
「強気買い」テック株3銘柄でどれがベストか?
2024年7月20日 Masuko Takashi
イスラエルに本拠を置くウィックスは、ユーザーがデジタルフットプリント(インターネット上での活動の痕跡)を作成、管理、拡大するのを支援することで有名なSaaS(サービスとしてのソフトウェア) ウェブサイトビルダープラットフォームです。
ウィックスのサービスには、eコマースおよびビジネスソリューション、高度なSEO、マーケティングツールが含まれます。主力製品のWix Studioは、主に広告代理店や広告主をターゲットとしています。パートナー代理店は、顧客に合わせてカスタムテンプレートを作成できます。同社は現在、代理店や企業顧客にサービスを提供するために人工知能 (AI) を活用したツールを組み込んでいます。
最近発表された2024年第1四半期の売上高は4億1,978万ドルで、アナリスト予想の4億1,784万ドルを上回りました。1株当たり利益 (EPS) の1.29ドルも、アナリスト予想の1.03ドルを上回りました。
経営陣は、2024年通期の売上高成長率を前年比で11%から13%(売上高としては17億3,800万ドルから17億6,100万ドル)と予想しており、これは以前の見通しから800万ドルの上方修正となります。
さらに、同社は2億2,500万ドルの自社株買いプログラムを完了し、発行済み株式の約3%を1株当たり平均134.20ドルで買い戻しました。
TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が16人、「中立」が4人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価は184.95ドルで、今後12カ月で13.04%の上値余地を示唆しています。
なお、ウィックス株は現在、PSR(株価売上高倍率)5.78倍で取引されており、情報技術セクター平均(2.98倍)に比べかなり割高になっています。
ウィックスは、主にWix Studio製品の新機能の発表と生成AIの導入により、過去1年間で株価は大きく上昇しました。第1四半期の業績はアナリスト予想を上回り、今年通期の業績について楽観的な見通しを示しました。バリュエーションは割高になっていますが、同社の強力なモメンタムと大幅な成長の可能性は、成長志向の投資家にとって魅力的な投資となっています。
本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Wix.Com (NASDAQ:WIX): A Growth Story Driven by AI and Innovation原文の翻訳を中心にまとめています。
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