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アナリストによる、上値余地を秘めたS&P500指数連動ETF2銘柄

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この記事では、今後1年間に約9%の上昇ポテンシャルを持つ2つのS&P500指数連動 ETF(上場投資信託)である、「iシェアーズ・コアS&P500 ETF (IVV)」と「バンガードS&P 500 ETF (VOO)」を詳しく見てみます。

S&P500指数(SPX)は史上最高値を更新し、堅調な強気相場を示しています。さらに、最近の良好な経済データと底堅い消費者心理は、市場の継続的な成長の可能性を示唆しています。したがって、投資家はS&P500指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指すS&P500 ETFへの投資を検討できるでしょう。TipRanks ETFスクリーナーを使用して、上昇の可能性があるそのようなETFを2つリストアップしました。IVVとVOOです。

ウォール街がこの2つのETFについてどう考えているか見てみましょう。

iシェアーズ・コアS&P500 ETF(IVV)

IVV ETFは、運用資産額で米国第2位の上場投資信託です。運用資産額は4,296億6,000万ドル(約64兆円)で、上位10銘柄がポートフォリオの32.16%を占めています。ETFの経費率が0.03%と低いのも心強いです。IVV ETFは過去1年間で22.2%のリターンを創出しました。

TipRanksでは、IVVのコンセンサス評価は「中程度の買い」です。これは、ポートフォリオで保有する各銘柄のコンセンサス評価に基づいています。保有503銘柄のうち、387銘柄が「買い」、106銘柄が「中立」、10銘柄が「売り」です。IVV ETFの平均予想価格545.87ドルは、今後12カ月で9.1%の上昇の可能性を示唆しています。

バンガードS&P500 ETF (VOO)

VOO ETFは米国で運用資産額第3位の上場投資信託です。運用資産額は3,975.5億ドルで、上位10銘柄がポートフォリオの30.81%を占めています。経費率は0.03%でIVVと同じです。VOO ETFは過去1年間で23.3%上昇しています。

VOO ETFのコンセンサス評価は「中程度の買い」です。これは、保有505銘柄のうち、387銘柄が「買い」、108銘柄が「中立」、10銘柄が「売り」に基づいています。VOO ETFの平均予想価格の499.50ドルは、今後12カ月で9.1%の上値余地を示唆しています。

結論

S&P 500 ETF には、大企業へのエクスポージャー、低コスト、長期的な成長機会など、いくつかの恩恵があります。さらに、これらのETFは流動性が高いため、投資家はリターンを放棄することなく簡単にETFを売買できます。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、2 S&P 500 ETFs with Upside Potential, According to Analysts原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
TipRanksの専属編集者兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
米国株投資の銘柄分析はTipRanks
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