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アナリストによる2つの半導体ETF:10%超の上値余地

ストーリーハイライト

半導体関連の上場投資信託(ETF)は、このセクターの主要企業の成長ポテンシャルを取り込む上で、透明性が高く手頃なアプローチです。TipRanks ETF スクリーナーを活用して、10%以上の上昇ポテンシャルを持つ2つの半導体ETFを取り上げます。

SPDR S&P半導体ETF (XSD)

「SPDR S&P半導体ETF」は均等加重型ETFで、S&P半導体セレクト・インダストリー指数に連動する投資成果を目指します。運用資産は13億8,000万ドルで、上位10銘柄がポートフォリオの30.16%を占めています。経費率は0.35%で心強いものです。

TipRanksでは、XSDは「中程度の買い」のコンセンサス評価を得ています。これは、ポートフォリオの各保有銘柄のコンセンサス評価に基づいています。保有41銘柄のうち、35銘柄が「買い」、6銘柄が「中立」です。XSD ETFの平均目標価格の244.75ドルは、今後12カ月で16.4%の上値余地を示唆しています。XSD ETFは過去1年間で12.9%上昇しました。

コロンビア・セリグマン半導体・アンド・テクノロジーETF (SEMI)

「コロンビア・セリグマン半導体・アンド・テクノロジーETF」は、長期的な資本成長をターゲットとしています。SEMIは、半導体、半導体装置、関連技術企業の株式に投資するアクティブ運用の半透明型ETFです。SEMIの運用資産は2,936万ドルで、上位10銘柄がポートフォリオの48.44%を占めています。経費率は0.75%で高めです。

TipRanksでは、SEMIのコンセンサス評価は「中程度の買い」です。保有37銘柄のコンセンサス評価は、34銘柄が「買い」、3銘柄が「中立」です。SEMI ETFの平均目標価格の24.05ドルは、今後12カ月で12%の上値余地を示唆しています。SEMI ETFは過去1年間で26.6%上昇しました。

終わりに

セクターに特化した ETF への投資は、分散投資と潜在的な成長機会の追求に貢献します。半導体分野における確かな上昇ポテンシャルを考えると、XSDとSEMI ETFは投資家にとって魅力的と考えられます。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、2 Semiconductor ETFs with Upside Potential, According to Analysts原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
米国株投資の銘柄分析はTipRanks
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