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ウォール街証券会社による今買うべきビットコイン関連株とは

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ビットコインは、3月5日に史上最高値の69,170.63ドルを一時的に更新し、現在66,000ドル前後で取引されています。そして今後も急騰が続きそうです。

米証券会社バーンスタインのアナリスト、Gautam Chhugani氏は、この大きな節目の達成について多くの報道がなされている一方で、このような急上昇に関連する1つの顕著な感情、つまり「熱狂」が欠けていると指摘しています。これは望ましいことと言えるでしょう。

現在のサイクルでビットコイン15万ドルを予想

Chhugani氏は次のように述べています。「私たちは依然として、ビットコインがこのサイクルで15万ドルになると見ています。2021年の高値、2022年の崩落を経て、2023年にわずかな希望の光がありました。ビットコインの安値から400%の上昇にもかかわらず、ビットコインに疑念を抱いている人が多く、価格動向は多くのビットコイン弱気派を動揺させる可能性があります」

今回の上昇の大きな違いは、ビットコインがついに体制側からお墨付きを得ていることです。筋金入りのビットコイン狂信者は、ビットコインが金融の主流に対抗する通貨として誕生したという事実の皮肉を熱心に指摘するでしょう。しかし、冷厳な事実は、最近承認されたビットコイン現物ETFが大成功を収めていることです。

ビットコイン供給量に限り、上昇のみの価格の方向性

ビットコインの供給量は最大2,100万コインに設定されているため、その合計が採掘されると、これ以上流通することはなく、利用可能な供給量には限りがあります。そして、Chhugani氏が指摘するように、「供給が限られているデジタル商品に対してETFの資本プールを開放した場合、価格の方向性は上昇しかありません」。

ビットコイン現物ETFは発売以来、1日2億ドル/ビットコインのペースで積み上がっています。一方、取引所やOTCデスクでは、ビットコインの供給量は史上最低水準にあり、ビットコインの採掘供給量は約50日で半分になろうとしているため(4月20日に採掘報酬が半減の予定)、状況はおそらくさらに極端になるでしょう。

言うまでもなく、ブラックロックのビットコイン現物ETFは、ETF史上最速で運用資産100億ドルを突破しました。ETFの成功は、「金融市場のエコシステム全体にポジティブな波及効果をもたらす」とChhugani氏は述べています。半減期が間近に迫る中、アナリストはこの先さらなるビットコイン上昇を見込んでおり、2024年は「仮想通貨の画期的な転換の年」になると予想しています。

マイナーを通じたビットコインへのエクスポージャーを推奨

では、株式市場参加者はこの展開にどのように備えるべきでしょうか?Chhugani氏はそれについて一般的かつ具体的な考えを、次のように述べています。「私たちは、ビットコインマイナーを通じて、ビットコインへのエクスポージャーを取ることをお勧めします。そういった企業は、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)拡大および強気サイクルに向けた市場マルチプルの成長によって、ビットコインよりも高いベータを提供する可能性があるためです」

Chhugani氏はバーンスタインのピックとして、ライオット・プラットフォームズ (NASDAQ:RIOT)とクリーンスパーク (NASDAQ:CLSK)を挙げ、次のように述べています。「私たちは、両企業を、強力な運用優位性(セルフマイニング)、低生産コスト(低電力コスト)、高い流動性、バランスシートの柔軟性を備えた市場シェア統合企業として選好しています」

下のチャートはライオット(水色)とクリーンスパーク(青)の株価上昇率比較です。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Target (NYSE:TGT) Blasts Up Over 12% on New Subscription Plan原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
TipRanksの専属編集者兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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