✔ どのような暗号資産(仮想通貨)があるのか知りたい方
✔ それぞれの暗号資産(仮想通貨)の特徴や現在価格などを知りたい方
2020年、暗号資産(仮想通貨)市場はそれまでの不況を脱しつつあります。
東京オリンピックやビットコインの半減期など、価格上昇につながるようなイベントも待っており、銘柄によっては2017年の暗号資産(仮想通貨)バブルの再来のような形で価格を上げる可能性があります。
しかしひとえに暗号資産(仮想通貨)と言っても、銘柄は2000種類以上あります。調べていくと、どれに投資をすべきか分からないでしょう。
今回は暗号資産(仮想通貨)のおすすめ銘柄を紹介します。ぜひ投資する銘柄を探すうえでの参考にしてください。
- ハイリスクハイリターンを狙うなら「ビットコイン」がおすすめ
- ローリスクローリターンを狙うなら「テザー」などのステーブルコインが良い
- 草コインでローリスクハイリターンを狙うという方法もある
- 総合的におすすめの暗号資産(仮想通貨)は「ビットコイン」「リップル」「イーサリアム」「モナコイン」「イーサリアムクラシック」
目次
そもそも、どのような暗号資産(仮想通貨)の銘柄を選べばいいのか?
まずそもそも、どのような暗号資産(仮想通貨)の銘柄を選べばいいのかと疑問に思うでしょう。
実は、絶対にこれを選ぶべき、というようなものはありません。
暗号資産(仮想通貨)は自分の取引スタイルに合わせて選ぶべきものです。暗号資産(仮想通貨)の前に、自分がどういった取引をしたいのかをよく考えてみましょう。
ハイリスク・ハイリターンで一攫千金を狙う場合
暗号資産(仮想通貨)はよくハイリスク・ハイリターンと言われます。
確かに総じて暗号資産(仮想通貨)はハイリスク・ハイリターンな性質を有しています。
中でもビットコインは参入するにも必要資金が高いですが、価格の上がり幅も大きく、ひとたび上昇トレンドに乗れば一攫千金を狙うことができます。
自分の資金に余裕がある場合は、ビットコインで大きな利益を狙ってみてもいいでしょう。
ローリスク・ローリターンで堅実に稼ぎたい場合
値動きの大きな暗号資産(仮想通貨)は、基本的にローリスクではいられません。しかし暗号資産(仮想通貨)の中には特定の資産などを価格の裏付けとすることで価格変動を抑えた「ステーブルコイン」と言われるものがあります。
例えばアメリカドルを元にしたテザー、True USDなどが代表的です。
ローリスク・ハイリターンでリスクを低く大金を狙う場合
現在の価格が低いアルトコインを購入し、値上がりを待つことでリスクを低く抑えたまま大金を狙うことができるのも暗号資産(仮想通貨)投資の魅力のひとつです。
草コインなどと言われるマイナーなものも含めれば、アルトコインは2000種類以上もあります。その中から価格が上昇する銘柄を的確に予測するのはとても難しいです。
ハイリスク・ローリターンを狙う場合?
自分から進んでハイリスクローリターンな案件を狙うことは、まさかありえないと思います。
投資する銘柄を探すときにこのような銘柄を見つけてしまったときは絶対に回避してください。
また暗号資産(仮想通貨)案件の中に一見してローリスクハイリターンをうたうような詐欺案件もあります。あまりにおいしすぎるような話があったら、疑ってかかるようにしてください。
国内取扱い暗号資産(仮想通貨)の2019年価格上昇率を比較
CoinmarketcapでのUSDとのペアでの価格で2019年で「一番安い価格」と「一番高い価格」を調査をして、少し乱暴ですが、2019年の価格上昇率として数字を出しました。
モナコインはUSDでの取引が少ないので価格変動が起きやすいですが、他の通貨はある程度参考になるでしょう。
暗号資産(仮想通貨) | 変動率 |
ビットコイン(BTC) | 406.85% |
イーサリアム(ETH) | 351.11% |
リップル(XRP) | 283.20% |
ライトコイン(LTC) | 485.99% |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 483.01% |
イーサリアムクラシック(ETC) | 282.51% |
ネム(XEM) | 385.73% |
リスク(LSK) | 607.36% |
モナコイン(MONA) | 826.05% |
ファクトム(FCT) | 721.82% |
ステラルーメン(XLM) | 368.37% |
※Coinmarketcap USDでの2019年価格推移から年間最安値・最高値で算出
ファクトムやリスクなど国内でも知名度が高くない通貨ほど、価格の弾力性(上昇率)が高いことがわかります。
現物取引で大きな利益を狙いたい方はこのようなアルトコインに投資をしても良いでしょう。
ただし、このような変動率の高い通貨は上昇幅も大きれば、下落幅も大きいということは頭に入れておきましょう。
MAStandが選ぶ、2020年おすすめの暗号資産(仮想通貨)ランキング
ではmastandが選ぶ、2020年に値上がりが予想されるおすすめの暗号資産(仮想通貨)をランキング形式で紹介します。その通貨の過去の値動きやメリットなども紹介するので、投資する銘柄に悩む人はぜひ参考にしてください。
第1位:ビットコイン(BTC)
第1位、最も投資をおすすめしたい通貨はビットコインです。最も古い暗号資産(仮想通貨)であり、現時点でも時価総額第1位を誇る象徴的な存在です。暗号資産(仮想通貨)が値上がりするとき、真っ先に高騰するのがビットコインだと考えられます。
近年では利便性も向上しているほか、東南アジアやアフリカなどで銀行口座を持たない人が出稼ぎを送金するために購入するなど利用も広がっています。
ビットコイン(BTC)のチャート
ビットコインは2019年5月ごろから上昇トレンドに入り、6月には一時140万円に達しました。しかしその後は乱高下を続けながらゆっくりと下落し、2019年は80万円台で終了しました。2020年に入ってからは、じわじわと価格を上昇させています。
2020年5月ごろには、マイニング報酬が半減する半減期が訪れます。過去の値動きを見ると半減期と共に価格が上昇する傾向があるため、今回の半減期も価格の上昇が見込まれています。
ビットコイン(BTC)のメリット
ビットコインのメリットは知名度が高く、広く流通している点にあります。特に暗号資産(仮想通貨)取引所で広く基軸通貨として利用される点は大きな利点です。
ビットコインそのものにも価格の上がる機会はありますが、全体で見たときには当然他の暗号資産(仮想通貨)のポジティブな要素のほうが総数は多くなります。
アルトコインの価格が上昇すると、多くの人がそのアルトコインを買うためにビットコインを求めるため、ビットコインの価格も上昇するのです。あらゆる通貨の上がり目を利用できる点は、他の通貨にはない大きな強みです。
ビットコイン(BTC)の基本情報
通貨名(通貨単位) | ビットコイン(BTC) |
運用開始時期 | 2009年1月 |
時価総額 | 18,561,316,106,244円(2020年1月30日時点) |
1日あたりの取引量 | 3,462,704,807,511(2020年1月30日時点) |
ビットコイン(BTC)のおすすめ取引所 | ビットフライヤー |
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第2位:リップル(XRP)
リップルは国際送金のソリューションとして開発された暗号資産(仮想通貨)です。XRP Ledgerという独自の分散型台帳を採用し、ブリッジ通貨として手数料と送金時間を大幅に抑えることができます。
発行枚数も1000億XRPと非常に多く、投機目的というよりも次世代のインフラとしての側面の強い暗号資産(仮想通貨)です。
リップル(XRP)のチャート
リップルは2019年5月に大きく価格を上げ、30円台から一気に40円台まで価格を上昇させ、ピークである6月末には50円台にまで到達しました。
しかし7月には再び30円台に価格を下落させ、その後も価格を上下させながら次第に価格を落とし、現在は20円台で推移しています。
リップル(XRP)のメリット
リップルのメリットは、実用化が着実に進んでいる点です。RippleNetと言われる銀行間のネットワークには多くの国立銀行や商業銀行、中央銀行が加盟しています。
ほかにも国際送金大手のマネーグラムがリップルの技術を利用している点も話題となりました。目に見える形での利用が開始されれば、利用が拡大し、価格も上昇するでしょう。
リップル(XRP)の基本情報
通貨名(通貨単位) | リップル(XRP) |
運用開始時期 | 2013年8月 |
時価総額 | 1,126,378,230,265円 |
1日あたりの取引量 | 208,335,578,687円 |
リップル(XRP)のおすすめ取引所 | ビットフライヤー |
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第3位:イーサリアム(ETH)
イーサリアムは「スマートコントラクト」と言われる、契約を自動で行うようにする機能を利用したDApps(分散型アプリケーション)の開発に長けた暗号資産(仮想通貨)です。
またイーサリアムは別の暗号資産(仮想通貨)を開発するためのベースとしてもよく利用されています。DAppsで得られるトークンであったり、まったく別の暗号資産(仮想通貨)がイーサリアムを元に開発され、イーサリアムのブロックチェーン上で稼働しています。
イーサリアム(ETH)のチャート
イーサリアムは2019年5月に上昇トレンドを迎え、18000円台から、ピーク時には37000円台を記録しました。しかし7月に25000円台にまで価格を下落させたことを期に次第に価格を下落させました。
イーサリアム(ETH)のメリット
イーサリアムは世界の大企業が期待する高い技術力がメリットです。企業向けにイーサリアムの実用化を進めるイーサリアム企業連合にはインテルやマイクロソフト、トヨタなど世界的な大企業が名を連ねています。
2020年には最終アップデートである「セレニティ」が控え、完了すれば処理速度が大幅に向上するなど機能面が更に改良されます。
イーサリアム(ETH)の基本情報
通貨名(通貨単位) | イーサリアム(ETH) |
運用開始時期 | 2015年8月 |
時価総額 | 2,113,387,934,055円 |
1日あたりの取引量 | 1,219,516,052,684円 |
イーサリアム(ETH)のおすすめ取引所 | GMOコイン |
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第4位:モナコイン(MONA)
モナコインは日本最大のインターネット掲示板「2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)」の有志がライトコインをベースに開発した暗号資産(仮想通貨)です。
日本で初めて開発された暗号資産(仮想通貨)で、元々は少額のお金を送金するために開発されました。
モナコイン(MONA)のチャート
2019年5月末、モナコインは120円から340円台まで急激に価格を上昇させました。しかしその後は200円台と300円台を行き来した後、7月からは次第に価格を下げています。2020年に入ってゆっくりと価格を上昇させています。
モナコイン(MONA)のメリット
モナコインは独自のコミュニティを有しています。日本最大の同人誌即売会であるコミックマーケットや動画配信で投稿者に少額を送る「投げ銭」サービスなどで用いられているほか、秋葉原などには「モナ払い」という独自の決済サービスを導入しています。
暗号資産(仮想通貨)の価格を上げるのは実際の利用です。根強いコミュニティを有しているモナコインはきっかけ次第で大きく価格を上昇させる可能性があります。
モナコイン(MONA)の基本情報
通貨名(通貨単位) | モナコイン(MONA) |
運用開始時期 | 2014年1月 |
時価総額 | 9,412,673,802円 |
1日あたりの取引量 | 1,442,603,158円 |
モナコイン(MONA)のおすすめ取引所 | bitbankにする |
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第5位:イーサリアムクラシック(ETC)
イーサリアムクラシックは、その名の通りイーサリアムからハードフォークを経て誕生した暗号資産(仮想通貨)です。イーサリアム同様、スマートコントラクトを用いたDApps開発に特化しています。
イーサリアムよりも厳格に非中央集権を掲げるなど、いくつかの点でイーサリアムとの差別化を図っています。
イーサリアムクラシック(ETC)のチャート
イーサリアムクラシックは2019年4月に一度価格を急上昇させ、5月から再び価格を上昇させ、6月には1000円台に到達しています。その後は下落させてしまいますが、2020年に入り再び価格を上昇させ、1200円台を記録しました。
イーサリアムクラシック(ETC)のメリット
イーサリアムクラシックはイーサリアムとの差別化の一環として、IoT分野に特に力を入れています。IoTは暗号資産(仮想通貨)同様、未来のテクノロジーを担う技術のひとつとして大きく注目されています。
イーサリアムクラシックはIoTと暗号資産(仮想通貨)の架け橋として期待されています。IoTが成長することで、イーサリアムクラシックもまた価値を高める可能性があります。
イーサリアムクラシック(ETC)の基本情報
通貨名(通貨単位) | イーサリアムクラシック(ETC) |
運用開始時期 | 2016年7月 |
時価総額 | 154,593,755,903円 |
1日あたりの取引量 | 454,617,523,100円 |
イーサリアムクラシック(ETC)のおすすめ取引所 | コインチェック |
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他にも押さえておきたい注目の銘柄
数ある暗号資産(仮想通貨)の中にはおすすめ銘柄のほかにも要注意の銘柄がいくつもあります。今すぐ投資をしなくても価格の変化を押さえておき、機会があればぜひ投資を検討してみてください。
ネム(NEM/XEM)
ネムは「New Economy Movement(新しい経済活動)」の略称で、独自のブロックチェーン技術を用いて新たな暗号資産(仮想通貨)の在り方を追求しています。
ネムを元に独自の暗号資産(仮想通貨)を開発することができる機能や高度なセキュリティ、ハーベスティングと言われる報酬獲得方法など、他の通貨にはない機能を数多く備えています。
2020年には処理速度を大幅に上昇させる「カタパルト」と言われる大型アップデートを控えています。
ビットコインキャッシュ(BCH)
ビットコインキャッシュはビットコインのスケーラビリティ問題(送金量が増えすぎ、ブロック生成が追いつかなくなることで取引に遅延が生まれる問題)を解決するために、ハードフォークを経て誕生した暗号資産(仮想通貨)です。
ビットコインキャッシュはビットコインのブロックサイズを拡大させたことでスケーラビリティ問題を解決しています。ほかにもマイニングの難易度を調整する仕組みを導入するなど、ビットコインとの差別化を図っています。
ファクトム(FCT)
ファクトムは証券証書や登記情報、借入情報などビジネスにおいて重要な情報をブロックチェーンで管理するために開発された暗号資産(仮想通貨)です。
主に住宅ローンに関する情報を管理する「ファクトムハーモニー」と医療に関する情報を管理する「DLOC」という2つのプロジェクトが進行しています。
ファクトムが普及することでビジネス領域での暗号資産(仮想通貨)の利用が広まり、業務のコスト削減などを見込めます。
ライトコイン(LTC)
ライトコインはビットコインのサブアセットとして発行される暗号資産(仮想通貨)です。ビットコインよりもブロック生成速度が速く、迅速な取引をすることができます。
Segwitという、取引データサイズを圧縮する技術をビットコインに先駆けて導入をしたり、トランザクションを匿名化するMimbleWimbleの導入を検討するなど、技術面ではビットコインとの差別化が進んでいます。
リスク(LSK)
リスクはイーサリアム同様、スマートコントラクトを利用したDApps開発に特化した暗号資産(仮想通貨)です。しかしイーサリアムよりも更に利便性が向上しています。
イーサリアムでDAppsを開発するにはsolidityという独自のプログラミング言語を使わなくてはいけませんが、リスクではより広く使われるJavaScriptを使ってDAppsを開発できます。
またリスクにはサイドチェーンと言われる、サブのブロックチェーン上にスマートコントラクトを導入することができます。サイドチェーンを利用するとアプリの処理能力なども向上するうえ、バグが発生したときなどの修正も容易になります。
ステラルーメン(XLM)
ステラルーメンは近年日本の暗号資産(仮想通貨)取引所でも上場が始まるなど注目の集まる暗号資産(仮想通貨)です。
リップルをベースに開発されており、機能面はほぼリップルと同一です。国際送金や決済を迅速に、かつ手数料を抑えて行えます。
リップルが企業向けのものである一方、ステラルーメンは個人向けに開発されています。IBMやデロイトなどの大手企業とも提携しており、将来性も高いです。
将来性のある銘柄を探そう
- ハイリスクハイリターンを狙うなら「ビットコイン」がおすすめ
- ローリスクローリターンを狙うなら「テザー」などのステーブルコインが良い
- 草コインでローリスクハイリターンを狙うという方法もある
- 総合的におすすめの暗号資産(仮想通貨)は「ビットコイン」「リップル」「イーサリアム」「モナコイン」「イーサリアムクラシック」
今回は投資する暗号資産(仮想通貨)の選び方と投資をおすすめする5つの銘柄と、おすすめはしないまでも価格の変化を要注目の7つの銘柄を紹介しました。
暗号資産(仮想通貨)は総数で2000以上もあると言われています。その中から自分の取引スタイルや、究極的には好みで自分が投資する銘柄を決めましょう。
しかし今後暗号資産(仮想通貨)市場全体が成長しても、すべての暗号資産(仮想通貨)が値上がりするわけではありません。
暗号資産(仮想通貨)取引で利益を出そうと思うのであれば、今回紹介したおすすめ銘柄などを参考に自分なりに情報収集をして、将来性のある銘柄を探してみてください。
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