
トップアナリストによる今買うべき3銘柄:TSMC、リズム・ファーマシューティカルズ、アスペン・エアロジェルズ(2023年10月20日)
2023年10月23日 Masuko Takashi
次の銘柄は、カリフォルニア州サンタクララに本社を置くシリコンバレーのテック企業、サウンドハウンドです。同社は会話型インテリジェンスと音声AIソリューションに特化しており、要するに、AIアプリケーションを単に音声で起動するだけでなく、音声で対話できるようにすることに取り組んでいます。同社の音声AI製品は、IoT(モノのインターネット)、スマートテレビ、自動車産業など、さまざまな分野で応用されています。
サウンドハウンドの画期的な製品は、リアルタイムのマルチモーダル(テキスト、画像、音声など複数情報を組み合わせて処理すること)接客インターフェースのDynamic Interactionです。さらに同社は、統合生成AIを搭載したデジタル音声アシスタント、SoundHound Chat AIを顧客に提供しています。ここに共通する特徴は、ユーザー自身の声をAIアプリケーションのインターフェースツールに変えることです。
話すことは私たちの最も自然なコミュニケーション手段の1つであり、テキストを読んだり書いたりするよりも確かに直感的です。サウンドハウンドにとって、この事実は、音声AIプラットフォームに固有の強みです。
財務状況を見ると、2024年第1四半期の売上高は1,160万ドルで、前年同期比73%増で、アナリスト予想を149万ドル上回りました。非GAAPベースのEPSは7セントの損失となりましたが、予想を1セント上回りました。
サウンドハウンドは顧客に価値ある製品を提供しており、決算のプラス面も注目できますが、キャンター・フィッツジェラルドのアナリスト、Brett Knoblauch氏は依然として慎重です。
同氏は次のように述べています。「経営陣が強調した需要を考えると、サウンドハウンドが投資モードに戻り、できるだけ早く需要を取り込もうとするのは理にかなっているかもしれません。当社はサウンドハウンドの2024年および2025年の売上高予想を引き上げる一方、両年の調整後EBITDA予想を引き下げます。当社は、サウンドハウンドの現在のバリュエーションから、上昇リスクと下落リスクがかなり均等になっていると考えており、引き続き静観を続けます」
Knoblauch氏はサウンドハウンド株を「中立」と評価し、目標株価の5ドルは今後12カ月で最大6%の下値余地を示唆しています。
キャンターのアナリストがこの銘柄に慎重なのに対し、ウォール街は比較的強気のスタンスです。TipRanksによれば、アナリスト・コンセンサス評価は「中程度の買い」で、過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が4人、「中立」が2人です。平均目標株価は7.15ドルで、現在の株価5.30ドルから今後12カ月で約35%の上値余地を示唆しています。
AMDとサウンドハウンドのレビューを振り返ってみると、キャンターは今のところAMDをより優れたAI銘柄と見ています。
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本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、AMD or SoundHound AI: Cantor Chooses the Superior AI Stock to Buy原文の翻訳を中心にまとめています。
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