ビットコインキャッシュ(BCH)は、2020年の今年「半減期」を迎えました。
現状は、マイニングによる利益はほぼない状況です。
市場への供給量が減り、必然的に今後は価値が上がるだろうと予想されます。
問題は「まだ割安なのか?今勝っても稼げるのか?」でしょう。
今回は「ビットコインキャッシュ(BCH)2020年の年末予想」です。
リアルチャートを用いて、ビットコインキャッシュの今後を徹底分析しました。
目次
【結論】ビットコインキャッシュ(BCH)の年末で想定できるシナリオ
先に結論から言うと、ビットコインキャッシュ(以下BCH)は年末のシナリオは上記の画像の通りです。
価格が上がる可能性はありますが、不安要素はいくつかあります。
執筆時点から、年末までの日数を考慮し、現実的なのは291USDTが目標価格でしょう。
取引量の多い、大手取引所Binanceの「BCH/USDTチャート」で分析しました。
もちろん、年末に掛けて下がるといったシナリオも想定できます。
「BCHが年末に向けて上がる判断基準は?」
「シナリオを予想した根拠とは?」
「BCHが今後下がるなら判断はどこで?」
これらの疑問を分かりやすく解説していきます。
【年末予想のポイント】BCHの週足で重要な価格をおさらい
【498USDT】2020年2月の高値
【206.07~198.14USDT】直近の安値
【176.82~170.68USDT】2020年3月の安値
【129.00USDT】2020年3月の安値
BCHのチャートでは、上下限が分かりやすく展開しています。
年末の相場が、今年最大の急騰・急落となるなら知っておくべきでしょう。
2020年のBCH/USDTを振り返ると、非常に価格変動の大きい一年でした。
今年最も安い価格は【129.00USDT】、今年最も高い価格が【498USDT】。
年初から現在にかけて、対USDT(TetherUS)では約4倍の差があります。
つまり「2020年の高値に再挑戦!」これだけで、資産額が4倍となる可能性もあり得るでしょう。
直近では、【206.07~198.14USDT】を背に買い支えられてる状態です。
年末にかけて、【206.07~198.14USDT】を下回れば、【129.00USDT】までの下落は想定できます。
【年末予想のポイント】BCHの週足のトレンドラインが焦点
【206.07~198.14USDT】を下回ると、2020年の安値【129.00USDT】まで下げる可能性が高いとお伝えしました。
「逆に、上回ると2020年の高値を目指す」と予想できる重要ポイントがあります。
今年、3回ほど価格を抑えてきたトレンドラインです。
2020年2月には、今年度で最大の下落がありました。それ以降、7月・8月と高値を決める様な働きが見られています。
2020年の年末でBCHが上がるなら、確実に上に抜ける必要があるトレンドラインです。
トレンドラインの上抜けを判断基準に、BCHで買い戦略をとっても最低2倍の価格が狙えるでしょう。
「BCHの上昇トレンド転換サイン」として、1つの判断材料になりそうです。
【年末予想のポイント】BCHは日足のチャネルラインに注目
BCH/USDT週足チャートで、「トレンドラインを上抜けると年末は上がる可能性が高い」と分析しました。
では、実際に上抜けの可能性はどのぐらいか?日足チャートで分析してみましょう。
現状では、平行チャネルの形が見えています。
右肩上がりの平行チャネルは、もう一段の下落がチャートパターンです。
平行チャネルのチャートパターンは以下の記事を参考にしてください。
【10分で分かる!】ビットコインFXで「チャネルライン」の引き方・使い方
実際に平行チャネル内では、売り手の方が強い印象を受けます。
例えば、赤枠の下落に対して、その後のレンジ相場は長いです。
つまり、短期間で下げる売り手、長期間で上げられない買い手と言えます。
しかし、直近では逆三尊のような形も形成しており、一概に下目線とは言えません。
仮想通貨は、逆三尊の形が意識されやすい特性もあります。
逆三尊のチャートパターンが成立すると、ネックラインから中央安値と同様の値幅が上がるのがセオリーです。
画像内で、同じ値幅を描写していますが、急落前の価格と重なるので割と理にかなっていると言えるでしょう。
細かいシナリオを想定すると①~③のシナリオも予想できます。
①ネックライン(赤ボックス)を超え、短期的に急騰
②トレンドラインを抜けるも一旦はもみ合い
③再上昇し、平行チャネルの中間線・直近高値の交差地点で止まる
ようするに、一方的にバブル相場を予想するのではなく、段階的に上がるイメージを持っておくと良いでしょう。
【疑問】今年はBTCとBCHで相関関係は見られるか?
BCHをトレードするにあたって、有名な話があります。
「ビットコインが上がると、ビットコインキャッシュは下がる」あるいは、「ビットコインキャッシュが上がると、ビットコインが下がる」。
いわゆる、逆相関の関係がBTCとBCHにあるという通説です。
実際に、2017年の仮想通貨市場では見られていました。
しかし、2020年に関しては逆相関ではなく「相関関係」が見れれています。
画像は、BCH/USDTチャートにBTC/USDT(オレンジ線)を重ねた比較チャートです。
BCHとBTCの値動きは非常に似ており、相関関係が見られています。
年末に向けて、また一つの判断材料です。
仮に、BTCが先行して上げれば、BCHが追って上がる展開も十分にあり得るでしょう。
まとめ
今回は「【2020年版】ビットコインキャッシュ(BCH)年末予想!気になるシナリオとは?」のテーマでした。
最後にもう一度、ビットコインキャッシュ(BCH)の年末に向けた重要ポイントをお届けします。
- ビットコインキャッシュ(BCH)は4つの高安値に注目
- 直近では、平行チャネル内の展開が焦点
- BCH・BTCは相関関係が見られる
仮想通貨の2020年は、全体的に値動きが少ない印象が多いと思います。
しかし、BCHのチャートで分かるように一部の銘柄は今も活発に変動中です。
年末に向けて、他の銘柄を含めてターゲットを絞るのも良いかも知れません。