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著名アナリスト、EVのリビアン株動向を「ゲームチェンジャー」と高く評価

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EV(電気自動車)メーカー、リビアン (Rivian, NASDAQ:RIVN) の投資家たちは今年、株価の大幅下落の継続に苦しんできましたが、ついに笑顔になれたようです。

リビアンが自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)と提携したことを受け、リビアンの株価は26日に急上昇しました。両社は、リビアンの統合ソフトウェアと電気プラットフォームを活用し、次世代のソフトウェア定義車両(SDV)アーキテクチャを開発する合弁事業を発表しました。

フォルクスワーゲン、リビアンに最大50億ドル投資へ

フォルクスワーゲンはこの提携に最大50億ドルを投資する意向です。これには、2024年末までにリビアン株に転換される10億ドルの転換社債、2025年と2026年の両方でそれぞれ追加される10億ドルのリビアン株、合弁事業の初期支払い、リビアンの電気アーキテクチャ技術のライセンス、2026年の手元融資に分割される20億ドルが含まれます。

ウェドブッシュの著名アナリスト、ダニエル・アイブス氏は、この投資の重要性を強調し、次のように述べています。「これはリビアンにとって根本的なゲームチェンジャーであり、同社の資本構造を変えるもので、今後の同社のストーリーとウォール街の見方に関連して重要です」

VWの投資は、リビアンの手元資金の充実とともに、イリノイ州ノーマル工場での小型SUVのR2およびジョージア州工場の中型プラットフォームの立ち上げを通じて、リビアンの事業への資金供給が期待されています。この支援により、フリーキャッシュフローの黒字化と大幅な拡張性を達成する道が開かれる見込みです。この取り組みに関する詳細は、6月27日のインベスター・デーでリビアンから発表されるはずです。

リビアン、EVで真の力を発揮する必要があるとアイブス氏

アイブス氏は、この動きを評価する一方で、リビアンがEVの分野で真の力を発揮できることを証明しなければならないと考えています。同氏は次のようにまとめています。「今回の投資は我々にとってエキサイティングな発表ですが、ウォール街は、高級SUVのR1の実行計画、生産、最適化、ジョージア工場、そして次の四半期/12カ月の収益性見通しに注目しているでしょう」

アイブス氏は、リビアン株を「アウトパフォーム(=買い)」と評価し、目標株価を15ドルから20ドルに引き上げました。これは、今後12カ月で28%の上値余地を示唆しています。

ウォール街の見方は?

TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が12人、「中立」が9人、「売り」が2人となっており、コンセンサス評価は「中程度の買い」です。とはいえ、平均目標株価の14.52ドルは、当分の間、株価がレンジ相場で推移することを示唆しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、‘This Deal Is a Game Changer,’ Says Daniel Ives About Rivian Stock原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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