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マイクロソフト株はAIの収益化で425ドルまで上昇も:著名アナリストのアイブス氏

ストーリーハイライト

ウェドブッシュの著名アナリスト、ダン・アイブス氏によれば、マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)のAIアシスタントツール「Copilot」がMicrosoft 365で一般利用可能になってからわずか数週間ですが、初期の指標では大ヒットになる準備が整っていることが示唆されています。

ウォール街株式アナリストのトップ2%にランクインしている5つ星アナリストであるアイブス氏は、「AIユーザーのポジティブな反応が増えてきており、『ゲームチェンジャー』Copilotの収益化は、2024年に向けてマイクロソフトの眼前にあります」と指摘しています。

AIとChatGPTのクラウド展開による収益化が、業界全体の変革につながる見込み

アイブス氏はさらに詳しく、「ここ数週間かけて、マイクロソフトの顧客、パートナーとの数多くの対話、そして現場チェックにより、AIとChatGPTのクラウド展開による収益化の機会が、業界全体の変革につながることが明確に分かりました。そして、マイクロソフトが、変革の先頭を走っています」と述べています。

そのインパクトについて、アイブス氏は、ここ数年クラウドAzureに費やされた100ドルごとに、「35ドルから40ドルのAIへの支出増」があると見ています。基本的には、今後3年以内に企業/商業セクターで、インストールベースの50%がAI機能を使用するようになるとアイブス氏は予測しています。

「AIの成長の真の変曲点」は2025年度に

AIの利用は2024年度に顕著に増加すると思われますが、「AIの成長の真の変曲点」を迎えるのは2025年度であり、これは、今後3~6カ月で価格設定、ベータ版顧客、ユースケースが展開されるからです。その結果、2025年度までにマイクロソフトの売上高はさらに最大200億ドル増加する可能性があります。

「1995年の瞬間」の再来か

アイブス氏によれば、投資家にとっての朗報は、クラウドとAIの成長の次の波がまだマイクロソフトの株価に織り込まれていないことであり、またAIの機会の重要性を過小評価すべきではないことです。「これは『1995年の瞬間』であり、90年代半ばのインターネットの始まり以来見られなかった変革的なテクノロジー投資の波が到来し、AIがテックセクターに押し寄せつつあります」とアイブス氏は述べています。

このため、アイブス氏はマイクロソフトの目標株価を400ドルから425ドルに引き上げました。これは、今後12カ月で13%の上値余地を示唆しています。レーティングは「アウトパフォーム(=買い)」を維持しています。

ウォール街のアナリストも、ほぼ全員がアイブス氏に同意しています。アナリストレーティングは、「買い」が30人、「中立」が1人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価は409.62ドルで、今後12カ月で9%の上値余地を示唆しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Microsoft Stock Is Heading to $425, Says Daniel Ives原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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