ストーリーハイライト
上場投資信託(ETF)は、株式やその他の資産に分散投資する費用対効果の高い方法です。さらに、ETF自体の価格は低いため、資金が少ない投資家にとってもETFは魅力的です。TipRanks ETFスクリーナーを活用して、金鉱セクター企業に特化した米国籍のETFを選びました。SGDMとGDXJはそのような2つのETFで、今年約30%の上昇可能性があります。
この2つのETFについて、ウォール街はどう考えているのか探ってみます。
スプロット・ゴールド・マイナーズETF(SGDM)
スプロット・ゴールド・マイナーズETFは、Solactive Gold Miners Custom Factors Indexに連動する投資成果を目指します。この指数は、カナダと米国の取引所に上場している大型金鉱株で構成されています。SGDMの運用資産は2億3,404万ドルで、上位10銘柄がポートフォリオの66.38%を占めています。さらに、このETFの現在の配当利回りは1.41%です。経費率は0.50%です。
TipRanksによれば、SGDMは「中程度の買い」のコンセンサス評価を得ています。これは、ポートフォリオに保有する各銘柄のコンセンサス評価に基づいています。保有34銘柄のうち、27銘柄が「買い」、6銘柄が「中立」、1銘柄が「売り」です。平均目標価格の32.23ドルは、今後12カ月で30.5%の上値余地を示唆しています。過去6カ月では3.2%下落しています。
ヴァンエック中小型金鉱株ETF (GDXJ)
ヴァンエック中小型金鉱株ETFは、金と銀の採掘に従事する中・小型企業で構成されるMVIS Global Junior Gold Miners指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指します。GDXJの運用資産は44.6億ドルで、上位10銘柄がポートフォリオの44.25%を占めています。このETFの現在の配当利回りが0.73%で、経費率は0.52%です。
TipRanksによれば、GDXJは「中程度の買い」のコンセンサス評価を得ています。保有する93銘柄のコンセンサス評価は、69銘柄が「買い」、22銘柄が「中立」、2銘柄が「売り」です。平均目標価格の48.35ドルは、今後12カ月で30%の上値余地を示唆しています。ETFは過去6カ月で4.8%上昇しました。
結論
ETFへの投資は、分散投資となり、事前に定義されたインデックスに連動することでパッシブ運用となるため、個別株式と比べてリスクプロファイルが低くなります。さらに、SGDM と GDXJ ETF の素晴らしい上昇余地により、投資家の注目を集める可能性があります。
本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、GDXJ and SGDM: 2 Gold Miners ETFs with Solid Upside Potential原文の翻訳を中心にまとめています。
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