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トップ・ヘッジファンドマネージャーが選好する金融株3銘柄

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TipRanksのエキスパートセンターでは、投資家が一流の金融専門家の投資判断を追跡することができます。今回は、トップ・ヘッジファンドマネージャーのポートフォリオをご紹介します。

世界経済における金融セクターの重要性を考えると、投資家は、ゴールドマン・サックス・グループ(NYSE:GS)、マスターカード(NYSE:MA)、ビザ(NYSE:V)などの金融株への投資を検討できるでしょう。これらの銘柄は、米国の主要ヘッジファンドであるMarshfield Associatesの5つ星ファンドマネージャーであるChristopher Niemczewski氏のポートフォリオの中で、金融株のトップ3を占めています。

TipRanksの「トップ・ヘッジファンドマネージャー」では、投資の成功率、平均リターン、取引の重要性に基づいてプロフェッショナルをランク付けしています。現在、Niemczewski氏は、483名のマネージャーの中でトップです。

2013年6月以来、Niemczewski氏のポートフォリオは467.74%のリターンを上げ、過去12カ月の平均リターンは18.85%です。同氏の投資の大半は消費循環セクター(42.03%)に集中しており、次いで金融セクター(37.36%)です。

3金融株についてさらに掘り下げます。

ゴールドマン・サックス・グループ

ゴールドマン・サックスは世界的な投資銀行および金融サービス会社です。Niemczewski氏のポートフォリオの6.46%を占めています。

先週、ウェルズ・ファーゴのアナリスト、Mike Mayo氏はゴールドマン・サックスの目標株価を390ドルから393ドルに引き上げ、「買い」レーティングを維持しました。

TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が11人、「中立」が5人で、コンセンサス評価は「中程度の買い」です。平均目標株価の388.87ドルは、今後12カ月で2.2%の上値余地を示唆しています。年初来では13.4%上昇しています。

マスターカード

マスターカードは、決済テクノロジーと関連サービスを専門とする多国籍金融サービス企業です。Niemczewski氏のポートフォリオの4.72%を占める銘柄です。

12月12日、ジェフリーズのアナリスト、Surinder Thind氏は、マスターカードの目標株価を425ドルから480ドルに引き上げ、「買い」レーティングを維持しました。

過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が23人、「中立」が2人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の455.87ドルは、今後12カ月で8.9%の上値余地を示唆しています。年初来で21.4%上昇しています。

ビザ

ビザは、世界中の電子資金移動や決済を促進する多国籍金融サービス企業です。Niemczewski氏のポートフォリオの4.65%を占める銘柄です。

先週、UBSのアナリスト、Tim Chiodo氏は、「買い」レーティングを維持し、目標株価を295ドルから305ドルに引き上げました。

TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングは「買い」が18人、「中立」が3人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の281.74ドルは、今後12カ月で9.2%の上値余地を示唆しています。年初来で25.4%上昇しています。

結論

Niemczewski氏が顕著なリターン創出に成功していることは、彼のポートフォリオ配分戦略の有効性を裏付けており、十分な情報に基づいた投資判断を求める投資家にとって貴重な参考資料となっています。さらに、投資家は長期投資戦略のために、エキスパートセンターやスマートスコアといったTipRanksの他の貴重なツールの活用を検討できます。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、GS, MA, V: Top Hedge Fund Expert Favors These 3 Financial Stocks原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
TipRanksの専属編集者兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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