
トップアナリストによる今買うべき3銘柄(2024年11月5日)
2024年11月6日 Masuko Takashi
カナダに本社を置くサンオプタは、オーガニック、非GMO(遺伝子組み換え作物)の植物・果実を原料とする食品・飲料製品の調達、加工、製造を専門としています。同社の製品は小売、購買クラブ、フードサービス、eコマースの各チャネルで販売されています。
2024年第1四半期の継続事業からの調整後EPS(1株当たり利益)は0.02ドルで、コンセンサス予想の0.03ドルを下回りました。しかし売上高は前年同期比18%増の1億8,280万ドルとなり、コンセンサス予想の1億6,890万ドルを上回りました。
サンオプタは、継続的な需要の勢い、業務効率化、堅調な事業機会のパイプラインに基づき、2024年通期ガイダンスを上方修正しました。売上高を6億8,500万ドル~7億1,500万ドルの範囲に、調整後EBITDAの成長率を前年比で12%~17%と予想しています。
TipRanksによれば、サンオプタ株の過去3カ月間のアナリストレーティングは、6人全員が「買い」で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の10ドルは、今後12カ月で80.5%の上値余地を示唆しています。過去1年間で株価は25.2%下落しています。
米国を本拠とするダーリン・イングリーディエンツは、畜産業および食品産業から原料を収集し、持続可能な高品質の脂肪やタンパク質に加工します。そして同社製品は動物の飼料や作物の栄養として使われます。
2024年第1四半期の売上高は前年同期比20.7%減の14億2,000万ドルで、アナリストのコンセンサス予想(14億8,000万ドル)をわずかに下回りました。希薄化EPSは前年同期比半減以上の0.50ドルで、コンセンサス予想の0.51ドルを下回りました。同社は、減益の理由として、脂肪価格の顕著な下落と再生可能燃料合弁会社ダイヤモンド・グリーン・ディーゼル(DGD)の収益低迷を挙げています。
ダーリング・イングリーディエンツは現在、利益率改善のため、購入プロセスの調整と営業コストの削減を行っています。今後については、経営陣は中核事業である特殊原料事業の回復を楽観視しており、DGD部門の業績も改善すると見込まれています。全体としては、同社は2024年通期の堅調な業績を予想しています。
TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が10人、「中立」が2人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の62.58ドルは、今後12カ月で45.5%の上値余地を示唆しています。株価は過去1年間で33.5%下落しています。
生活必需品株セクターの企業は、それほど高い成長率や収益性を誇るわけではありません。しかし通常、前年との比較で安定した売上高を上げ、着実な利益を上げ、配当も支払う傾向があります。さらに、生活必需品株は一般的にボラティリティが低いです。生活必需品株でポートフォリオの分散を検討している投資家は、十分に調査した上で上記の3社を検討できるでしょう。
本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、3 Best Consumer Staples Stocks to Buy in May 2024, as per Analysts原文の翻訳を中心にまとめています。
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