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サイバーセキュリティのオクタ株急騰、しかしさらなる上昇ポテンシャル

ストーリーハイライト

主要サイバーセキュリティ企業はオクタ(NASDAQ:OKTA)だけではありません。しかし、同社の非GAAP(米国会計基準)ベースの収益性、売上高成長率、良好なキャッシュフローを考慮すると、オクタ株は現在最良の銘柄と言えるかもしれません。

ID認証とアクセスに特化したセキュリティ製品を提供

オクタは、主にID認証とアクセスに特化したセキュリティ製品を提供しています。例えば、ある企業の従業員が職場のポータルにアクセスするために2段階認証を導入したい場合、その企業はオクタのサービスを選択するかもしれません。

オクタが話題になることは、そうそうあることではありません。サイバーセキュリティの分野では、クラウドストライク(NASDAQ:CRWD)やパランティア・テクノロジーズ(NYSE:PLTR)といった他の企業が注目されています。しかし、2月29日に注目されたのはオクタです。では、この大騒ぎが何なのか見てみましょう。

オクタ株が23%上昇、何が起こったのか?

オクタの株価は2月29日に23%急騰しましたが、長期的なチャートを見ると、2021年のピークである300ドル近くまでは、まだまだ天井余地があることがわかります。しかし、今日の市場がオクタに好意的な理由は何でしょうか?

セキュリティ侵害にもかかわらず素晴らしい業績を計上

オクタがセキュリティ侵害という風評被害に見舞われたのは、ほんの数カ月前のことでした。バロンズ誌が報じたように、「脅威行為者」が「オクタのカスタマー・サポート・システムの全ユーザーの名前と電子メールアドレス」への禁止されたアクセスを取得したとのことでした。

この不幸な事件を受けて、オクタの業績が回復するには少なくとも2、3四半期、あるいは丸1年かかると思われました。しかし、オクタは2月29日、セキュリティ侵害の風評被害をものともせず、十分にポジティブな四半期業績を発表しました。

2024年度第4四半期(2023年11月-2024年1月期)の売上高は、前年同期比19%増の6億500万ドルで、コンセンサス予想の5億8,720万ドルを上回りました。さらに、オクタのサブスクリプション売上高は5億9,100万ドルで、前年同期比20%増となりました。

記録的なキャッシュフローを達成

オクタのトッド・マッキノンCEOは、「第 4 四半期に記録的なキャッシュフロー」を達成したことを強調しました。第4四半期のフリーキャッシュフローは1億6,600万ドルとなり、前年同期の7,200万ドルに比べ大幅な改善となりました。

非GAAPベースの調整後EPS(1株当たり利益)は0.63ドルで、前年同期比110%増の大幅な伸びとなり、コンセンサス予想の0.51ドルを上回り、四半期EPSの上振れ連続記録を更新しました。

アナリストによると、オクタ株は「買い」ですか?

TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が14人、「中立」が19人、「売り」が0人で、コンセンサス評価は「中程度の買い」です。平均目標株価は112.03ドルで、今後12カ月で4.41%の上値余地を示唆しています。

オクタ株の売買でどのアナリストに従うべきか迷っている場合、(1年間のタイムフレームで)最も収益性の高いアナリストはFBN SecuritiesのShebly Seyrafi氏で、1レーティングあたりの平均リターンは19.34%、成功率は73%となっています。

結論

サイバーセキュリティ関連企業では通常、パランティアのような企業がスポットライトを浴びています。しかし今日、オクタにスポットライトが当たっているのは、キャッシュフローが改善していることに加え、セキュリティ侵害にもかかわらず業績が優れているからです。

そして、オクタの良好な業績と今後の事業機会を考慮した場合、株価は300ドルを目指す可能性があるとみられます。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Okta Stock (NASDAQ:OKTA) Soars, but There Could be More in Store原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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