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「配当貴族」銘柄のエンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ:アナリストは強気

ストーリーハイライト

高配当株は、定期的な受動的収入(インカム)を求める投資家にとって有効な選択肢で、エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ(NYSE:EPD)はその最有力候補の一つです。テキサス州ヒューストンを本拠とする同社は、石油・天然ガス生産企業にミッドストリーム(中流部門)エネルギー・サービスを提供し、配当支払いおよび増配で輝かしい実績を誇っています。同社は25年連続で増配してきており、「配当貴族(25年以上連続で増配している企業)」の称号を得ています。際立っているのは、ウォール街のアナリストも同社の見通しについて強気であることです。

この配当貴族がなぜ堅実な高配当株なのか、その理由を掘り下げてみましょう。

安定的事業を展開し、信頼できる配当株

エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズが信頼できる配当株である第一の理由は、配当支払いと増配の持続性です。同社は、提供する製品・サービスへの安定的な需要により一貫して力強い財務を維持しており、その結果、配当および増配を通じて株主へのリターンを高めています。

同社は米国において、天然ガス、天然ガス液(NGL)、原油などのパイプラインシステムを運営し、貯蔵タンクやターミナル施設も保有しているので、コモディティの価格変動に大きく左右されず、安定的な事業を展開しています。

今年初め、同社は、四半期配当を前年同期比5.3%増の1株当たり0.50ドルに引き上げました。同社は25年連続で増配しており、その年平均成長率は7%です。堅実な配当成長の歴史に加え、同社は7.62%という魅力的な配当利回りを提供しており、強気な見方を裏付けています。

エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ株の見通しは?

前述の通り、ウォール街のアナリストはエンタープライズ・プロダクツ・パートナーズの見通しに強気です。過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が7人、「中立」が2人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の31.78ドルは、今後12カ月で22.32%の上値余地を示唆しています。

結論

高配当と堅実な増配の歴史を持つエンタープライズ・プロダクツ・パートナーズは、魅力的な配当株です。さらに、分散された資産、高成長プロジェクトへの投資、サービスへの安定的な需要は、今後の配当支払いに期待できます。これはアナリストのコンセンサス評価「強気買い」にも反映されています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Enterprise Products Partners (NYSE:EPD): A Dividend Aristocrat Stock Analysts Love原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
TipRanksの専属編集者兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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