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2つの定評あるバンガードETF:アナリストによれば、大きな成長ポテンシャル

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この記事では、今後12カ月で10%以上の上昇が期待できるバンガードのETFの2銘柄をご紹介します。

バンガードは著名な投資会社であり、様々な投資目標やリスク許容度に合う幅広い上場投資信託(ETF)を提供しています。これらのETFは、投資家に様々な分野へのエクスポージャーを得るための便利で費用対効果の高い方法を提供します。本日は、アナリストが今後12カ月で10%以上の上昇を予想する2つのバンガードETFであるVOOとVTIに注目しました。

この2つのETFについて、ウォール街はどのように考えているのか見てみましょう。

バンガードS&P 500 ETF (VOO)

VOO ETFは、純資産残高では米国で第3位のETFで、S&P500指数(SPX)に連動する投資成果を目指します。運用資産は4,358億8,000万ドルで、上位10銘柄がポートフォリオの32.21%を占めています。重要なのは、経費率が0.03%と非常に低いことです。VOO ETFの過去6カ月間のリターンは24%でした。

TipRanksによれば、VOO ETFのアナリスト・コンセンサス評価は「中程度の買い」です。これはポートフォリオで保有する各銘柄の過去3カ月間のコンセンサス評価に基づいています。保有505銘柄のうち、392銘柄が「買い」、105銘柄が「中立」、8銘柄が「売り」です。VOO ETFの平均目標価格の526.07ドルは、今後12カ月で10.3%の上値余地を示唆しています。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI)

VTI ETFは、CRSP米国トータル・マーケット・インデックスに連動する投資成果を目指します。同インデックスは、米国株式市場全体を投資対象とし、グロース・スタイルとバリュー・スタイルに分散された複数の大型、中型、小型株を組み入れています。

運用資産は3,897億7,000万ドルで、上位10銘柄がポートフォリオの27.87%を占めています。経費率は、VOOと同様に0.03%と非常に低くなっています。VTI ETFは過去6カ月間で23%のリターンを創出しています。

TipRanksによれば、VTI ETFのコンセンサス評価は「中程度の買い」です。これは、ポートフォリオで保有する各銘柄の過去3カ月間のコンセンサス評価に基づいています。保有3,689銘柄のうち、2,323銘柄が「買い」、1,269銘柄が「中立」、94銘柄が「売り」です。VTI ETFの平均目標価格の286.86ドルは、今後12カ月で11.49%の上値余地を示唆しています。

結論

バンガードのこれら2つのETFには、大企業へのエクスポージャー、低コスト、長期的な値上がり益の機会など、いくつかの利点があります。さらに、これらのETFは流動性が高く、投資家はリターンを犠牲にすることなく、機動的にETFを売買できます。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、VOO and VTI: 2 Vanguard ETFs with Strong Growth Potential, According to Analysts原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
米国株投資の銘柄分析はTipRanks
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