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アナリストが注目する「強気買い」配当貴族株2銘柄

ストーリーハイライト

「配当貴族」とは、25年以上にわたり一貫して増配を続けている企業のことで、投資家にとって信頼できる安定した収入源となります。コルゲート・パルモリーブ(Colgate-Palmolive, NYSE:CL)とコカ・コーラ(Coca-Cola Co., NYSE:KO)は、優れた配当実績を誇るそのような2銘柄です。さらに、ウォール街のアナリストはこの2銘柄に強気です。

それでは、この2つの配当貴族銘柄を詳しく見ていきましょう。

コルゲート・パルモリーブ株は「買い」か?

コルゲート・パルモリーブは、オーラルケア、パーソナルケア、ホームケア、ペット栄養製品を提供する世界的な消費財企業です。同社は過去61年間増配してきた素晴らしい配当実績を持っています。さらに、配当利回りは2.07%で、セクター平均(2.125%)を上回ります。

強力な市場地位と広範なグローバル展開により、同社はプレミアム製品において高い価格をつけることが可能です。さらに、ペットフード製品業界での存在感を高めている同社の取り組みは、売上高成長を促進させると予想されます。

ウォール街の見方は?

TipRanksによれば、コルゲート・パルモリーブ株の過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が12人、「中立」が4人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の97.87ドルは、今後12カ月で4.14%の上値余地を示唆しています。同社の株価は過去6カ月間で22.5%上昇しています。

コカ・コーラ株は「買い」か?

コカ・コーラは、主力商品の「コカ・コーラ」をはじめ、様々な飲料で知られる世界的企業です。同社は61年連続で増配しています。また、配当利回りは2.92%で、投資家にとって魅力的です。

ソーダ系飲料にとどまらず、ジュース、コーヒー、紅茶、乳製品、水などのカテゴリーに拡大する同社の取り組みは有望です。さらに、デジタル機能を強化する投資を進めており、効率性の向上が期待されます。

ウォール街の見方は?

TipRanksによれば、コカ・コーラ株の過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が12人、「中立」が3人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の67.64ドルは、今後12カ月で5.44%の上値余地を示唆しています。株価は過去6カ月で10.1%上昇しています。

結論

コルゲート・パルモリーブとコカ・コーラの「配当貴族」としての地位は、定期的かつ成長する配当で株主に報いるという両社のコミットメントを反映しています。さらに、ウォール街アナリストの強気な見方は、両銘柄への確信をさらに高めています。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、CL, KO: 2 “Strong Buy” Dividend Aristocrat Stocks, According to Analyst原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
米国株投資の銘柄分析はTipRanks
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