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アナリストによる「マグニフィセント・セブン」ETFベスト2、15%超の上値余地

ストーリーハイライト

アナリストによれば、今後1年間で15%超の上昇が期待できるマグニフィセント・セブン関連ETF(上場投資信託)をご紹介します。

マグニフィセント・セブンとも呼ばれる、アップル (AAPL)、アマゾン (AMZN)、マイクロソフト (MSFT)、メタ・プラットフォームズ (メタ)、アルファベット (GOOGL)、テスラ (TSLA)、エヌビディア (NVDA) のメガキャップ・テック株は、力強い上昇を見せています(このところ、テスラとアップルの株価は低迷しています)。これらの高パフォーマンス企業へのエクスポージャーを求める投資家は、個別銘柄を選ぶ代わりにETFを検討できます。MGKとXLGは、上記7銘柄への大きなエクスポージャーを持つETFで、アナリストは今後1年間で15%以上の上昇可能性を予想しています。

ウォール街のアナリストがこの2つのETFについてどう考えているか見てみましょう。

バンガード米国メガキャップ・グロースETF(MGK)

MGKは米国籍のETFで、CRSP米国メガキャップ・グロース・インデックスに連動する投資成果を目指します。運用資産は183億ドルで、テック大手7社がポートフォリオの約60%を占めています。

注目すべきことは、このETFの経費率は0.07%と非常に低いことです。さらに、MGK ETFは過去6カ月間で18.4%のリターンを創出しています。

TipRanksによれば、MGKのコンセンサス評価は「強気買い」です。これは、ポートフォリオに保有する各銘柄のコンセンサス評価に基づいています。保有81銘柄のうち、71銘柄が「買い」、10銘柄が「中立」です。MGK ETFの平均目標価格321.76ドルは、今後12カ月で20.13%の上値余地を示唆しています。

インベスコS&P500トップ50 ETF (XLG)

XLGは米国籍のETFで、S&P500指数(SPX)の構成銘柄のうち、時価総額加重で上位50銘柄に投資するS&P500トップ50 ETFインデックスに連動する投資成果を目指します。XLGの運用資産は40億ドルで、マグニフィセント・セブン銘柄がポートフォリオの約50%を占めています。

XLG ETFの経費率も0.2%と低いです。同ETFの過去6カ月間のリターンは18%超です。

TipRanksによれば、XLG ETF のコンセンサス評価は「強気買い」です。保有55銘柄のうち、48銘柄が「買い」、7銘柄が「中立」です。XLG ETFの平均目標価格46.93ドルは、今後12カ月で17.79%の上値余地を示唆しています。

結論

投資家は、MGKとXLGへの投資により、テックセクターの成長ポテンシャルを捉えることができるでしょう。これらのETFはどちらも費用対効果が高く、流動性が高いため、投資家は機動的にETFを売買できます。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、MGK, XLG: 2 Best “Magnificent Seven” ETFs with Over 15% Upside, According to Analysts原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
米国株投資の銘柄分析はTipRanks
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