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トップアナリストが選好する「配当貴族」の食品大手シスコ

ストーリーハイライト

「配当貴族(25年連続で増配している企業)」で米食品大手のシスコ(NYSE:SYY)は、長期間連続で増配しており、そして成長を続けています。シスコは、心配のない配当収入(インカム)を得るための確実な投資であり、ウォール街のトップアナリストにも愛されています。

シスコは米国最大の食品流通企業で、全米のレストラン、教育施設、医療施設、政府機関などに食品を販売・流通しています。堅実な収益創出能力により、株主には常に多額のキャッシュを還元してきました。

トップインカム銘柄、53年連続で増配

特筆すべきは、シスコが53年連続で増配しており、トップインカム銘柄であることです。2024年度には、配当と自社株買いで167億ドルを株主に還元する計画です。4月27日に、同社は四半期配当を0.49ドルから0.50ドルに増額しました。現在、同社の予想配当利回りは2.7%以上になっています。

シスコの販売量と営業レバレッジが財務と配当を支えるでしょう。また、配当貴族としての地位の維持にコミットしていることから、今後も増配が続くと思われます。

シスコ株の目標株価は?

過去3カ月間のアナリストレーティングは、8人のトップアナリスト全員が「買い」評価を付けており、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価は80.88ドルで、現在の水準から10.79%の上値余地を示唆しています。

結論

シスコは、定期的な収入を求める投資家にとって信頼できる銘柄です。その堅実な配当成長の歴史と株主へのより多くの現金還元のコミットメントは、強気ケースをサポートしています。さらに、同銘柄を担当するトップアナリストも好意的な見通しを維持しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Sysco (NYSE:SYY): Top Analysts Love This Dividend Aristocrat Stock原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
TipRanksの専属編集者兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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