仮想通貨の今後

【完全考察】ライトコインの2020年末を予想!チャートを徹底分析してみた。

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国内の取引所でも定番のライトコイン。
今回は「ライトコインの年末予想」をテーマにチャートを徹底考察します。

「ライトコインで重要な価格はどこ?」

「ライトコインは年末に向けて上がりそう?」

「ライトコインの買い時・売り時のヒントは?」

実は、ライトコインは仮想通貨史上でもキレイなチャートを描いてます。

上がる時・下がる時には一定のパターンがあり、見ていて楽しいです。
取引のヒントとなる、ライトコインのチャート分析をお届けします。

当記事で用いるチャートは高機能分析プラットフォーム「TradingView(トレーディングビュー)」の提供するBinanceのLTC/USDチャート・LTC/BTCチャートを用いて分析をしております。仮想通貨は1年365日を通して動く市場の為、執筆時点(2020年10月)での個人的予想となります。仮想通貨取引に関しては余裕資金・自己判断で行いましょう。

【結論】ライトコインは年末予想が割とポジティブ

先に結論から言うと「ライトコインの年末はポジティブな予想」です。

単純に、割安なアルトコインを買うよりも、判断材料が豊富になります。
判断材料はチャートの規則性です。

下がる時には○○の形、上がる時の前触れとして○○の変化が見れるといったチャートを描いています。

細かい分析になりますが、リアルチャートを用いて分かりやすく解説をまとめました。

ライトコインの年末は2つのチャートで見るべき

ライトコインの年末を予想するなら、前提として見るチャートを選ぶのが重要です。
本記事では2種類のチャートを用いて解説しています。

  • LTC/USDT
  • LTC/BTC

LTC/USDTが重要な理由

最も多く取引されているライトコインは、「LTC/USDT」。

米ドル連動のステーブルコイン「USDT」は、テザー社が発行しているドルとほぼ同価値の仮想通貨です。

ライトコインは、USDTとの取引が盛んに行われており、2020年現在、約100億円規模で毎日取引されています。

実質は法定通貨から見たライトコインと言え、「単純なライトコインの価値」を見るのに最適です。

LTC/BTCが重要な理由

「LTC/BTC」は、対ビットコインのチャートです。

ライトコインは、アルトコインの中では有名な部類なので対法定通貨の取引も行われています。

しかし、マイナーな仮想通貨はビットコインによって売買されるのが多いです。
ライトコインも、ビットコイン以外の仮想通貨アルトコインですから対ビットコインでの価値変動にも注目すべきでしょう。

また、ライトコイン誕生はビットコインの送金問題を解消するのが根本的な目的です。
したがって、ビットコインに対しての価値は分析すべきと言えます。

【LTC/USDTで見る】ライトコインの年末予想

ltc-2020-forecast-1LTC/USDT 週足
LTC/USDチャートの注目価格帯

【84USDT付近の価格帯】2020年の最高値圏。2月以降は一度も試していない。
【39USDT付近の価格帯】最安値圏の一歩手前。2020年は長く買い支えがあった。
【22USDT付近の価格帯】最安値圏。ココを抜けると危険なポイント。

直近の注目価格は3つ、週足では今年に掛けてボラティリティの縮小が見られています。
価格変動は小さいものの、逆に注目価格までの距離が近いです。

3つの注目価格を抜ける段階では、大きく価格が動く可能性が高いでしょう。

また、他のアルトコインと比較してLTC/USDTは「根の強さ」を感じられます。

なぜなら、2018年以降は、最安値を更新せず、一段上の価格帯で何度も買い支えられているからです。

もちろん、何度も買い支えれた水準=安心ではありません。
買い支えられた水準を下抜ける段階では、大きな下落となる可能性もあります。

ライトコインは下げる時の予想が分かりやすい

ltc-2020-forecast-2LTC/USDT 日足
LTC/USDTは、下がる時にヘッド&ショルダー・トップを形成

LTC/USDTのは、下がる時に特徴があります。

2018年の最高値から起きた急落、ヘッド&ショルダー・トップを形成→下落展開でした。

以降、同じパターン周期で高値圏で「ヘッド&ショルダー・トップを形成→下落」が過去3年間見られています。

したがって、下がる時に逃げる判断もしやすく、信用取引なら絶好の空売りチャンスになりやすいです。

ライトコインは年末へ向け上がりやすく変化中

ltc-2020-forecast-3LTC/USDT 日足

ヘッド&ショルダー・トップを形成し、急落するパターン周期について解説しました。

しかし、そのサイクルに良い変化が起きているのも知っておきたいポイントです。
ライトコインは、買われる動きの変化が起きています。

①~③のヘッド&ショルダー・トップ後の動きを見てみましょう。

①ヘッド&ショルダー・トップ→急落→しばらく下降トレンドを継続
②ヘッド&ショルダー・トップ→急落→しばらくレンジ相場を継続
③ヘッド&ショルダー・トップ→急落→短期レンジ後に上昇トレンドを形成

明らかに下げる局面が減り、買われる力が強くなっています。

このまま上がる可能性もありますが、再度パターンを形成→すぐさま再上昇もシナリオとしては想定できるでしょう。

ライトコインが年末上がるなら・・・

ltc-2020-forecast-4LTC/USDT 日足

パターン周期の変化とは別に、ライトコインの年末には好材料が見えます。

画像の様な「逆三尊(ぎゃくさんぞん)」の形です。

途中で、同様にヘッド&ショルダー・トップを形成し、短期的な押し目も形成する可能性も十分に考えられます。

仮に今から上がると予想するなら、リスクを取りつつ買う戦略も検討可能です。

しかし、リスクを抑えて立ち回る場合は、前述したヘッド&ショルダー・トップと共に押し目を期待して立ち回るのが良いでしょう。

また、不思議な事実がLTC/USDT日足チャートからは分析できます。
通常、逆三尊はネックラインから中央安値の距離と、ネックラインから次の上げ止まりまでが上昇の期待値です。

あくまでセオリー(こうなりやすい)程度ですが、2019年の高値と期待できる上昇幅とちょうど重なります。

ちょうど良い形で、ちょうど良い高値まで予想できる」何かしらの意図を感じる不思議なライトコインのチャートです。

ライトコイン急騰→出遅れたら狙うべき現象

ltc-2020-forecast-5LTC/USDT/BTC/USD 比較チャート

急騰するにしても、出来れば割安でライトコイン買いたい。
こういった場合は、ビットコインとの相関関係がヒントになるかもしれません。

上記のチャートは、BTC/USDT(オレンジ線)とLTC/USDTの比較チャートです。
現時点では、キレイな相関関係が見られています。

ビットコインがUSDT(テザー)との取引で上がれば、同じくライトコインも上がる展開が起きています。

稀に、相関関係が崩れ、ビットコインだけが先行して上がるケースもあるので、1つの判断材料として見れるでしょう。

【LTC/BTC】逆相関とウェッジでライトコインの年末を攻略する

ltc-2020-forecast-6LTC/BTC・BTC/USDT 比較チャート

LTC/BTCチャートは、USDTの時と違い値動きが小さいです。

しかし、比較チャートでは分かりやすい変化が見れています。
2020年3月からは逆相関の関係が確認できており、ビットコインに資金が流れていると予想されます。

今後のシナリオとして、BTCがBTC/USD、BTC/JPYなど対法定通貨とのペアで下がる→逆にLTC/BTCが上がる(資金が流入する)展開も十分に考えられます。

また、このような資金循環をシナリオに組み込むなら、ファンダメンタルズにも注目すべきです。

例えば、好材料として受け止められるのは「ライトコインが○○と提携」といったニュースがあります。この場合は、他の仮想通貨よりライトコインに対して好材料です。

したがって、LTC/BTCの価値が上がりやすいと言えます。

逆に、仮想通貨全体のネガティブ材料なら、引き続き下がる方が自然です。

ライトコインは、比較的ポピュラーな仮想通貨ですが、小さい市場規模から、ファンダメンタルズによる急騰急落が起きやすい傾向があります。

LTC/BTCは年末以降だと大きく動きそう

ltc-2020-forecast-7LTC/BTC 週足

LTC/BTC週足チャートでは、いわゆる「下降ウェッジ」を形成中です。

ジリ下げからの上昇が下降ウェッジのチャートパターンになります。
したがって、チャート的には上がりやすいと言えるでしょう。

また、ボラティリティが安値を試すほど小さく変化しており、出来高も増えている事から大きく動くだろうと予想も可能です。

まとめ

今回は「【完全考察】ライトコインの2020年末を予想!チャートを徹底分析してみた。」のテーマでした。

最後にもう一度、イトコイン/Litecoinの年末に向けた重要ポイントをお届けします。

  • ライトコインの年末予想はどちらと言うとポジティブ
  • LTC/USDTは下がる時にヘッド&ショルダー・トップが見られる
  • LTC/BTCはビットコインとの逆相関に注目

判断材料が多いライトコインでしたが、逆に「過去の規則性」だけを見るのは危険です。

目線としては上ですが、前回は○○後に上昇したのを過信するのは避けましょう。
あくまで柔軟に、取引チャンスは1度ではありませんから、リスクを考えた取引が大切です。

仮想通貨の今後
この記事のライター
大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社でPMOとして勤務。暗号資産やFXなどの金融商品を題材としたライターとしても活動。pythonやjavascriptを活用し、暗号資産の自動売買プログラムの開発も行う。
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