
アナリストによる、3月に買うべきAI株5選
2024年3月9日 Masuko Takashi
次にソロス・ファンドが注目しているのはマタドール・リソーシズです。米国で石油・天然ガス資源の探査、開発、生産に注力する独立系エネルギー企業です。
この企業も同ファンドにとって新たな投資対象であり、第1四半期に22万5,000株を取得しました。現在の株価に基づけば、これらの保有株式は約1,400万ドルの価値があります。
テキサス州ダラスに拠点を置くマタドールは、主にデラウェア盆地で事業を展開しています。ここは、西テキサスとニューメキシコ州南東部に広がるエネルギー資源が豊富なパーミアン盆地の一部です。同社は、戦略的な買収、効率的な運営、そして技術的なノウハウに重点を置き、資源基盤と生産能力の向上を目指しています。
マタドールの統合型ビジネスモデルには、ミッドストリーム(中流部門)サービスも含まれており、炭化水素と水の収集、処理、廃棄サービスを提供しています。
2024年第1四半期決算は、売上高と利益の両方でアナリスト予想を上回りました。売上高は前年同期比40.6%増の7億8769万ドルとなり、アナリスト予想を4629万ドル上回りました。調整後EPS(1株当たり利益)は1.71ドルとなり、ウォール街の予想を0.18ドル上回りました。この好業績を受け、同社は通期の生産量が、従来発表していた平均生産見通しの上限になると予想しています。
株式プロフェッショナルで上位2%にランクされている、トゥルーイストのアナリストであるニール・ディングマン氏は、マタドールの業績を評価し、次のように述べています。「マタドールは、2024年の生産ガイダンスを上方修正しつつ、設備投資ガイダンスを据え置き、堅調な業績を維持しています。(中略)2024年第2四半期には事業活動が大幅に活発化し、25年まで継続すると予想しています」
ディングマン氏は、マタドール株を「買い」と評価し、87ドルの目標株価は今後12カ月で約40%の上値余地を示唆しています。
この銘柄もまた、ウォール街アナリストの間でほぼ満場一致の支持を得ています。TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が10人、「中立」が1人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価は78.11ドルで、今後12カ月で29%の上値余地を示唆しています。
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本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、George Soros Fund Snaps Up on These 2 ‘Strong Buy’ Stocks原文の翻訳を中心にまとめています。
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