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キャシー・ウッド氏、エヌビディア株を一部売却:第4四半期決算発表を前に

ストーリーハイライト

ヘッジファンド・マネジャーのキャシー・ウッド氏は、エヌビディア(NASDAQ:NVDA)株の上昇に乗じています。ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によれば、同氏は第4四半期決算を前に、エヌビディア株を売り続けています。

注目すべきは、エヌビディア株が年初来で47%近く上昇していることです。さらに、1年間で約252%の上昇となっています。同社は、2月21日の市場クローズ後に2024年第4四半期決算を発表します。

ウッド氏、「今後は競争激化と在庫調整が課題に」

ウッド氏はジャーナル紙に対し、エヌビディアは人工知能(AI)分野のリーダーであると語っています。しかし、エヌビディアは循環株であると考え、今後は競争の激化と在庫調整が課題になると予想しています。ウッド氏は最近、エヌビディア株を約450万ドル相当売却したことを認めています。

アナリストによる目標株価の引き上げ相次ぐ

ウッド氏がエヌビディア株を売却する一方で、アナリストは同社の見通しについて楽観的で、複数のアナリストが目標株価を引き上げ、強気のスタンスを維持しています。

2月16日、ウェドブッシュのアナリストは、目標株価を600ドルから800ドルに引き上げました。さらに、ウェルズ・ファーゴは、目標株価を675ドルから840ドルに引き上げました。同時に、オッペンハイマーは目標株価を650ドルから850ドルに引き上げました。これらのアナリストは、エヌビディアが堅調な収益を上げ、通年で有望な見通しを示すと予想しています。

第4四半期決算のコンセンサス予想

アナリストは、エヌビディアの売上高が203億7,000万ドルに達し、前年同期の60億5,000万ドルから大幅に増加すると予想しています。AIコンピューティングの需要に牽引されたデータセンター事業の力強い勢いが、同社の売上高成長を支えるとみています。

売上高の大幅増により、第4四半期の利益は恩恵を受ける見込みです。ウォール街は、第4四半期のEPS(1株当たり利益)を4.59ドル(前年同期は0.88ドル)と予想しています。

エヌビディア株の目標株価は?

TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が37人、「中立」が3人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。しかし、株価が大幅に上昇しているため、平均目標株価の746.91ドルは、今後12カ月で2.86%程度の上値余地を示唆しています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Cathie Wood Is Selling Nvidia (NASDAQ:NVDA) Stock, Ahead of Q4 Print原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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