2020年、おそらく最も力強い仮想通貨は「NEM(ネム)」ではないでしょうか?
MAstandでは、様々な銘柄をチャートで分析してきました。
年末の予想をするにあたって、徹底分析した結果「NEMは強気相場が予想され、チャートも理想的な展開」と言えます。
今後の展開が期待しやすく、チャートから明確なヒントを見つけられるでしょう。
リアルチャートを使って、分かりやすく2020年末のシナリオを予想しました。
【結論】NEM(ネム)の理想的な年末シナリオはこれ
先に結論から。
NEMが年末に向けて、強気相場となるなら画像のようなチャートを描くでしょう。
補足すると、年末へ向けて一気に上がるより、一旦は下がる展開があると理想的です。
理由は、直近のチャートにあります。
「年末は爆上げ!買うぞ!」と適当な取引はオススメしません。
仮想通貨市場はバブル経済ではなく、段階的に価値が上がるのが将来的に有望でしょう。
「NEMが上がる場合はどこで判断する?」
「年末へ向けた重要な価格はどこ?」
「シナリオの詳しい根拠を教えて。」
それでは、具体的なNEMのチャート分析を解説していきます。
最初に申し上げた通り、NEMは他の仮想通貨より分かりやすいチャートでした。
全ての疑問をチャートから読み解けるでしょう。
【年末のポイント】NEM(XEM/USD)の重要な価格帯を一挙解説
【0.12438085USD】2019年5月の高値付近
【0.07919877~0.08428754USD】直前で上抜けした高値付近
【0.03749447~0.03309711USD】直近2年の安値付近
NEMと米ドルの「XEM/USD」チャートで重要な価格を見てみましょう。
大きく3段階の価格帯がNEMでは重要となります。
2019年の始めには一旦はバブル崩壊以降の「下げ止まり」を見せました。
つまり、今のNEMは下降トレンド・上昇トレンドではなく中立的なレンジ相場にあります。
このレンジ相場を上、もしくは下に抜けるかで2021年の流れを決めると言ってよいでしょう。
本記事の執筆時点、10月中旬では重要な価格【0.12438085USD】に到達しています。
年末へ向けたポイントとしては「週足で【0.12438085USD】を抜けられるか?」が注目です。
もちろん、上髭ではなくローソク足の実体部分で抜けるのが理想と言えるでしょう。
NEM(XEM/USD)は年末にかけて一旦下げるのが順当
赤線部分を上に抜けるのが理想的と解説しました。
とは言え、一旦下がってから再度挑戦する流れが順当なようです。
理由は明確で、直近の買い支えポイントと高値にあります。
XEM/USD日足チャートでは、水色に描写した価格帯を下抜け、もう一段下で買われる展開が分かりやすいです。
また、一旦下げるなら「下げる形」も重要です。
画像のような、平行チャネルの形で下げるなら押し目買いを誘い易くなります。
下降フラッグのチャートパターンです。
いわゆる、上昇トレンド中の調整下げ、押し目として見られやすくなります。
また、下げ止まりとして注目されるのは、一段下の【0.07919877~0.08428754USD】でしょう。
この価格帯は、週足のダブルボトムで中央高値となります。
同じく押し目として見られやすく、より多くの買いを集める可能性が高いです。
【10分で分かる】ビットコインFXで使える「ダブルトップ・ダブルボトム」
一方で、XEM/USDチャートでは平行チャネル以外の展開も予想できます。
画像の通り、下向きの三角形(ディセンディング・トライアングル)の形です。
ディセンディング・トライアングルは、三角形の底辺を下抜けるチャートパターンになります。
水色の安値を抜け、やはり【0.07919877~0.08428754USD】で買われるような展開も予想できるでしょう。
しかし、前述した平行チャネルの展開と比較して、下落のサインとして見られやすいです。
押し目買いとの見方が難しく、買われるにしても弱くなる可能性があります。
NEM(ネム)はBTC建てのチャートにも注目
NEMの年末を分析するなら「XEM/BTC」のチャートも見るべきです。
あくまで、NEMもアルトコインであり、法定通貨だけでなくBTCとの売買もされます。
また、チャートを見ても展開が分かりやすいでしょう。
画像のようなシナリオを予想しました。
現在の値動きと、年末までの残りの日数を加味したイメージ図になります。
それでは詳しくXEM/BTCチャートを見てみましょう。
XEM/BTCチャート安値圏の値動きが理想的な展開
XEM/BTCチャートは、他の仮想通貨より底が固い。
タイトルの「最強銘柄」は言い過ぎかもしれませんが、XEM/BTCチャートは週足の安値に注目です。
赤枠部分は、安値を中心にお椀型でチャートが推移しています。
ソーサーボトムと言われる、安値を作るチャートパターンです。
安値を下へ抜けるのは難しいと分析でき、XEM/BTCの週足では2度も同じ価格帯で見られています。
2つのお椀を描くこの形は、極めて安値が固い「Eve&Eve Double Bottoms(イヴ&イヴ ダブルボトム)」と言われるチャートパターンです。
初めて聞くチャートパターンといった方も多いでしょう。
ようするに、XEM/BTCの週足安値を下抜ける可能性が相当低いという事です。
更に、XEM/BTCが他の仮想通貨より良い展開なのは「安値までの下げ方」にあります。
週足では、Eve&Eve Double Bottomsを形成する前は下降ウェッジです。
続落するも、下げる値幅が小さくなるのが下降ウェッジになります。
高値のラインを抜けると、下降ウェッジの最初につけた高値までの上昇が期待できるでしょう。
下降ウェッジを上抜けしており、セオリー通りならば一段上まで価格を上げます。
- 下降ウェッジで売りの勢いが弱まっている
- Eve&Eve Double Bottomsで安値はしっかり固い
- 下降ウェッジを上抜けた買いの勢いが見える
まとめると、バブル崩壊以降の弱いNEM(ネム)が、徐々に勢いを取り戻していると言えるでしょう。
とは言え、一旦は下げているのが現状です。
先に米ドルとNEM(ネム)のチャートで解説しましたが、XEM/BTCチャートも一旦は下がる可能性があります。
画像の通り、平行チャネルのような形が強く意識されており、水色の価格帯まで下げる可能性が高いです。
水色の価格帯は、ちょうどEve&Eve Double Bottomsの中央高値になります。
ネックラインと言われ、押し目買いを検討するのが一般的です。
まとめ
今回は「【最強銘柄?】NEM(ネム)の年末予想は強気なシナリオ!美しいチャートが理由。」のテーマでした。
最後にもう一度、NEM(ネム)の年末に向けた重要ポイントをお届けします。
- XEM/USDは3つの価格帯に注目
- 年末までに一旦下げ、押し目として買われるのが予想
- NEM(ネム)はXEM/BTCチャートにも注目
仮想通貨全体では底値に不安要素が多いです。
一方で、NEM(ネム)は他の銘柄と比較して、底固く推移しています。
いくら上がるか?に注目しがちですが、下がってもどこまでか?も重要です。