
アナリストによる、今買うべき配当株ベスト3(2024年4月)
2024年4月15日 Masuko Takashi
オッペンハイマーが注目する次の銘柄は、医薬品セクターです。バイオ医薬品企業のブループリント・メディシンズは、精密医療に特化し、がんや特定の血液悪性腫瘍の治療のための革新的な治療法を生み出すことに専念しています。
医薬品開発企業にとっての大きな勝利は、製品を市場に投入することですが、ブループリントはすでにこの偉業を達成しています。
2021年6月以来、同社のAyvakitは、希少な血液疾患である進行性全身性肥満細胞症(SM)の治療薬としてFDA(米国食品医薬品局)の承認を受けています。さらに最近では5月に、この治療薬は、成人ISM(全身性慢性肥満細胞症)患者の治療に適応される、最初で唯一のFDA承認薬となりました。
ISM適応後最初の四半期である第3四半期のAyvakitの売上高は、前年同期比90%増の5,420万ドルでした。このうち4,910万ドルは米国内で創出されたもので、その総額はアナリスト予想の4,500万ドルを大幅に上回りました。
全売上高は前年同期比14.2%減の5,657万ドルでしたが、Ayvakitによる大幅な増収があったため、アナリスト予想を592万ドル上回りました。同様に、1株当たり損失もアナリスト予想よりも0.18ドル良い2.20ドルでした。
好調なAyvakitの売上と、それがさらに拡大する見通しが、オッペンハイマーのアナリスト、Matthew Biegler氏の強気な見方を支えています。
「Ayvakit発売前の主な弱気論のひとつは、同治療薬が地域社会や拠点以外に浸透するかどうかというものでした。まだ初期段階ではありますが、対処可能な市場は大幅に拡大するものと思われます。当社は、ピーク売上予測を6億5,000万ドルから10億5,000万ドルに引き上げます」
Biegler氏は「アウトパフォーム(=買い)」レーティングを付けし、目標株価の85ドルは、今後12カ月で44%の上値余地を示唆しています。
他のアナリストの意見は?過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」9人、「中立」3人、「売り」1人で、コンセンサス評価は「中程度の買い」です。平均目標株価は79.17ドルで、今後12カ月で34.5%の上値余地を示唆しています。
本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Oppenheimer Expects the S&P 500’s Advance to Continue Into 2024 — Here’s Why These 2 Stocks Might Be Worth Buying原文の翻訳を中心にまとめています。
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