の良さにも繋がります。

手数料が安いか無料

暗号資産(仮想通貨)デイトレードのメリットであり重要なポイントでもあるのが、手数料コストの安さです。

デイトレードは基本的に取引回数を増やして、何度も利益を積み重ねる方法をとるため、1回ごとに大きな取引手数料が掛かっていると効率が悪くなります。

一方暗号資産(仮想通貨)取引所の多くは、売買手数料について無料もしくは0.1%程度に抑えられているため、トレードにおけるコストを配慮する必要はありません。

価格推移が大きい(ボラティリティが広い)

暗号資産(仮想通貨)の相場は、どの通貨も値幅が大きく値幅制限もありません。そのためデイトレードよりも更に短いスパンで取引を行う、スキャルピングにも向いているといえるでしょう。

たとえばビットコインの場合、2019年4月11日のレートだけを見ても、約2万円程度の値幅を記録しています。そのため、1BTC保有しているだけでもデイトレードで、1日2万円前後の利益を得ることも可能と言えるのです。

ちなみに株式投資の場合、値幅制限(サーキットブレーカー)があるため暗号資産(仮想通貨)のような値幅にはなりません。

値幅制限なくデイトレードを始めたい方は、暗号資産(仮想通貨)は良い投資クラスだと言えます。

決済期限を気にする必要がない

現物のレードならば決済期限がないので、もし価格が下がっても再度価格が戻ったとき売却すれば損失を出すことはありません。

レバレッジ取引をしなくてもいい

初心者の人は特にですが、買い注文限定のデイトレードならレバレッジ取引をしなくても十分利益を狙うことができます。これは暗号資産(仮想通貨)のボラティリティが非常に大きいからです。

レバレッジ取引は売りから注文を出すこともでき、少ない資金でもレバレッジを効かせることで大きなリターンを狙うことができます。

しかし、相場が予定通り動かないと損失も大きくなるので、初心者の人は現物取引からはじめ、慣れてきたらレバレッジ取引をした方が良いです。

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレード5つのデメリット

暗号資産(仮想通貨)デイトレードには、メリットだけでなくデメリットもあります。

デイトレードの税金が高い

株やFXは申告分離課税が適用され、税率は20.315%(所得税15.315%+住民税5% ※所得税に復興特別税)となっています。

一方、暗号資産(仮想通貨)で得られた利益は雑所得に分類され、雑所得はほかの所得と合算しての課税になります。

そのため、すでにかなり所得が高い人の場合は、その分多くの税金が課せられますので、その点には注意が必要です。

膨大な時間を費やす可能性がある

株式投資は取引時間が限られているため、その時間で集中的に取引をすることができます。

一方、暗号資産(仮想通貨)は基本的に土日を含めて24時間365日取引できるため、

  • 自分で取引する時間を決める必要がある
  • 相場から離れている時に価格が急変する

ことがあります。24時間365日取引ができることはメリットでもありデメリットでもあります。

価格推移が大きい(ボラティリティが広い)

暗号資産(仮想通貨)は株や為替と比べても価格変動が激しいです。

そのため、トレードがうまくいったときは利益を大きく出すこともできますが、想定外の値動きをすると大きな損失になるリスクもあります。

デイトレード向きの通貨が少ない

株や為替取引はデイトレード向きの商品が多いですが、暗号資産(仮想通貨)はデイトレード向きの通貨が少ないです。

暗号資産(仮想通貨)デイトレードに必要な要素は、流動性の高さです。

つまり、多くの投資家が常に市場に参加していて、積極的に取引が繰り返されていることを流動性の高い通貨と呼びます。そして市場参加者の少ない通貨を、流動性の低い通貨と呼びますが、多くのアルトコインはこちらに該当しているのです。

そのため長期保有には向いている可能性はありますが、取引相手が少なく取引完了するまでに時間が掛かり、尚且つ狙った価格で発注できなくなります。

基本的にビットコインなどメジャー通貨が、デイトレードに向いています。

フェイクニュースでも価格に影響する

暗号資産(仮想通貨)は根拠のない情報でも価格が大きく動くことがあります。

例えば2017年6月にイーサリアムの開発者であるヴィタリック・ブテリン氏が自動車事故で死亡したというニュースが報じられ、イーサリアムが急落しました。報道後、本人がツイッターを更新したため生存が確認。完全な誤報であることが判明しました。

また、インフルエンサーの発言一つで価格に影響を与えるなど、テクニカル分析がまったく通じないこともあります。

暗号資産(仮想通貨)デイトレードの総評

暗号資産(仮想通貨)デイトレードは、暗号資産(仮想通貨)の価格変動の大きさや手数料コストの少なさがメリットとなる一方で、価格変動が大きすぎるところやデイトレード向きの通貨が少ないなどデメリットのある取引方法です。

そのため、確実に儲かる訳ではありませんし、リスクもあります。しかし、価格変動の大きさなどいくつかのリスクを許容できるのであれば、他の金融商品よりも短期間に大きな利益を得られる可能性もあるでしょう。

他の金融商品よりもハイリスクな側面のある取引方法ですので、自己資金が減少することも想定した上で、検討するのがおすすめです。

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインデイトレードの注意点とリスク5つ

これからビットコインデイトレードをする際、注意する点を5つあげてみました。トレードをする前に確認してみて下さい。

ボラティリティが広く急な価格変動がある

暗号資産(仮想通貨)は株や為替よりも価格変動が大きいです。1日で20~30%価格が変動することもあります。

価格が大きく上がったときは、その後調整する(価格が下る)こともあるので、上昇トレンドと思っても飛びつかず、1~2日間、時間をおいて市場の様子を見ることも大切でしょう。

大儲けしようとしてはいけない

大儲けしようと思い、一回で資金を使うのではなく少額で数回に分けトレードすることをおすすめします。

相場が予想通り動いていれば良いですが、思わぬ方向に動くこともあるので、資金を分散してエントリーした方が良いでしょう。

海外取引所との価格乖離

相場が急変すると外国取引所と国内取引所で価格がかけ離れる(価格乖離)ことがあります。

例えば海外取引所で1ビットコインが日本円換算で100万円、同日時、国内取引所では1ビットコイン90万円といった現象です。

同取引所でトレードすれば問題はありませんが、国内外の取引所を利用する場合、価格乖離も注意してトレードする必要があります。

取引量が少ないと注文が通らない

取引所、又は通貨ペアによって取引高に違いがあります。取引高が少ないと注文が約定しにくくなるので注意しましょう。

取引テクニックを身につけるべき

デイトレードも含めトレードをする際、相場を分析(テクニカル分析)して値動きを予想する手法があります。

テクニカル分析は過去の値動きをチャートで表して、そこからトレンドやパターンなどを把握し今後の株価、為替動向を予想するものです。

テクニカル分析をすることで、今後の値動きを予想することができるので身につけておくべきでしょう。

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインデイトレードのやり方は?

トレードにはポジションを決済するまでの期間(時間)と頻度・回数により、トレード手法が分類されます。

それぞれメリット・デメリットがあり、人によっては向き不向きがあるので、自分にあったスタイルを見つけると良いでしょう。

スキャルピング(短期トレード)

スキャルピングは超短期でスピード取引を繰り返すトレード手法です。正確にはデイトレードの一部に分類されていますが、デイトレードより短い期間で取引を行います。

数秒〜数分程度で、利益幅を着実に狙っていくという手法なので、想定外の方向に相場が動いた場合、損失を最小限に抑え(損切り)られますが、1回の利益も小さいです。

スイングトレード(中期トレード)

デイトレードより長い期間ポジションを保有して売買差益を狙うトレードです。

数日から数週間を目安に投資していきます。毎日トレードできない忙しい方に向いているでしょう。

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレードで儲ける3つのコツ

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレードで儲ける3つのコツをご紹介します。

暗号資産(仮想通貨)のニュースや仕組み・チャートを把握する

暗号資産(仮想通貨)の価格変動は非常に大きいです。また、重鎮の発言やニュース等の話題は価格に大きく影響を与えます。

常に世界のニュースなどにはアンテナを張っておき、急な価格変動にも焦らず対応できるようにしておきましょう。

また、買い時、売り時を逃さないようチャートの動きを把握しておく必要もあります。最新ニュースやチャートはこちらから確認できます
最新ニュース・チャート速報

トレンドに合わせる

通常、値動きはレンジ内で形成されますが、流れにより上昇、又は下降トレンドに進む局面を迎えます。

逆張りと言いトレンドに逆らった手法もありますが、天井、底を見極めるのは非常に難しいため、トレンドに合わせてトレードした方が良いです。

テクニカル分析をおこなう

チャートを分析する際、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析があります。

ファンダメンタルズ分析は、世界や各国の経済情勢、個々の企業の業績や財務の状況をもとに、それらの本質的な投資価値を見極め、投資対象としてどれだけ期待できるのかを判断するものです。

テクニカル分析は、移動平均線やボリンジャーバンドなど様々なインジケーターを用いて、チャートの過去の動きを分析し、将来の値動きを予測する手法です。

1日単位での短期投資の場合、よっぽど大きなニュースでもない限り、ファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析の方が向いています。

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレードで失敗しない3つのコツ

ここでは暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレードで失敗しない3つのコツご紹介します。

自分のルールを決める

暗号資産(仮想通貨)のデイトレードをするときは、前もって自分のルール決めると良いでしょう。

多くの投資家に見られる「利食いは早め、損切りは遅め」という傾向を克服するためには、あらかじめ出口ルールを決めておくことです。

「こうなったら決済するぞ」というルールを作りその通りに実行した方が良いです。

また、負けを取り返そうと資金を多く追加する恐れがある人は、

  • 1日の取引上限数を決める
  • 損失が設定以上達したら休む

などルールを決めるのも良いかも知れません。

逆指値注文を利用する

逆指値注文は下落時のリスク管理に必須の注文方法で、指定した価格より対象商品が高くなったら「買い」、安くなったら「売り」の注文が自動的に発注される注文方法です。

指値【買い】指定した価格より、株価が安ければ購入。
【売り】指定した価格より、株価が高くなれば売却。
逆指値【買い】指定した価格より、株価が高くなれば購入。
【売り】指定した価格より、株価が低くなれば売却。

例えば1BTC100万円の場合

【買い】

指値で95万円で買い注文を出し成立(安くなったら購入)
ただし、80万円まで下がったので▲15万円の損失が出てしまいました。

逆指値の買い注文はトレンドに沿って買うので100万円以上の値で注文を出します。(上昇トレンドに沿って購入)
仮に110万円で逆指値で注文を出すと110万円に達しないと注文は成立しません。

ビットコインの価格が100万円から110万円まで上がったということは上昇トレンドに乗っている可能性があるので、このまま価格が上がることが予想されます。

【売り】

指値の売り注文は、保有するビットコインが1BTC100万円だったら100万円以上の値で売注文を入れますよね。
例えば110万円の値で注文を出すと10万円の利益ですね。

ただし、相場が逆の方向に進み1BTCが50万円まで下がると損失が▲50万円まで膨らみます。

逆指値の売り注文の場合、損失を防ぐために入れます。
例えば1BTC100万円で購入したビットコインに対し95万円で売り注文を入れます。
この場合、ビットコインが200万円になっても注文は成立しませんが、95万円未満になると注文が成立します。

仮に1BTC50万円になっても損失は▲5万円で済むということになります。

逆指値を使いこなすことでリスクを抑えることができます。

レバレッジ取引(FX)はおこなわない

デイトレードを始めたばかりの人は、レバレッジ取引(FX)はあまりおすすめしません。

レバレッジ取引は少ない資金で大きな取引を可能としますが、その分リスクも大きくなります。

暗号資産(仮想通貨)は他の金融商品と比べてもかなりボラティリティが高いのでレバレッジを効かせなくてもある程度利益を狙うことができます。

これまでお伝えした

  1. テクニカル分析
  2. ファンダメンタルズ分析
  3. 注文方法

等を熟知してから行うようにしましょう。

デイトレードにおすすめな暗号資産(仮想通貨)の銘柄は?

暗号資産(仮想通貨)のデイトレードは、向き不向きの通貨があります。ここではデイトレードにおすすめな暗号資産(仮想通貨)をご紹介します。

ビットコイン(BTC)

デイトレードに最もオススメの暗号資産(仮想通貨)はビットコインです。

その理由は取引量がもっとも多いこと。取引量があまりに少ない暗号資産(仮想通貨)は、デイトレードであっても値動きについていけず大きな損失を被る場合があります。

また、比較的値動きも安定しているので他の通貨と比べ損失も最小限に抑えることができます。

イーサリアム(ETH)

ビットコインに次いで時価総額ランキング2位のイーサリアム。

こちらも取引量の高さからデイトレーダーに人気の高い暗号資産(仮想通貨)です。情報も入手しやすく分析しやすいため、比較的相場も読みやすい通貨です。

リップル(XRP)

時価総額ランキング4位のリップルは取引高も高く、イーサリアム同様情報も入手しやすい通貨です。ビットコイン、イーサリアムよりもボラティリティが高いため、利益を狙いやすい通貨です。

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレードは2種類

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレードには現物取引とレバレッジ取引の2種類があります。ここでは現物取引とレバレッジ取引の特徴をみてみましょう。

現物取引

暗号資産(仮想通貨)の現物取引とは、自己資金で取引を行う仕組みです。ですので、自己資金以上の金額で取引はできませんし、注文方法は買いからのみになります。

空売りができないため、資金回転率は信用取引や暗号資産(仮想通貨)FXよりも上げにくく、デイトレード向きとはいえない側面もあるのがネックです。

しかし円で暗号資産(仮想通貨)を買うのが基本となるので、初心者でも比較的分かりやすい仕組みといえるでしょう。

他の取引方式と違い、ほとんどの国内取引所で取り扱っている方式でもあります。

レバレッジ取引

レバレッジ効かせた取引方法には信用取引と暗号資産(仮想通貨)FXがあります。信用取引は自己資金を取引所へ預入れ担保として取り扱われます。

そして、担保となる自己資金と同じ金額の円もしくは暗号資産(仮想通貨)か、レバレッジを掛けた金額だけ取引が可能です。

また、自己資金で取引している訳ではないため、暗号資産(仮想通貨)を借りることができ、売り注文から取引可能となるのが現物取引との大きな違いになります。

例:円/ビットコイン の信用取引

買いからの取引円を借入れビットコインを購入。
ビットコインを売って差益を得る。
売りからの取引ビットコインを売り、円を買い戻す。
円を売り差益を得る。

ただ、証拠金取引でもあるため、

  • 証拠金維持率を下回ると追加で資金を投入しなければいけない点
  • レバレッジを掛けると倍率分だけ損失も増える点

に注意です。

暗号資産(仮想通貨)FXは信用取引と似ており、

  • 自己資金を担保とする点
  • 空売りができる点
  • レバレッジ取引ができる点

は共通しています。

しかし差金決済取引となっている点が、暗号資産(仮想通貨)FXの特徴です。

差金決済取引とは、買い・売りもしくは売り・買いどちらかの取引が完了した段階で確定した、利益や損失が自己資金へ加わったり差し引かれたりします。

つまり、買いポジションや売りポジション、どちらかのポジションを保有しているだけでは円や暗号資産(仮想通貨)のやり取りはなく、あくまで取引の結果に応じて自己資金が増減するのです。

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレードにかかる税金は?確定申告の方法は?

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレードで利益が出たら税金のことを忘れてはいけません。

利益が出た分は所得になるので税金が発生し翌年には支払わなければいけません。暗号資産(仮想通貨)の取引をする際は、税金の仕組みも理解するようにしましょう。

暗号資産(仮想通貨)の確定申告、計算方法などについては下記リンクに詳しく記載してあります。

確定申告
【令和元年】暗号資産(仮想通貨)の確定申告の書き方。必要書類や計算方法、便利なアプリをご紹介 年の瀬、そして新年と慌ただしい中、忘れてはいけないのが確定申告です。普段会社勤めなどをしている人は会社がまとめてやってくれるため...

雑所得で確定申告をする

所得が発生すると税金を支払わなければいけません。

所得には給与所得・事業所得・雑所得・配当所得・一時所得・利子所得・譲渡所得など10種類あり、税金のかかり方や使用する申告書が違います

暗号資産(仮想通貨)は事業として取引をしている場合を除き、暗号資産(仮想通貨)で上げた利益は「雑所得」となります。

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレードで月30万円儲かる?

暗号資産(仮想通貨)・ビットコインはボラティリティが高いため、デイトレードで月30万円儲けることは十分可能です。

ただし、トレードに慣れていない人がいきなり勝つのは難しいので、少なくても良いから確実に利益を出すように心がけましょう。

暗号資産(仮想通貨)のデイトレードに関するおすすめデイトレブログ2選

暗号資産(仮想通貨)のデイトレードで成功している人から学ぶことは沢山あると思います。ここではその手法を公開しているお二人のブログをご紹介します。

Bitcoin−FX現役トレーダーひろぴーの実践!暗号資産(仮想通貨)サイト

2010年からFXに取り組むBitcoin−FX現役トレーダーのひろぴー氏は、現在注目される暗号資産(仮想通貨)トレーダーです。

現在は週5本のFXや暗号資産(仮想通貨)ポータルサイトのコラム執筆、講演、ラジオのレギュラー番組を持ちつつ、自己資金の資産運用も公開。

投資のプロから学ぶべきことは多いでしょう。
Bitcoin-FX現役トレーダーひろぴーの実践!暗号資産(仮想通貨)サイト

日経225先物ミニ・暗号資産(仮想通貨)で稼ぐ〜デイトレブログ〜

暗号資産(仮想通貨)のデイトレードだけでなく株などにも精通している高橋氏。様々な角度から市場を読みとりトレードに取り組んでいます。

トレードの手法も公開しているので参考になります。
日経225先物ミニ・暗号資産(仮想通貨)で稼ぐ~デイトレブログ~

暗号資産(仮想通貨)デイトレードにおすすめ取引所

暗号資産(仮想通貨)デイトレードにおすすめの取引所を、以下にご紹介します。ポイントは売買手数料コストを抑えている点と、取引が活発な取引所という点です。

より詳しい取引所のランキングはここから確認下さい。
暗号資産(仮想通貨)取引所ランキング2020年最新。手数料無料という罠に注意

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bitFlyerは国内の主要メガバンクやベンチャーキャピタルから出資を受けている信頼度の高い取引所です。

安定したシステムやアプリのおかげでストレスなく投資を行うことができます。暗号資産(仮想通貨)の購入も簡単に迷いなく行えるため、迷ったらまずはビットフライヤーから始めるのが良いでしょう。

また、bitFlyer Lightningはビットコインの証拠金取引(FX)にも対応しています。チャート描画やテクニカルインジケータ―など、FX取引に必要な機能が揃っています。

ビットフライヤー(bitFlyer)
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暗号資産(仮想通貨)・ビットコインのデイトレードは現物取引からはじめよう

この記事のまとめ
  • 暗号資産(仮想通貨)のデイトレードとは1日や数分単位で暗号資産(仮想通貨)売買を行う取引を指す
  • メリットは、いつでも取引できるため売買チャンスが他の金融商品よりも多い
  • デイトレード向きの暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン・イーサリアム・ライトコインなど出来高トップ10以内になることが多い
  • トレードする取引所は取引が活発な取引所でおこなう
  • 大儲けしようとしてはいけない(利益を求めすぎない)
  • 暗号資産(仮想通貨)デイトレードにおすすめの取引所は「bitFlyer」「GMOコイン」「bitbank」

暗号資産(仮想通貨)のデイトレードは、ボラティリティが大きいため、利益を狙いやすいというメリットがある一面、損失も大きくなるので、価格変動の大きさを理解した上で自己資金がどこまで減少しても追加資金投入・取引続行できるか考えましょう。

また、デイトレード向きの暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン・イーサリアム・リップルなど出来高トップ10以内になることが多いです。

暗号資産(仮想通貨)のデイトレードは短期間で大きな利益を狙えますが、想定外の方向に相場が進むと損失も大きくなります。資金管理を十分コントロールして自己責任のもと検討することが大切です。

仮想通貨の仕組み
この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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