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アナリストによる、今買うべき配当株ベスト3(2024年5月)

ストーリーハイライト

魅力的なリターンを求める投資家は、定期的に配当を出し、アナリストの支持を集めている3銘柄を検討してみてはいかがでしょうか。アレス・キャピタル、シックス・ストリート・スペシャルティ・レンディング、アライアンス・バーンスタインは、ウォール街のアナリストが推す2024年5月に購入すべき配当株ベスト3です。

TipRanksの「ベスト配当株」ツールを使って、セクター平均を上回る配当利回りを誇り、アナリストに高く支持されているこれら3銘柄を特定しました。さらに良いことに、3銘柄ともTipRanksのスマートスコアは「パーフェクト10」で、これら銘柄のパフォーマンスが長期的に広範な市場を上回る可能性が高いことを示唆しています。

ポートフォリオの分散と定期的なインカム獲得に有望な配当株投資

配当株への投資は、ポートフォリオの適切な分散と定期的なインカム(配当収入)を得るための最良の選択肢の1つです。配当株企業は通常、確立された事業ラインと一貫した財務実績を持ち、それが配当支払いを支えています。

1位 アレス・キャピタル・コーポレーション (Ares Capital Corp., NASDAQ:ARCC)

アレス・キャピタルは、全米の未上場中堅企業にダイレクトローンやその他の投資(シニアデットおよび株式)を提供する専門金融会社です。投資適格格付け企業のみに投資しているため、投資家にとって魅力的な経常的インカムとキャピタルゲイン(株価上昇で得られる利益)の創出が可能になっています。

アレスは1株当たり0.48ドルの普通配当を四半期ごとに支払い、配当利回りは8.99%と高いです。2024年第1四半期の総投資収入は前年同期比13.4%増でした。コアEPS(一株当たり利益)は前年同期比2セント増の0.59ドルでした。

重要なのは、フェアバリュー(公正価値)のポートフォリオ投資が2023年末と比べて1.1%増の231億2000万ドルに増加したことです。

ウォール街の見方は?

TipRanksによれば、アレス・キャピタルの過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が7人、「中立」が2人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の21.94ドルは、今後12カ月で2.8%の上値余地を示唆しています。過去1年間で株価は13%上昇しています。

2位 シックス・ストリート・スペシャルティ・レンディング (Sixth Street Specialty Lending, NYSE:TSLX)

シックス・ストリート・スペシャルティ・レンディングは、複雑なビジネスモデルを持つ米国籍の中堅企業に柔軟な融資を行う特殊金融会社です。主にシニア有担保ローンを提供していますが、メザニンローン(シニアローンに劣後するローン)や無担保ローン、社債や株式への投資も行っています。

シックス・ストリートの現在の配当利回りは8.48%で、魅力的です。同社は、1株当たり0.46ドルの第2四半期通常配当と0.06ドルの第1四半期追加配当を発表しました。2024年度第1四半期の総投資収入は前年同期比22.1%増と急増しましたが、調整後EPSは22.4%減の0.52ドルでした。

一方、2024年3月31日現在のフェアバリューでの投資額は15.8%増の33.8億ドルでした。

シックス・ストリート・スペシャルティ・レンディング株は「買い」か?

TipRanksによれば、シックス・ストリート株の過去3カ月間のアナリストレーティングは、5人全員が一致して「買い」で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の22.70ドルは、今後12カ月で5.1%の上値余地を示唆しています。株価は過去1年間で18%上昇しています。

3位 アライアンス・バーンスタイン (AllianceBernstein Holding LP, NYSE:AB)

アライアンス・バーンスタインは、個人投資家から大手機関投資家まで幅広い顧客に資産運用とプライベート・ウェルス・マネジメント・ソリューションを提供するグローバル投資会社です。

2024年についてはこれまで1.50ドルの配当を出しており、5月3日には1株当たり0.73ドルの直近配当を払っています。現在の配当利回りは7.97%です。

2024年第1四半期の収入は前年同期比7.8%増の11億ドル、調整後EPSは同10.6%増の0.73ドルでした。四半期末時点の運用資産は 7,587億ドルに達し、2023年3月31日比で12.2%増加しています。

ウォール街の見方は?

TipRanksによれば、アライアンス・バーンスタイン株の過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が3人、「中立」が1人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の40.25ドルは、今後12カ月で20.2%の上値余地を示唆しています。過去1年間では、株価は3.7%下落しています。

終わりに

投資家は、ポートフォリオのリターンを高め、キャピタルゲインを実現するために、上記の3つの配当銘柄を検討できます。この3銘柄のコンセンサス評価は「強気買い」で、TipRanksスマートスコアは「パーフェクト10」であり、非常に有望な投資であることを示唆しています。

免責事項

ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、3 Best Dividend Stocks to Buy in May 2024, as per Analysts原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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