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パランティア、米陸軍AIプロジェクト受注で株価上昇

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ビッグデータ分析企業のパランティア・テクノロジーズ(NYSE:PLTR)は、米陸軍から1億7,840万ドルの「Tactical Intelligence Targeting Access Node(TITAN)」プロジェクトの契約を獲得したと3月6日に発表し、株価が大幅高となっています。

TITANは、AI(人工知能)と機械学習技術を搭載した米陸軍の地上局システムで、地上、空中、宇宙のセンサーから取得した標的情報を迅速に処理します。この契約の一環として、パランティアは10台のTITAN地上局プロトタイプを開発します。これらのプロトタイプは、ミッションコマンドの改善と長距離精密射撃のための実用的な標的情報を提供します。

このプロジェクトにおけるパランティアのパートナーには、ノースロップ・グラマン(NYSE:NOC)、L3ハリス・テクノロジーズ(NYSE:LHX)など、主要防衛企業が含まれます。

パランティアは「買い」か、「中立」か、「売り」か?

ウィリアム・ブレアのアナリスト、Louie DiPalma氏は3月5日のリサーチノートで、パランティアが契約獲得の「有力候補」であると指摘していました。同氏は、この契約はパランティアにとって売上規模で4番目に大きい契約と推定しています。とはいえ、同アナリストはパランティアに弱気で、「売り」レーティングを付けています。

TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が2人、「中立」が6人、「売り」が5人で、コンセンサス評価は「中立」です。株価は過去1年間で100%以上急騰しており、アナリストの平均目標株価の18.55ドルは、今後12カ月で22.1%の下値余地を示唆しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Palantir (NYSE:PLTR) Rises after $178.4M Contract Win原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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